★追記(2019年10月2日)★
パナメーラ10周年を記念した特別モデル『パナメーラ10』が発表になりました。そちらについて詳しくは以下の関連記事をどうぞ^^
2009年4月19日 パナメーラ ワールドプレミア
ポルシェ パナメーラが今年2019年で10周年を迎えたとのことです。10年たつの、早い!最初にパナメーラが発表されたのが2009年4月19日。
では、10周年を記念して、パナメーラさんについて、ささっと見ていきたいと思います^^
第1世代パナメーラが161,700台販売され、第2世代パナメーラが73,700台の、パナメーラ全体としては、10年前の発売開始から2019年のファーストクォーターまでの間に、合計235,400台が販売されてきているそうです。
全世界における日本でのパナメーラシェアは2%以下
パナメーラが売れている地域で見ると、これ結構びっくりしました。2009~2019年までの10年間でのパナメーラ全世界でのシェアは:
- ヨーロッパ 30%
- 中国 29%
- 北米 28%
…ほ~。パナメーラのほとんどが、実は上記3エリアで売られている感じですね。ここにドイツの11%を足すと(ドイツとヨーロッパのパーセンテージがかぶっていないと想定しています)、全体の数値は98%。
つまり、日本は「その他2%」にしか入っていないの!!!これは、なかなか意外でした。
パナメーラ販売開始からの歴史は以下の通り。
- 2009年4月19日、第1世代パナメーラが上海にてワールドプレミア
- 2011年3月1日、ラグジュアリークラスにおける初のフルハイブリッド化
- 2013年4月20日、ラグジュアリークラスにおける初のプラグインハイブリッド化
- 2016年6月28日、第2世代パナメーラがベルリンにてワールドプレミア
- 2017年3月7日、スポーツツーリスモがジュネーブでワールドプレミア
パナメーラのコンセプトは大きく分けて4つ。
- Athletic:パナメーラターボがニュルブルクリンクで7:38をマーク
- Variable :スポーツツーリスモは4席+1席コンセプト(5人乗りワゴン)
- Luxurious:高級感ある長いホイールベースに、リアシートにはエンターテイメントとマッサージ付シート
- Innovative:タッチコントロール&オンラインサービス付きポルシェ・アドバンストコックピット
そして、パナメーラターボS Eハイブリッドは680馬力を誇り、2018年にはヨーロッパでのパナメーラのハイブリッド車のシェアが67%だったそう。まさに2018年のアニュアルレポートで報告されていた通りです。
動画:10 years of the Porsche Panamera
では、この10年を振り返るパナメーラの動画をポルシェが公開していましたので、見てみたいと思います^^ オリジナル動画は、このページ最後にあります。
動画は2009年の時の映像から始まります。そう、2009年はアメリカでは、オバマ大統領が就任した年。もう10年も前のことなのですね!そして、この頃のドイツは経済危機からゆっくりと回復をとげている時期だったと。
そして、そんな時に、ポルシェは2009年4月19日に上海にて、ポルシェ4つ目のモデルとなるシリーズを発表。
そのモデル名、そう、それこそが「パナメーラ」。
それは、ポルシェにとってまったくもって新しい「スポーツクーペ」と呼ばれるモデルであった、とポルシェ取締役のWolfgang Durheimer氏。
新しく市場に登場したパナメーラには、沢山の競合がいたわけです。例えば、メルセデス、マセラッティ、ジャガーなど。
でも、パナメーラは最初からこれら他のモデルよりも明らかに際立っていたと。
『911というスポーツカーを作り上げてきた長い歴史』が、パナメーラにも流れ込んでいるわけで…
結論として、パナメーラは『スポーツカーの遺伝子を受け継ぐラグジュアリーな4ドアモデル』となった。
パナメーラはラグジュアリーというだけなく、沢山の車内スペースも提供しているので、身長180㎝の人(下の男性が180cm)でさえ、まだまだ頭が天井につくまでに余裕があるくらい。それだけではなく、手を置く場所、足元にも余裕のスペースがある、と。
って、考えたことなかったですが、身長180cm以上あると、天井に頭がつくのが結構当たり前なのですね??考えたこともなかったので、そのことにびっくり^^
それで、この頭上に余裕のあるスペースを保ちながらも、ハッチバックのスタイルを持たせるのは、車をデザインする上で簡単なことではなかったそう。
「色々と批評があったように、最初のパナメーラのサイドビューは確かに『フォトジェニックではなかった』」と(語られている)。
…いやいや、ポルシェの人がそんなこと言っちゃっていいのかな^^?…とも思いますが、でもきっと、それほど「達成したいコンセプト(広さあるラグジュアリー感)」と、「ポルシェとして見せたいデザイン」を両立させるということが、相当大変だったということなのでしょう。
と言いつつ、そのルックスは最終的に「パナメーラにユニークな個性を見い出せたので良かったのでは」、みたいに言われています。
確かに、パナメーラは『パナメーラ』な感じ(って、変なコメントでごめんなさい(笑))。
最初のパナメーラは160,000台売れ、これはポルシェにとって、とても重要なことだったそう。
なぜなら、この車の開発にポルシェは1ビリオンユーロを投資していたから。それって約1,245憶円。
2世代目のパナメーラの時には、Leipzigの工場を100,000㎡まで拡大し、従業員は1,200人に。
こうして、2016年に2世代目のパナメーラが発表された時には、そのパナメーラは『物凄く良くなったデザイン』になったとのこと。
追って、パナメーラスポーツツーリスモが出され、さらに大きなスペースを提供できるようになった。
スペックにも変更があり、トップモデルのパナメーラは680馬力でハイブリッドに。
今日、パナメーラはポルシェファミリーにとって不可欠なモデルとなっており、2018年には38,000台が販売された。
でも、まだまだそれは十分ではなく、今もなおフルスピードで次世代のパナメーラ開発に着手している。
今後、どのようなエンジンが使われるようになろうとも、パナメーラは引き続き成功していく…と、動画は終わっていきます。
ポルシェパナメーラ、 10周年おめでとうございます!これからもラグジュアリー路線で、よりかっこよく進化していってください^^
オリジナル動画はこちら↓