今もまだ進められているケイマンGT4RS復活プロジェクト
スロベニアのオーナーのもとに納車されていた2023年型ポルシェ718ケイマンGT4 RS ヴァイザッハパッケージ。
その車は地下駐車場に停められていたとのことなのですが、車が納車されてからまだ1か月くらいしかたっていない時に物凄い嵐が来て大洪水が起こったとのことで、なんとケイマン水没。
洪水で水没と聞けば流されていったイメージをしてしまいそうですが、この時のケイマンの状況はそのような感じではなかったようで水の中で物凄い泥たちに埋め込まれていたような状態になってしまっていたそう。
そんな泥に埋まった状態で掘り起こされるまで3日間。
車がまだ生きていることを示す警告灯の点滅なども一切ない状態となってしまったケイマンは(たぶん)スクラップとしてフランクフルトに送られたとのこと。
しかしながら、この泥まみれ状態のケイマンはオンラインで販売されることになったようで、それを見つけたドイツのチューニングショップである『RS Dynamics』の創設者であるリカルドさん(Ricardo Sciascia氏)が購入。
彼はこの泥まみれとなってしまい動かなくなったケイマンを復活させるプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクト名は『Project Seacret』。Seacretってなんでしょ?シークレット(Secret)のスペルミスかな?とか思ったのですが、ショップのインスタなどを見に行っても「Seacret」となっていました。
このケイマン、2023年型で走行距離はまだまだたったの758キロで、ヴァイザッハパッケージ付き。
さらは水没といっても流されたりしていたわけではないので、何かにぶつかったりといった破損はなく、またプロテクションフィルムも施工されていたことから、カーボンファイバーとペイントも驚くほど良好。
復活させることが出来たら最高ですが…泥の中に沈んでいた3日間がどのくらい車に悪影響を与えているのかわかりません。
とにかく全てを分解し、泥を落とし綺麗にして元に戻していくようです。
ショップのインスタグラムで進捗状況を見ることが出来ます。
インスタには車内までシャンプー洗車するとか見たことのない光景などが。
まだまだほとんど走ることが出来ていなかったケイマンGT4 RS、綺麗に生き返らせてあげたいところです。
本当に復活するのかどうか楽しみにしたいと思います^^
出典:Project Seacret: Resurrecting A Submerged 471-Mile Porsche Cayman GT4 RS
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