Porsche Taycan Triple Demo Run
2019年9月にデビューを控えている、ポルシェの電気自動車であるタイカン。
そのタイカンが「ポルシェタイカン・トリプル・デモラン」ということで、中国・イギリス・アメリカの3か国で事前にお披露目走行をしました。
ポルシェタイカン・トリプル・デモランの詳細については、以下をご参照下さい。
さて、この中国・イギリス・アメリカでのタイカン・デモ走行がすべて終わり、それぞれの国でのタイカンが登場した様子が公開されました(ページ下に出典リンクあります)。
こちらが、まず最初の国となった中国でのタイカンお披露目。
そして2か国目となった、イギリスでのタイカンお披露目。
そして、3か国目であるアメリカでのタイカンお披露目。
ポルシェ・タイカンのカモフラージュが国によって違う
この3か国でデモ走行をした際のタイカンを見て、気になったのは「タイカンのカモフラージュがちょっと違う」ということでした。
そう、タイカンはまだ正式なデビュー前であることから、このようにデモランをする際にも、まだ車自体に「本当の姿」がわからないよう、デザインにはカモフラージュが施されていたのです。そのカモフラージュが国によってちょっと違っていて…それが不思議でした。
それぞれの国でカモフラージュをつけたのでしょうか??
タイカンの真の姿は?
というわけで、気になったので比べちゃう。
違いがあったのが、こちらのリア部分のカモフラージュ。中国では、テールライトはブラックアウトされているものの、特にライト面を大きく広げたりするようなことはしていません。それに対し、イギリスとアメリカのテールライトは激しく、大きく主張しているカモフラージュに。
中国のを見ればわかる通り、実際にはイギリスとアメリカの「赤いライトの部分」は、実際には「ほぼない」と思える感じで、リアルなデザインは「かなりリアの上の方での横一線」に近いのではないかと思われますよね?
まさに、ミッションEのデザインに近い感じに見えます。こちらが、タイカンのもととなっているコンセプトカーのミッションE↓
マフラーについても(電気自動車なのでマフラーと呼んで良いのかもわからないですが^^)、中国があえて「マフラー2本あります」っていう風に主張しているカモフラージュをしているのに対し、逆に今度はイギリスとアメリカはブラックアウト。
フェイクマフラーの形状も、実はこの部分には何もないのでは?とも思えちゃいます。うん、ホントに何もないのかも。この部分。どうなのでしょう。
そして、今回、私にとって「なんじゃ、それは!」って思えた(笑)、1番印象深かった『ヘッドライトのカモフラージュ』。これは、どの国でも同じカモフラージュに見えました。きっと本社から「ヘッドライトシール」とかが配布されて、それを貼ったのでは…なんて想像したり。
それにしても、人の目ってこんなシールみたいなものでも、十分にすぐ騙されてしまうものですね。車の印象が、全然変わります。ど~しても気になったので、ちょっと適当ですが、こちらのヘッドライトのシール(カモフラージュ)だと思われる部分を消してみました。
わかるでしょうか?向かって左側のヘッドライトだけ、カモフラージュと思える部分を消してあります↓
カモフラージュを消した方だけで見てみると…うん、かなり印象違う!!これ、ちょっとカッコイイのでは!!!↓
あ、もしかしてさらにこのヘッドライトの下部分もカモフラージュかな。そうすると、実際にはこうなりますね。だいぶ印象違う!ポルシェにしては、なかなか目つき悪い感じ(笑)。↓
ホント、カモフラージュ版とは、かなり印象違います。そう思いませんか??
ミッションEとはまたちょっと違うかもですが、カモフラージュされていたタイカンから得た印象よりは、実際のデザインの方が、よりミッションEに近づいているデザインになっているように思えます^^
タイカンの正式発表まで、あと2か月くらい。今回あえて、この「全然違う印象を受けるカモフラージュつき」でタイカンをお披露目しておいて、2か月後に「まったく違う印象のタイカン」を発表するポルシェ。
今回のデモランは、そのような「え、思っていたのと違う!この前のと、なんだか全然違くない?!」と、より一層みんなに思わせる為の、そのための前段階のデモランであったのではないか…と、思ったりしています。
楽しみです^^
出典:
◆ ポルシェ 「タイカン」プロトタイプが上海に上陸
◆ Garden party with plenty of horsepower: Taycan visits the Festival of Speed
◆ The Taycan makes a guest appearance at the Formula E finale