ポルシェ911 (991世代)スピードスター・チャリティオークション
先日、ポルシェ(北米ポルシェ)が、サザビーズのオークションにポルシェ991世代最後の911モデルとなるスピードスターを、チャリティー出品しているということを書いていました。
参照記事:ポルシェがポルシェ991 スピードスターをオークション出品へ
こちらのスピードスターが落札された金額はコロナウイルス関係の救済の為に使ってもらうべく、ポルシェがUnited Wayに寄付すると宣言されていたオークションです。
2020年4月15日からオンライン入札のみの形式でオークションが開始され、2020年4月22日に終了日を迎えました。
こちらのオークション、最初はオンライン入札のみということしか書いていなかったような気がするのですが、結果をあけてみたら、実は米国にいる方しか入札できなかったようです(私は入札するのは無理!であったので、入札の為の登録などはしなかったので、詳細説明の部分を見落としていたのかもしれません。だとしたらごめんなさい…)。
何にしろ、それはちょっと残念。
まあ、車自体が米国にあるので受け渡しの観点からも住所がUSの人のみに限定したとか、さらにはやっぱり北米ポルシェ主導のオークションであったので、しかたないかな。
サザビーズオークション結果:ポルシェ911スピードスター
さて、こちらのスピードスターの落札価格ですが、全部で32の入札があり、その結果、落札価格は最終的に『550,000ドル』に。
今回のオークションには、入札期間であった7日間の間に48,500を超えるユニークページビュー数があり、また32という入札数はサザビーズにおけるオンライン入札形式のみのオークションにおいては、平均入札数を上回っている数値とのことです。
私がオークション終了時間の約18時間前に状況を見た時には、入札数はまだ23で、金額も425,000ドルでした↓
サザビーズいわく、今回のこのオークションは最後の1分間の間だけで7つの入札があるという熱い入札の闘いがあったそうです。
そして、これだけで終わらないのがポルシェであり、ポルシェはこの落札価格である550,000ドルにさらに金額を自分たちで上乗せし、合計「100万ドル(約1億円)」を寄付することを発表(税金と手数料は差し引く)。
きっと、もともと1億円寄付をするという価格帯を検討されていたのではないかとは思いますが、なかなか素敵な計らいだと思いました^^
ポルシェいわく、このようにオークション形式にすることで、United Wayへの寄付金を募るだけではなく、このUnited Wayがコロナ支援を頑張ってくれているということを多くの人に知ってもらいたかったという意図もあり、それが達成できたのが良かった、と。
今回のオークション終了を受け、United WayのCEOとサザビーズのCEOもそれぞれが感謝の声明を発表されています。
オークション出品されたスピードスターのシリアルナンバー
さて、そして最後に1つ。
私がずっと知りたかった、こちらのオークションに出品されたポルシェ911 スピードスター・ヘリテージパッケージの「シリアルナンバー」。
そう、スピードスターには、(今回の991世代の場合)1,948台の限定生産ということから全ての車に1~1948番までの、何かしらのシリアル番号がついているはずなのです。
それが、オークションスタート時にはどこにも記載がなく、なぜ隠しているのだろう?と不思議に思っていました。
結局のところ、なぜ最初に公表していなかったのかはわかりませんが、オークションの途中からさらっと表示が始まり、公表されていました^^
というわけで!こちらのスピードスターのシリアルナンバーは『1897』でした~。
最後の最後にシリアルナンバーがわかって、なんだか私もスッキリです^^
また、このスピードスターの落札者への引き渡し(イベントになるっぽい)や、落札された方へのおまけ(?)プレゼントであるドイツのポルシェ訪問等々についても、いずれポルシェからまた報告があったりするのかな、なんてちょっと楽しみにしたいと思います。
出典:
◆(公式)$1 Million Benefit for United Way COVID-19 Relief
◆(公式) Sotheby's