Porsche European Delivery Program
ざっくり言うと、自国でポルシェを購入して、その購入したポルシェを「ドイツの工場まで自分で取りに行って、ドイツやヨーロッパを愛車で走り回ってから自国に送る」というプログラムが『ポルシェ・ヨーロピアン・デリバリー・プログラム』。
これ、本当にやってみたい『ポルシェ納車』の形態であり、夫と私はいつの日かのポルシェ納車は、是非このヨーロピアンデリバリーで受け取りたいと思っています。
今回、「ポルシェのヨーロピアンデリバリーって、だいたいこんな感じのことです」という記事がアップされていましたので、自分への記録をかねて、こちらに掲載したいと思います^^
※注釈・免責事項:こちらの記事は『アメリカからヨーロピアン・デリバリーをすること』がベースとなっていますので、日本のポルシェセンターから購入の場合の、ヨーロピアンデリバリー条件等が、記載内容と同じとは限りません。日本からのポルシェ・ヨーロピアンデリバリープロブラムを利用したポルシェ購入をされたい方は、必ず事前に各ポルシェセンターまでお問合せの上、ご確認下さい。
ドイツから自国へのポルシェデリバリーは無料
自国のポルシェディーラーでポルシェを購入し、ヨーロピアンデリバリーを希望する場合、すべての事務的な処理に関してはポルシェディーラーが請け負ってくれ、ドイツにあるライプツィヒ(Leipzig)またはツフェンハウゼン(Zuffenhausen)の工場で愛車をピックアップして、最終的にヨーロッパから自国に車を送る送料も無料となっています。
さらにはポルシェのトラベルオフィスが、ヨーロッパまでの旅行についての予約などの計画についても、お手伝いしてくれるそう。
まずは地元のポルシェディーラーでポルシェを購入する
ポルシェのヨーロピアンデリバリーのやり方としては、最初はまず、普通にポルシェを買う時と同じように、地元(または好きな)ポルシェディーラーに向かい、そこで希望するポルシェモデル、色やオプションなどを選択し、支払い方法をどうするかなどについてまで、いたって普通に決めていきます。
その後、ヨーロピアンデリバリーを希望する場合、このような通常のポルシェ購入の流れに加えて、追加でいくつかの書類への記入と、ヨーロッパ(ドイツ)へ向かう為のパスポートが必要となるので準備。
ポルシェを注文した日から、最低12週間後以降に愛車ピックアップ@ドイツの計画をたてていくことになります(もちろん、車種によっては12週間ではデリバリー不可能のものも沢山あるかと思いますが…)。
ちなみにドイツの工場からのピックアップは「土曜・日曜・ドイツの祝日」はお休みなので要注意。
ルフトハンザ航空で渡るドイツへの航空券に割引も
ポルシェのヨーロピアンデリバリープログラムを利用すると、ルフトハンザ航空のフライトで割引をして頂けるそうです(※これも日本からは適用可能かは要確認です)。
ファーストクラス、またはビジネスクラスで35%のディスカウント、そしてエコノミーでも30%のディスカウント。
…といっても、だいたいこういう割引は「正規料金からの割引」の適用となる場合が多いので、実際のところ普通に予約して取った方が安かったりするかもしれませんね。
ドイツにおいては、日本の運転免許証とそのドイツ語訳があれば、6か月間は運転することが可能なそうなので、免許のドイツ語訳を持っていけばOKではありますが、国際免許をとっておけば、より確実かと思われますので、ヨーロピアンデリバリーを希望される際には、国際免許を取っておいた方が良いかと思います(日本での国際免許証取得は2,350円で、1年間有効なものが簡単に作れます)。
※上記写真はアメリカの国際免許証の例
ヨーロピアンデリバリーにはホテル1泊も無料でついてくる
ヨーロピアンデリバリープログラムには、ピックアップするモデルに応じてですが、シュトゥットガルト(Stuttgart)またはライプツィヒ(Leipzig)でのホテル1泊が無料でついてくるそうです。
シュトゥットガルトでは:
- Hotel Graf Zeppelin
- Althoff Am Schlossgarten Hotels
のどちらか、そして、ライプツィヒでは:
- Steigenberger Grandhotel Handelshof
- Marriott Hotel
のどちらかのホテルが選択できるとのこと。
そして、ポルシェがなんと、空港からホテルまでのタクシー料金も支払ってくれ、さらにはホテルから工場(車のデリバリーセンター)までもシャトルを配車してくれるそうです。んー至れり尽くせり(って、しつこいですが日本からの場合が同じ条件かわかりませんので、要確認です)。
ポルシェ工場とポルシェミュージアムのプライベートツアーもついてくる
すべてのヨーロピアンデリバリーでの旅行は、愛車が造られたポルシェ工場と、ポルシェミュージアムのプライベートツアーが含まれています。
ポルシェの最先端の素晴らしい施設で、自分のポルシェがどのように組み立てられていったかのアセンブリーラインと、そこで働く人たちを見ることが出来るそう。
もう、そんなの見せて頂いたら「あ~、自分の車も少し前まではここで、ああやって、あの人たちによって作り上げられていたんだな~」って感動しちゃいますよね~^^
でも、もしアセンブリーラインの方々とお話できるチャンスがあったりしたら、自分の大好きなポルシェを作ってくれた御礼を直接伝えることが出来るかもしれないので、それはまた感動的に嬉しい出来事になりそうです。
愛車ポルシェでのトラックエクスペリエンス、カイエンではオフロード走行体験
さらに、さらに。
こちらの工場で愛車ポルシェをピックアップする際には、なんとトラックデーエクスペリエンスもついてきちゃうそうです。ライプツィヒ工場には、様々なポルシェモデルのパフォーマンスを引き出せるロードコースが用意されているとのことで、そこを利用して走れるようです。
また、納車される車がカイエンの場合は、オフロードエクスペリエンスとなるそう。
ポルシェは同じくライプツィヒ工場に、様々な地形や障害を試せるような、6キロにわたるオフロードサーキットを所有しているので、そこでカイエンのオフロード走行を試したり出来るとのこと。
※自分の納車されたての愛車を使うのがイヤだったら、ポルシェが持っているカイエンで試すことも出来る(笑)。
ポルシェをドイツの工場にピックアップしに行くのに、ただ単にこれら工場やポルシェミュージアムの見学と、ちょっとしたサーキットエクスペリエンス(またはオフロードエクスペリエンス)がついてくるだけ…でも嬉しいわけですが、まだまだ、それだけではないのです。
愛車ポルシェでヨーロッパをドライブ
そう、このヨーロピアンデリバリープログラムには
- 車のレジストレーション
- テンポラリーナンバープレート
- 16日間分のヨーロッパ内走行における保険
がついてくるのです。
つまり!16日間、ヨーロッパ各地を納車されたばかりの自分のポルシェでドライブすることが可能なのです。まさにこれが、ヨーロピアンデリバリーのメインイベントであり、醍醐味^^ これがやりたいのです~!!
ちなみに、納車される時期が冬の場合、追加料金がかかる場合もありますが、ヨーロッパをドライブする期間用に、ポルシェが最大2週間使用する為の、オールシーズンタイヤを提供してくれるそう。
またヨーロッパのGPSユニットの貸し出し、愛車のカーナビにヨーロッパの地図のインストールなどもやってくれるとのことです(こちらも有料の可能性有り)。
愛車をドイツのポルシェに受け渡したら、あとは自国で納車されるのを待つのみ
さんざんヨーロッパ各地のドライブを楽しんだあとは、またポルシェをライプツィヒ(Leipzig)、または、ツフェンハウゼン(Zuffenhausen)の工場に戻すだけでOK。そこから自国に向けて、ポルシェ本体をポルシェが送り届けてくれます。前述の通り、ドイツから自国へのデリバリーフィーは無料。
ライプツィヒ、または、ツフェンハウゼンのどちらの都市もが車のドロップオフに不都合な場合には、ちょっとした追加料金を支払うことで、その他、15都市のどこかでドロップオフすることも可能。ドイツまで戻ってこなくても良いわけなので、それは便利。
ポルシェに愛車を渡し終えたら、その後のポルシェデリバリーはすべてポルシェが責任を持ってやってくれます。そして自国に無事、送り届けられたポルシェを、あとはまた購入した地元のポルシェディーラーから受け取れば、自国での納車も完了となります。
ドイツのポルシェが造られた工場から、愛車を受け取ったあと、その車でさんざんヨーロッパ各地を走り、いったんさようならした車に、また自国で再会した時の喜び…といったら、もう、通常の納車よりも何倍も感動するような気がします。「会いたかった~!」って(笑)。感動の再会。
…あああ。いいな~、本当にこのヨーロピアンデリバリーでのポルシェ納車、やってみたいです!自分のポルシェでヨーロッパドライブ、そして、そうして数日間のヨーロッパドライブを共にした、すでに愛着がわきまくっているに違いない大好きなポルシェと、日本での感動の再会。あ、これ本当に感動の再会に、ディーラーさんで泣いちゃうかも(笑)。
ポルシェのヨーロピアンデリバリー、『いつの日か実現させたいこと』の夢の1つに、加えておきたいと思います^^