先日、富士スピードウェイまで1人、都内から往復ドライブをしたということを書きました。
夫から(タイヤを交換するまでは)GT3での高速運転禁止令が出されていたにも関わらず、勝手にポルシェ911 GT3で楽しく走ってFSWに到着!
この日「夫の用事@富士スピードウェイ」があったので、それを見に行くことを「FSWまで走る言い訳」にしていた私ですが、ではその「用事」が何だったのかというと。
場所はここ。富士スピードウェイの本コースでもなければ、ショートコースなどでもなく、目的地はココ…「Parking 7」です!
いや~もう、以前イベントの時にFSW内の駐車場で迷った体験から、今では「何番の駐車場?」と軽く聞くだけで「あーあそこね」と、ささっと自分1人で行けちゃうようになったのだから、私にしては凄いものです。
※FSW内には駐車場番号の看板が出ているので、それ見れば普通に行けるんじゃないの?…と、思われるかもしれませんが、そういう「看板や案内図を見たら行ける」くらいの普通のレベルではない、非常~に地理・土地勘に関して、低~い、低~いレベルのところに私はいます(笑)。歩いていても、ありえないところで道に迷う…。
さて、この7番駐車場に入ると…数台の車たちがばらばらと端っこの方にとまっています。
お!発見。夫の日産フェアレディZもいました!!
またしても。先日の筑波サーキットでの練習と同じく、散水車で駐車場に作られたコースに水を撒き…
ウェット状態になったところを、とにかく皆さん何度も走りまくる!!
…という、色々な走行の練習ができる、砂子塾長開催の「砂子塾」への参加が今回の夫の用事でした。
もう、砂子塾長も、砂子塾の方も「この黄色のZが来る時は、あとから意味もなく、もれなく奥さん(私)が現れる」と、薄々感じとられているので、この時も私が行ったら「あーこんにちは!」と、暖かく迎え入れて下さいました。嬉しい^^。
たぶん「あ、やっぱりまた現れたな!」と思われていたに違いないと思うのですが。富士スピードウェイまでも来るのか!みたいな(笑)。
さて、砂子塾。走行練習の合間には座学での学びの場もあるようで、座学で頭で学び、続いて実践で走って身体で覚える…。
大変、身になるそうです。夫も参加させて頂いてから、自分でもかなり(自分なりに)良くなくっていることを実感できるんだそう。
確かにこんな広いところで、びちょびちょになった路面を好きなように、いくら滑っちゃってもオッケーという状況で走る練習ができたら「どこまでならいける」とか「これ以上は危険」とか、身をもって体験して覚えられるので、とても良いかと思います。
びちょびちょになったところを、キキキキ~っと滑らせて走ったりしまくるので、車はあっという間にどろっどろです…。↓写真だと伝わりづらいかもですが、目で見るともっとまっ黒!
…と、夫の走行や、他の方の走行などを見学させて頂いていたら…んんん?なんだか物凄く良くて、物凄く大きい音をたてて走っている車が?!
夫の手前にいるシルバー色のお車です。おおお。あれはもしや!!
わーー!ポルシェ911 GT3 991前期型!
オーナー様も走行を終わられるなり、すぐこちらの車を発見し「後期型じゃないですか~!!」と、隣に止めてくれました。
「1週間前に納車されたばかりなんです~」と、色々お話させて頂き「一緒に記念撮影しちゃいましょう!」「しちゃいましょう!」と、写真撮影。もちろん、車たちのです(笑)。
我が家はせっかくなので、Zさんもお隣に持ってきて3台で撮影。
可愛いおしりたち。
こちらのGT3オーナーさんとお話している時に「私の運転技術だと雨の時に危ないから、来週にでもタイヤを交換する予定なのです」とお話ししたら「いや、そんなに思っていらっしゃるほど滑らないですよ。雨の日も無理な走行しなければ大丈夫だと思いますよ。」とおっしゃるのです。
雨の日にサーキット走行されて、かなりの高速でストレートを走られた際にもまったく滑らなかったとのこと。もちろん、ドライブテクニックがある方だからだとは思いますが!
このオーナー様、とってもダンディーで素敵な紳士なおじさまで、「もし事故とかになったら危ないので、無責任なことは言えませんが」という前置きもして下さり…本当にとっても素敵なGT3オーナー様でした。
以前、ポルシェのラリーイベントや、ツーリングお見送りの際などにお会いさせて頂いたオーナー様たちも皆様、ほんと素敵な方々ばかりで、なんだかこういうポルシェを通した出会いって本当にいいな~と改めて思いました。ポルシェさんに感謝。
と、いうわけで。
「ウェット路面をカップ2タイヤで走ると、どのくらい危ないのか?を、今がまさに試せるチャンスなんじゃないの?!」ということに気づき。
夫に「ちょっとGT3で、1回ウェットのところ走ってきて!!」とお願いオーダー(笑)。
走行時は、私では絶対にこんな状態では走らないという、「リフター以外全部入り」な感じで。なんだかまぶしい(笑)。
この状態は、つまりは以下の状態です。
・PDK Sportをオン
・ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)をON)=サスペンションを固くする ※ウェット路面ではノーマルの方が良いそうですが、今回はオンで。
・ESC OFF (エレクトロニックスタビリティコントロールをオフ)
・ESC +TC (トラクションコントロール)をOFF
・スポーツエキゾーストON
・マニュアルモード
タイヤが出来るだけ傷まないようにという意味も兼ねて(笑)、散水車で再度びちょびちょにしてもらってから、夫はZからGT3に乗り換えて走行です。
おーー、めちゃめちゃ濡れてる路面走ってる!どうなの、どうなの。ミシュラン パイロットスポーツカップ2タイヤ。このままGT3に存続なのか、交換なのか??
…と、見ているとちょうど偶然にして奥のコースで、さきほどのシルバーのGT3さんも走行を始めたので、ポルシェGT3が2台で駆け巡る図という、なんとも素敵すぎる構図を堪能させて頂きました。もちろん、2台の音も!
シルバーGT3さんもタイヤはミシュランパイロットスポーツカップ2に、ブレーキはポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)です↓
思いっきりウェットのところを、思いっきり走ってもらった結果…
こうなりました!
どろっどろ(涙)!!!こうなることは、わかっていたはずなのに、わかっていなかった!ショック(笑)。
…じゃなくて、結果、走行的にどうだったのかというと、夫いわく
「いや、これ意外と思ったより大丈夫かも。全然、思ったより滑らない!滑らせようと思ったら、滑る限界点が高いので、回転数を上げてしっかりトルクバンドにいれていかないと、なかなか滑らないかも。しかしながら、CUP2を滑らせられるあたりになると、速度も速いし、回転数が高いのでアクセルにエンジンが敏感なことにくわえ、RRということも追加で、滑りが速い!(というか、滑り始めがよくわかっていないだけかもしれません)運転が下手な僕では、ドリフトコントロールの範囲をこえてスピンしちゃうか、滑り始めでアクセルを戻しすぎて、グリップが戻ってしまいます(車体の挙動変化をつかむのに慣れてないからかもなので、また練習させて下さい!)」
との意見。何をいっているのか、私にはさっぱりわかりません(笑)。これ日本語?
ううう~ん。悩みます。
・夫とポルシェの方としては、あくまでも「(運転技術が怪しい(笑))私が走るから」という理由を持ってすると「交換した方がより安心」という意見。
・GT3オーナー様たちは「変えなくても、無理しなければ大丈夫」という意見が多々。
・カップ2タイヤを知っていらっしゃる方だと「やっぱり危ないから変えておいた方が良い」。
・その他、「せっかくのカップ2、変えたらもったいない」。
・その他、タイヤ交換には「費用と手間」がかかる(タイヤ、工賃、カップ2保管費等でだいたい30万~)。
・その他、夫がまたCUP2でウェットで練習したいと言っている。 (←させません(笑)!)
結論。ここにきてウェットで実際に走ってもらった夫が(わかりやすく結論のみ言ってもらうと)
「まあ、雨の日に走行しない&万が一降ってきても、マンホールや、首都高の鉄のつなぎめ部分など、また知り合いの方が横断歩道の白い線でも滑ったと言っていたので、白線などに注意して2,000~3,000回転くらいでゆっくり走ればなんとかなるかも」
との意見に変わったことから…
結論!!
とりあえずのところは、このままミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤのままでいこうと思います。色々とアドバイス下さった皆さま、ありがとうございました!!!
安全運転を心掛け、雨の時はとにかく走行しないようにします!!!