ボディの縦断面に直接取り付けることができる構造
ここのとろこタイカンクロスツーリスモについての内容が多いですが^^、今回はタイカンクロスツーリスモにつけられる自転車キャリアについてです。
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タイカンクロスツーリスモには重たいトレーラーヒッチを取り付ける設計はしないことにしたそうなのですが、それでも自転車はちゃんと運べるように設計されたとのこと。
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こちらについては、以前ポルシェがeBikeを発表された時にも少し触れています。
参照記事: ポルシェが新しく電気自転車を発売:ポルシェeBike
今回ポルシェのエンジニアがこのタイカンクロスツーリスモに取り付けられるリアキャリアについては、ボディの縦断面に直接つけることができる構造案をすでに特許申請済み。
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このリアキャリアについては、ナルドでの高速テストを含むタイカンクロスツーリスモの車両自体のテストプログラムにおいてもテストを重ねてきたとのことで、その素晴らしい安定性も実証済み。
ポルシェのこのリア自転車キャリアは、普通よりも取り付けられる位置がめちゃめちゃ低いとのことで、それにより空気抵抗が最小限に抑えられ、つまりはタイカンの航続距離への影響も少なくなるとされています。
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自転車キャリア組み立て方も簡単
リアキャリアの組み立ても非常にシンプル:
- リアエプロンから2つの小さなパネルを取り出す
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- サポートチューブを押し込んで45度回転させる
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- キャリアを所定の位置に配置、そこから3つのステップで展開
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…って、以上?
これだけでとりあえず設置完了となるそうです。とてもシンプルなうえ、1つ1つのステップがきちんと展開されていなければ、次のステップに進めないような設計になっているので安全。
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ポカヨケを採用
ここで紹介されていたのが「ポカヨケ」。このポカヨケをポルシェは今回採用しているとのことです。このポカヨケがなにかというと、こちらは「日本語」の言葉で、意味は以下の通り:
ポカヨケは、工場などの製造ラインに設置される作業ミスを防止する仕組・装置のこと。「ポカ」は囲碁や将棋で通常は考えられない悪い手を打つこと。ポカを除ける(回避する)がポカヨケの語源である。
ウィキペディア:ポカヨケ
自転車をキャリアの載せるのもとても簡単とのことで、通常はレールのクリアランスが20センチのところ、このキャリアでは38センチあるので、ハンドルバーとペダルが互いに邪魔にならず、取り付けが簡単。
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オプションでロールオンレールとスペーサーの利用も可能。スペーサーはすべてのフレーム形状の取り付けを可能にし、ブラケットの締め付けは制御されていることからカーボンフレームをより保護することにもなるとのこと。
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ちなみにキャリアを取り付けたままリアトランクにもアクセスは可能なまま。キャリアの折り畳みも、油圧ダンピングにより非常にエレガントに折りたたむことが出来るとのことです。
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アルミニウム合金、高張力鋼、繊維強化プラスチックの組み合わせにより、従来のリアキャリア&トレーラーという設計よりも約20キロ軽量化。
オプションで自転車3台までOK
3台目の自転車についても50キロの耐荷重…ですが、こちらはエクステンションキットがオプションで必要となり、このオプションは今後注文が可能になっていくとのことです。
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こちらが取り付け方が簡単にわかる動画となっています↓
出典: (公式)Rear bicycle carrier for the Taycan Cross Turismo: a weighty idea
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