ポルシェvsテスラの電気自動車ラップタイムの戦い
先月から、テスラのイーロン・マスク氏が「テスラ・モデルSをニュルブルクリンクで走らせるよ!」とツイッターにツイートしてから「テスラがポルシェ・タイカンのニュルブルクリンクの7:42のラップタイムを抜かそうとしている!」ということが話題になっています。
これまでの経緯に色々あったので、お時間ある方は下の①から見て頂けると、状況がわかるかと思います^^
関連記事:
③ 【また続き】テスラは来月、ニュルブルクリンクに戻ってくる?
② 【アップデート】結局のところテスラモデルSはニュルでのラップ計測をするのか(続き)
① 【アップデート】テスラがタイカンに挑戦…したいけど、ニュルブルクリンクの予約し忘れちゃた?
そんなテスラ、10月にニュルブルクリンクでモデルSを走らせ「7:05」のラップタイムを出せる、とまで公式に発言しているのです(詳細は上記の③)。
まだ、こちらのモデルSでのニュルブルクリンク走行は確認されていないのですが、その挑戦を前にして、車関係のサイトでは、ポルシェタイカンについても
「タイカンが以前に出したニュルのラップタイム7:42は、タイカンターボのプロトタイプで出されたものなので、その上をいくスペックを誇る、タイカンターボSでなら、さらに速いラップタイムが出せるのでは」
とも言われていました。
そのような状況のなか、ついに(なのかはわかりませんが^^)、ポルシェ・タイカンのプロダクトマネージャーであるLukas Kramer氏が、以下のように言われたそうです。
『Tesla might be yet to officially return fire in the battle for EV supremacy at the Nurburgring, but should the Model S beat the Taycan's lap time, Porsche has an ace up its sleeve to ensure the record won't stay in Elon Musk's pocket for long.』
つまりは
『テスラがニュルブルクリンクで電気自動車のラップタイム競争をするかわからないけれど、もしモデルSがタイカンのラップタイムを抜いたとしても、その抜かされたラップタイムの記録が長い間、イーロン・マスク氏のものにはならないよう、ポルシェもちゃんと切り札を用意しているよ』
という感じでしょうか。
そう、つまりそれは『We can go faster』、ポルシェはもっと速く走ることが出来る、という宣言にも近い。
カッコイイィ~!!!
…あ、すみません、ポルシェの発言に関してはすべてカッコ良く見えてしまう私なので(笑)。
ポルシェ電気自動車の切り札、タイカンターボS
まあ、それで、その切り札といわれているポルシェこそが「タイカン・ターボS」なわけですよね。
前回、タイカンが7:42を記録したのはタイカン・ターボのプロトタイプでの挑戦だったので、その上位モデルであるターボSがまだまだ控えているわけで。
タイカンターボは、ツインエレクトリックモーターで460kWを発生し、ローンチコントロールした場合においては500kW(850Nm)であるのに対し、タイカンターボSは、同じく460kWなのだけれど、ローンチコントロールした時には、2.5秒間のブーストの間、560kW(1,050Nm)となり、0-100㎞を2.8秒にまで縮めることが出来るそうなのです。
さらにはターボSのセラミックブレーキがよりタイカンを高速走行させる手助けをする、と。
まだまだテスラも、実際にはオフィシャルなニュルでのラップタイム計測をしたわけではないですし、今後どうなるのかは、本当のところ現時点ではわかりません。
でも、少なくとも多くの人が「これ、どーなるの」と、結末を気にしているのは確かであり、テスラは「ニュルに戻ってくる」と公式に宣言しているので…。
万が一、テスラモデルSがタイカンターボのニュルブルクリンクでのラップタイム7:42を抜くという事態になったのであれば、それを迎え撃つのがポルシェ・タイカンターボS。
ん~、どうなっちゃうんでしょう。
ポルシェ好きな私としては、ポルシェに最速でいてもらいたい。
でも、どちらか負ける方が必ず出てしまうのだと思うと、なんだかそれも、うーん、当たり前のことではあるのだけれど、今回みたいに話題になって、2モデルでの対決となってからの敗北は辛そう…なので、見るのがちょっとツライ気もします。
といっても、結果は結果。
それぞれの車が出し切れるものを出すしかないと思うので、いつか出される結果をまた、引き続き楽しみにしたいと思います。
さて、そして最後に、以前タイカンがローンチコントロールをした時の音を聞いてみたわけなのですが、今回、タイカン・ターボSでまたローンチコントロールでスタートしたうえ、時速260㎞まで加速する動画がアップされましたので、見てみました。
本当にもう、音が未来的すぎて。
すごい。これで260㎞出てるんだ!って。
ポルシェで走っているというよりも、音と速度計だけ見ていると、以前、リニアモーターカーに乗った時の体験を思い出す方が、ポルシェを運転している時の感覚よりも近いように感じます^^
こちら、55秒の動画ですが、お時間ない方は実際にタイカンターボSがローンチして時速260㎞までの走行を始めるのがだいたい動画開始30秒くらいからなので、そこからの数秒だけでも是非ご覧下さい^^!↓
出典:Porsche's secret weapon in Nurburgring war with Tesla: We can go faster
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