海面下540.8mから高度4,842.967mという高低差を移動
J.F Musial氏と彼のチームは、普段自動車関係の映画やテレビ番組の製作をされている方々。
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今回このチームが新たな挑戦をされたそうで、それが「ポルシェタイカンクロスツーリスモで地下深くから高い山の頂上までを走る」というもの。
つまりは高低差への挑戦。
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33時間48分の間にアメリカ国内で車でアクセスすることが出来る「最も低い地点」から「最も高い地点(の1つ)」まで、垂直距離にして約5キロという距離を移動(というか上下^^?)することを試みたとのことで、それを達成する為の移動距離は2,250キロ…その間に車をストップさせたのは人と車が充電する時のみとのこと。
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…って書くと、なかなか凄いなと思ったのですが、いやいや待って。
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何気に先日、私も夫と2人で北海道を走ってきたのですが(今度書きますね)、ドライバー2人で40時間で2,100キロを走ってきたので、何気に私たちも凄いのでは?と思ってみたり(笑)。高低差はそんなにありませんでしたが~^^
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話がそれちゃった。
今回このチームがなぜこんなことをしてみようかと思ったかの原動力は「好奇心」とのことで、うーん、わかるな~。
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やっぱり同じく40時間で2,100キロ走った身としては「好奇心」とか「遊び心」が様々なことの最大の原動力になるのではとまさに実感しているところです^^
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ミシガン州イーグルマイン (Eagle Mine)
アメリカで最も低い地点は海抜86メートルに位置するデスバレーのバッドウォーター・ベイシン。
ここよりさらに深い地点からスタートしたいと考えたチームは、地下を目指します。それがミシガン州のイーグルマイン。
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彼らがこの挑戦で目指した「車で行くことが出来る最も低い地点」はニッケルや銅の鉱山の地下深くで、通常は専用の鉱山車両が使用する傾斜路を降りて地下へ行くというもの。
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タイカンクロスツーリスモは四駆の完全なる電気自動車で、車高を上げオフロード対応が可能なのでこの傾斜路を降りトンネル自体に入ることが出来るというその鉱山の基準を満たしたそう。
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厳格なセーフティトレーニングの後、チームは発掘現場の最深部である海面下540.8メートルという深さまでのアクセス許可をされ、その深さまでタイカンクロスツーリスモを走らせました。
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コロラド州パイクスピーク (Pikes Peak)
鉱山を出たあとは続いて「最も高い場所」へと向かったタイカン。
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その場所がコロラド州のパイクスピーク。頂上は4,302メートル地点。
ここはその名を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、このパイクスピークは今年で100回目となるヒルクライムが開催されることで有名な場所。
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タイカンはさきほどの鉱山の地底から1度も地面から離れることなく走り続け、今度はそこから4,842.967メートルをあがっていくことに。
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この旅は3つのグループのドライバーが連携して運転し、ギネス世界記録に認められるよう、その要件を満たす為にアナログの高度計や、別途密閉されたGPSデバイスでルートや高度をモニターしたりしながら進めたとのこと。
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雪といった天候問題もあって色々と大変だったようです。
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パイクスピークをドライブしたのは日本人
そしてそしてなんと!
最後のパイクスピークを頂上までタイカンを走らせたドライバーさんは日本人の方。
その方こそ2020年パイクスピークインターナショナル・ヒルクライムのクラス優勝者である吉原大二郎さん。
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この時の山の天気はひどい雪となったそうですが奇跡的にその合間をぬって頂上まで行くことが出来、無事に記録達成となったそうです。
タイカンクロスツーリスモも、チームもなかなか「持ってる」感じで良いですね^^!
それにしても、地下深くに佇むタイカンの姿がかっこよすぎません?
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凄い高低差を、特に車を改造することもなく標準のロードタイヤで走り抜けたポルシェタイカンクロスツーリスモ。ギネス記録認定されて良かったですね。
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そういえば「充電する場所に困った」とかそういうエピソードはまったく書かれていなかったのですが、その辺りは問題なかったのかな?
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何にしても、チームの皆さまお疲れ様でした^^
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出典:(公式) Three miles up: team sets extraordinary new altitude record
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