Interlagos (インテルラゴス)でのラップ記録樹立
ヴァイザッハパッケージ付きのポルシェ・タイカンターボGTは、今まですでに以下でそれぞれ新ラップ記録を樹立されてきています:
- ニュルブルクリンク北コース
- ラグナセカ
- 上海国際サーキット
そして今回さらに4つめの大陸で4つめとなる新ラップ記録をサンパウロのインテルラゴスにて達成されたとのこと。

インテルラゴス・サーキットは高速セクションとテクニカルセクションの両方を備えた、高低差も大きい多くの挑戦を求められるコースだそうですが、そこでもタイカンターボGTヴァイザッハパッケージは素晴らしい走りを見せられたわけですね^^
ちなみにインテルラゴス・サーキットの正式名称はアウトドローム・ホセ・カルロス・パーチェ(Autodrome José Carlos Pace)で、ブラジルでのF1やFIA耐久選手権(WEC)の開催地であり、またアイルトン・セナ氏が活躍したことで世界的に知られたサーキットです。

タイカンターボGT ヴァイザッハパッケージが持つ4大陸での4つの記録一覧
というわけで現在、タイカンターボGTがラップ記録を更新した4大陸とコースは以下の通りとなりました:
大陸 | 国 | 都市 | サーキット |
ヨーロッパ | ドイツ | ニュルブルク | ニュルブルクリンク北コース (Nürburgring Nordschleife) |
北アメリカ | アメリカ | モントレー | ラグナセカ (WeatherTech Raceway Laguna Seca) |
アジア | 中国 | 上海 | 上海国際サーキット (Shanghai International Circuit) |
南アメリカ | ブラジル | サンパウロ | インテルラゴス (Autódromo José Carlos Pace :Interlagos) |
最新の記録はIMSAチャンピオンに3度、デイトナ24時間レースで3度優勝されているというFelipe Nasr氏が2025年2月5日に4.3kmのインテルラゴス・サーキットにて『1:42.1』のタイムを記録されたもの。

この新しいラップタイムは2022年にタイカン・ターボSが記録した「1:49.8」を8秒近く縮めただけでなく、911ターボSが以前に記録した量産車でのラップレコードである「1:43.087」を1秒弱上回る速さ。
メインストレート直前の「Curva do Café」前の上り坂でアタックモードを使用したところコーナーの終わりまでにタイカンターボGTの速度は時速272㎞にまで達したとのこと。

ポルシェ・ペンスキーモータースポーツチームのドライバーさん曰く、タイカンターボGTのステアリングは低速コーナーでも非常に正確、かつ急ブレーキをかけても安定していたとのことで、バランス、グリップ、まさにパフォーマンスマシン。
今回の新記録樹立の目標はブラジル市場での新しいタイカンモデルシリーズのデビューに間に合うように、このモデルシリーズの強みを示したいということであったそうです。

次はどこかな
さて、こうしてタイカンターボGTは「4つ目の大陸で記録を樹立」となったわけですから、ポルシェとしてはまだまだ他の大陸でも記録を作っていきたいと考えられているのではないかと思います。
残される大陸は3つ。『アフリカ、オセアニア、南極大陸』。

アフリカとオセアニアでは何とか記録樹立を目指してチャレンジされそうな気もしますが、さすがに最難関と思えるのは南極大陸。なんといってもサーキットがない(笑)。
南極だけは「南極大陸でタイカンターボGTが氷上ドリフトでギネス記録を更新」とかにして、一応「タイカンターボGTが全7大陸でそれぞれ記録を樹立」とされるのかもしれません。
なーんてね^^

出典:(公式)Taycan sets a new lap record for electric cars at Interlagos
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