壊れていたポルシェ911:サポートシリンダー
そう、それは2019年5月のことでした。
相変わらず、自分のポルシェ911カレラ(991.2)をたっぷりと眺め、VINナンバーの位置がどこにあるかの確認などをして楽しんでいた時のこと。
リアのエンジンフードを開けてみたところ、ポルシェ911GT3の場合は、フードを開けた時にロックされる機能がついていて、開けたフードが自動に落ちてこないよう、ちゃんと固定されるようになっているのですが、911カレラの場合はリアのフードを開けても…フードから手を離すと、ばちゃん!って、凄い勢いで落ちて来て、閉まっちゃうことに気づきました。
「羽がついてない車は、ロックがないどころか、ダンパーもないんだ~」なんて勝手に理解して「ポルシェ911カレラのエンジンフードは自動で閉まる」っていうことを、このブログに書いたのです。
すみません、勝手な理解で、勝手なこと書いていて…。でも、あの時は、本当にそう信じていたの…。
これがその時の記事→ ポルシェ911(991後期)のVINナンバーの表示位置
そ、そ、そ、そうしたら!!ブログを読んで下さった方から、ツイッターで
「991はダンパー付いてないんですか!?びっくりしました笑 996は1本付いてました!」
っていうコメントを頂いたのです。もう、このコメント頂いた、私の方がさらにびっくり!「ええええ。もしかして、これ、ただ単に壊れているだけなのでは?!」ってなって(笑)。
すぐに営業さんに確認です。
「リアフードを開けても、上がったままの場所で留まらないで、凄い勢いで落ちてきて閉まるのですが、これってもしかして壊れていたりしますか?」
「…壊れています。」
ぬぅぅ。
なんなのー壊れていたのね、カレラさん!!!本当にもう、自分のポルシェのことになると、どういう状況でもポジティブにしか受け取らない私なので「あら、リアフードはホールドしないのね、ちょっと危ないんだから^^ 指、挟まないように気をつけるね!」なんて、幸せ気分で会話していたのに…壊れてたんじゃん!!!
…って、なりました(笑)。
もう。いや、カレラさんに対してではなくて、そんな壊れていることにも気づかなかった、完全なる恋は盲目状態の自分に「もう」です。少しは冷静にならないと…。
リアリッド(エンジンフード)のサポートシリンダー交換
というわけで、じゃーん。ついに、私の911も、リアフードが開いたままで止まってくれるようになりました~^^
もう、嬉してしばらくの間は、色々なところでフード開けて写真撮っちゃう(←やっぱり冷静じゃない)。
今回「あれ、これ壊れてるの?」って思い、その思いが確定したのは、(営業さんに連絡する前に)インターネットで検索してみた時でした。海外でも「991のエンジンリッドが落ちてくるようになっちゃったんだけど」と言っている人がいて。
その人は、ポルシェパーツ(OEM)だと「#991-512-551-00」のショックを換えれば良いと思うんだけど、何か純正じゃないもので良いのある?ということを聞いていました。
結論としては「そんなに高いものじゃないから、純正(OEM)にしなよ」という意見が多かったです^^
ちなみに、ここで「これを交換だ」って言われていた部品は、ガススプリングと呼ばれている「サポートシリンダー」という部品だそう。サンセット(Sunset Porsche Parts)で売られているのがこちら。
交換はポルシェセンターで
今回、私はポルシェセンターで交換してもらいましたが、たぶんここのサポートシリンダーと言われている部分が交換になったのではないかと思います。…って、確認してないし(笑)。直ってくれれば、それで良いので…^^
ああ、もうこれで、リアリッド(エンジンフード)が、ばちゃん!って閉まってくることはありません。
そして、ツイッター始めていて良かったです^^ コメント下さった方に、大感謝です。ありがとうございます!
あの時、コメントを頂かなかったら、今も幸せに「またまた、自動で閉まってくるんだから~危ないよ~」なんて、楽しんでいただけかと思います。←それもまた、私の場合は何も知らずで、幸せだったのかも(笑)?
でもでも、本当に今回は、壊れていたことにさえも気づかずで、カレラさんにも「ごめんね~」という感じでした。
ちなみに、海外のネット情報では「僕のも、落ちてくるようになったよ」とか、結構このダンパー部分がダメになることが多いような印象を受けました。
リアのエンジンフードを開けたまま、こんな遠目からでも写真が撮れちゃう!
当たり前のことだとは思うのですが(笑)、今の私からすると、ちょっと感動的に嬉しいので、色々開けて撮っちゃいます。開けるとエンジンの熱の香りも、より良く楽しめますし~。
エンジン熱の香りを楽しみながら、落ちてきたフードに頭を挟まれてケガをしたとかなっていたら、同じ修理に出すにしても、ポルシェの皆さんに笑われるところだったと思うので、そうなる前でホント良かったです。ふふふ^^
それにしても、このエンジンリッドのダンパー部分、意外と劣化しやすいようなので、ある日突然、落ちてくる日が来るかもしれませんので、皆さまもお気をつけ下さい~。