名鉄海上観光船で篠島へ
急遽時間が出来たので「じゃあ行っちゃう?」と夜中の3時半に都内を出発して向かった今回の旅のメインの目的地は愛知県は知多半島先端の方から高速船やフェリーで渡ってたどり着くことが出来る『篠島』。
年初(1月6日)に新年のご挨拶を兼ねて投稿したブログ記事にコメントを頂き、お恥ずかしながらそれで私はこちらの島の存在、そしてまたこの篠島が伊勢神宮との深いご縁がある島だということを知りました。
そこで、年初から夫と「次に時間が出来たら篠島に行ってみたいね」と話していたのです。

そこから数日(笑)。
急遽「もしかして明日、空き時間が出来たんじゃない?」と気づいた私達。
「よし、じゃあ行っちゃおうか?」と前日の夕方に思い立って計画をはじめ、その日(一応翌日か)の夜中の3:30amに都内を出発したのでした。
まずは知多にある竹林に立ち寄ったり、喫茶店でのモーニングを楽しませて頂いたのち向かったのは『河和港観光総合センター』。

篠島へのアクセスは車だと知多半島の先端にある師崎港から高速船に乗るのが一般的なようでしたが、今回私達はあえて河和港(電車で行かれる方はこちらが河和駅から近いのでこちらからが便利)から高速船に乗ることにしました。
【高速船の所要時間】
師崎港 → 篠島 (約10分)
河和港 → 篠島 (約30分)
師崎港から乗った方が高速船に乗っている時間は短いのですが、車で河和港から師崎港までを走ると約20分かかることから、結局のところはだいたい陸+船の合計で河和港からでも師崎港からでも篠島まで30分かかるのであれば、高速船に乗っている時間が長い方が「休憩できる」という理由から。
我が家の日帰りドライブ旅行はだいたい真夜中/明け方出発で、そのあとも結構な距離を走り続けたりすることから休めるポイントを多く作ることも重要視^^

河和港観光総合センターには駐車場が併設されていて、GT3でも問題なく停められる場所でした。しかも24時間で500円という安さ。
さらに言うとカメラでナンバーを認識するシステムであったので、左ハンドルの車でも「(右側にある機械から簡単に)チケットが取れない~」というような問題も起きません。

ちなみに篠島に向かうには「高速船」と「フェリー」がありますが、島の住民の方であったり何かしらの理由がない限りはご自身の車は本土に停めて「高速船」で向かうことになります。
河和港から高速船で篠島へ向かう

まずは観光総合センター内で高速船の乗車券を購入。
河和→篠島は大人で片道1,600円。往復チケットにすると往復分で3,070円になるので少しお得です。

さらにはチケットの購入の際には、乗車する高速船の時間を指定する必要はありませんでしたので、購入したらあとは自分が乗りたい高速船の出向時間前にセンター内で待ってればOKでした。
私達は「9:05発→9:40着」の高速船に乗車です。
センター内で待っていると出港時間の5分前にアナウンスが入りますので「9:05に乗車される方はどうぞ~」と言われてから高速船乗り場に向かいます(すぐ目の前)。

ワクワク~。

行きに乗せて頂いたのはこちらの「しらさぎ」という高速船。
さっと乗船口に乗りつけられて、乗客たちが乗り込んだらあっという間にばーっとバック?して、またざざーーっと知多半島から離れ、加速していきました。
その一連の様が「バスに乗ったんだっけ?」と思えるくらい、海上での出来事と思えないくらいの迅速かつ正確なハンドルさばき(とは言わないか(笑))で、凄いなと感動しちゃいました。

船内でうとうととしていたら、あっという間に到着です。
高速船を降りると、そこはもう篠島!

船を降りるとすぐそこに島の案内図が出てきます。これと同様の地図も観光センター内で配布されていたりしましたので、最初に頂いておくと便利かと思います。
篠島の周囲は約8キロちょっとで、歩いて一周まわると約2時間程度とのこと。
歩くのは好きなので「篠島に行けたらのんびり歩いて色々と見て周ろう」と思っていたのですが、この日は『時間が出来た』といっても実際には19時前には都内に帰らなければいけなかったので、帰りの渋滞を考慮すると篠島にいられる時間は約1.5時間弱のみ。
高速船で9:40に篠島に到着し、帰る便は11:05発に乗りたい…というなかなかの短いスケジュール。

事前に篠島のサイトを確認していたところ、牡蠣食べ放題などもあったようなので「これはもうランチに牡蠣食べ放題する!」と興奮していたのですが、島での滞在時間が(船乗り場に余裕を持って着いておく必要がある等を考えると)1時間ちょっとしかないので、今回牡蠣は断念。

篠島でトゥクトゥクをレンタル
島を周るにもあまり時間をかけていられなかったことから、今回はトゥクトゥクのレンタルというものがあったので、トゥクトゥクをお借りして島内を観光させて頂くことにしました。
レンタル料は2時間で8,000円。篠島デューテラスという高速船乗り場からすぐのところでお借りすることが出来ます。ちなみに牡蠣食べ放題をやっているお店も同じところ^^
トゥクトゥクなんて乗るのは初めてです。

普通自動車免許を持っていれば乗ることが出来るそうなので、最初に免許の提示と免責事項みたいのにサインをしてお支払いをすれば、すぐに借りることが出来ます。
乗り方(操作方法)もその場でお店の方がわかりやすく丁寧に教えて下さる&簡単なので、普段から車を運転される方やバイクに乗られている方であればほぼ問題ないのではないかと思います。
お借りしたトゥクトゥクのフロアマット(?)はなぜかBMWっぽかった(笑)↓

ちなみにこちらのトゥクトゥクは電動です。
3人乗りで運転手が前に座り、2人目または2~3人目の人は後部座席に座る形に。
ただそんなにパワーがあるわけではないので「上り坂でトゥクトゥクがウウウィ~ンとなんだか頑張っているな??っていう感じになったら運転手さん以外は車から降りて歩いて下さい」とのことで、さらには「最も急なキツイ上り坂では降りた人が後ろから車を押してあげて下さい」とのこと。
非力感が可愛いな、トゥクトゥク(笑)。

快晴となった篠島を美しい海を眺めながらトゥクトゥクで周るのはなんとも気持ち良かった…のですが、盲点としては車体の左右がオープンになっているので、1月中旬の気温では「寒い」!!
身体はコートを着ていたのでまだなんとかなるにしても、手袋を持っていなかったので外に出ている手が走りながら冷たい風をびゅんびゅん受けたりして寒かったです。
寒い時期に行かれる方は防寒対策をされて行った方がより楽しめるかと思います。私達は日陰では「さむーーー」となって、太陽の光がある場所にでると「あったかい~」という繰り返しでなんとかまわりました^^

篠島のワイキキ
篠島にあるサンサンビーチと呼ばれる海水浴場は「篠島のワイキキ」だったかな?と呼ばれているそうで、この写真を撮ったスポットからビーチを眺めるとなさがらそこがワイキキビーチのように見えるという場所。
確かにビーチが湾曲していて遠くにはダイヤモンドヘッドも見える?!

お店の方に教えて頂いた通りに島をぐるっと反時計回りする感じでのルートでまわり始めたのですが、想像よりも島が小さくて気づいたら周ろうと思っていたルートではなくすでに島の反対側に出てしまったり等してしまったので、なんだかんだ2周しました^^
狭い道も行きますし、なんなら「この先は獣道になるのでトゥクトゥクでは行かないで引き返して下さい」という場所もありました。※迷惑にならない場所に車をとめてそこから徒歩での観光は可能。

坂道では後部座席から降りてトゥクトゥクを足で追いかけます。上り坂を。ぜーぜー。ふぅ。
最もひどい坂では私が運転席に、そして夫が後ろから車を押してくれました。が、それでも「え、これもしかして押してもらっている力のみで走っている??」とトゥクトゥクの駆動を感じられないくらいで、ひたすら押してもらって坂を上ります。
なんていう冒険感。
坂は下車して歩かないとだし、トゥクトゥクを押さなければいけない箇所があったり、風で髪の毛はぼっさぼさになるわ、左右からのふきっさらしの風で寒いわで、なんとも大変なことも多かったわけですが、これがなんとも楽しかったです。
文章にすると最悪っぽく聞こえますね、ごめんなさい(笑)。
実際には全然そんなことはなくてこうした一連の体験がアトラクションっぽくて、普段できない体験を楽しめました^^

トゥクトゥクがいてくれたからこそ、時間効率もよく行きたかった箇所を周ることが出来ました。
そうそう、島の中では「時速25キロくらい」が自動車も含めての速さになっているそうなので、トゥクトゥクでも25キロ以下で走ってねとのことでした。
ただ、実際に走ってみると時速20キロくらいで十分な感じでしたし、速すぎると怖そう(転倒リスク等)。
後部座席に座っていても私はどこかしらかにつかまっていないと怖かったので、必ずどこかにつかまるようにしていました。カーブとかで落ちちゃうのではないかというドキドキもあって(小さいお子様には危ないかもしれません)。
伊勢神宮と篠島
さてここからは今回、篠島でめぐってみたかった3か所についてご紹介したいと思います。
伊勢神宮とのゆかりが深いという篠島ですので、話は伊勢神宮からのことにつながります。
伊勢神宮には20年に1度『式年遷宮』と言われる社殿や装束などをすべて新調し、神様にも新しい新宮へとお遷り頂くという行事があって、現在まさに昨年の令和7年からこの式年遷宮が始まっているところとなります。

宮大工さんたちが新たな社殿を造営されるわけですが、そのことはなんとなく理解していたものの、今まで「新宮が出来たら今まで存在していたところたちはどうなるの?」ということまではあまり考えたことがありませんでした。
ただなんとなく取り壊すことになるのかな?と漠然と思っていたくらいで。
でも、その答えががここ篠島に来てつながったのです。
神明神社 (しんめいじんじゃ)
なんと伊勢神宮からの御古材たちはこの島に存在する「神明神社」に移されるそうで、この神明神社もつまりは20年に1度作り変えられることになります。

新しい木材を利用するのではなく、それまでの20年伊勢神宮で使われていた古材たちが利用されるわけですね。
八王子社 (はちおうじしゃ)
さらに驚いたのが、では今度は伊勢神宮の古材で20年に1度新たになった神明神社から出た古材がどうなるのかというと、それは続いて同じ篠島内にある八王子社へと移され、そちらが作り変えられるそう。
よって八王子社は伊勢神宮から40年前に受け継がれた古材を利用して新たになる形。

さらにさらに驚いたのが、まだまだ続く受け渡し。
八王子社が新たになって、そこから出た古材は続いて同じく島内に点在する小さな社へと姿を変えられるそうなのです。
凄い。
伊勢神宮 (20年に1度新しくなる)
↓
伊勢神宮の古材(檜)は神明神社へ (伊勢神宮で20年たったもの)
↓
神明神社の古材は八王子社へ (伊勢神宮、神明神社を通じて40年たったもの)
↓
八王子社の古材は点在する島内の社へ (伊勢神宮、神明神舎、八王子社を通じて60年たったもの)
となり、こうして60年間に渡って大切に使われて行くそうです。
そうだったのですね。このような形で式年遷宮の20年ごとという区切りだけではなく長い時間受け継がれていっていたとは。
まったく知らなかったことで、なんとも深く感動しました。
御贄干鯛調整所 (おんにえひだいちょうせいじょ)
続いて最後にもう1つ訪れたかった場所がこちらの「御贄干鯛調整所 (おんにえひだいちょうせいじょ)」。
といっても、ここは伊勢神宮の私有地とのことで中に入ることは出来ません。でもその私有地である辺りまで近づくと、そこには説明が。

いったい何をしている場所なのかというと、ここは『御幣鯛』が作られている場所とのこと。
さて、では御幣鯛(おんべだい)とは何なのかというと、これまた私は知らなかったのですが鎌倉時代より伊勢神宮の重要な神事には必ずこちらの篠島で作られた塩漬けにした鯛(干鯛)が奉納されているそうなのです。
篠島のこの地で作られる干鯛が御幣鯛と呼ばれているもので、毎年508尾の御幣鯛が伊勢神宮に奉納されているとのことです。
奉納される際には漁船6隻が「太一御用」という旗を掲げて伊勢に入港し奉納するという行事もあるそうで、これもまたお話を伺うかぎり物凄い伝統と歴史(1000年以上!)がある祭礼なのだということを知ることが出来ました。
ところで「太一」とは伊勢神宮に祀られている天照大神様のことだそう。

毎年必ず508匹(しかもサイズ指定もあるらしい)の鯛を獲らなければならないし、必ず干せていないといけないとのことで、これらを毎年必ず用意するのは本当に大変なことだと思います。
色々と今まで知らなかったことを知り、今回こうして篠島に来ることができて、また何十年も前に伊勢神宮として存在していたであろう檜に神明神社や八王子神社で触れることが出来たのかもと思うと、伊勢神宮で感じるのとはまたさらに違った歴史を感じるような、でもやはりとても心洗われる気持ちになったのでした。
大変清々しい気持ちになったところで、さて、そろそろトゥクトゥクを返却する時間です。
美しい篠島から見える海の風景も見納めです。そんな目の前に広がる海を眺めてみたところ…

ああ、見渡すかぎり美しい真っ青な海が広がっています。
左から右の方へ視線をむかわせ…「綺麗だな」とまた心洗われ…そうになった瞬間。

「ん、あれ、灯台じゃない?」と。
赤い矢印のところにちょこんと見えているもの↓

うわ、そうだ。あれ、灯台です。
しかもただの灯台じゃない。なんとあれは、あれは、伊良湖岬灯台ではありませんか!
そう、伊良湖岬灯台といえば伊勢湾海上交通センターのすぐ近くにある灯台。
それは以前私が豊橋港に入港してくる自分がオーダーしたポルシェを載せた船をライブカメラで追跡させて頂いていた時に使ったライブカメラが設置されている場所!
あああああ、こんなところでいきなりポルシェオタク熱が上昇してしまうぅぅ。

欲望丸出しな煩悩が出てきてしまって「懐かしぃぃぃ。ポルシェを載せた船を追っていたあの時が!」となっちゃいました(笑)。
どこにいった、私の心洗われて浄化された魂は。完全に煩悩にすぐに上書きされてしまった私の心。
ちなみにこれが以前ライブカメラ越しに捉えた船のスクリーンショットなのですが、もしかしてその奥に見えているのって篠島だったりする??↓

◆こちらから伊勢湾海上交通センターのライブカメラを通して船を追っていた時のことをご参照頂けます:ポルシェ購入記⑧:ポルシェ911 航路追跡 その3 (豊橋港)
いや~なんだか自分の中で色々なことがつながった1日となりました。
そしてやっぱり最終的には結局ライブカメラを思い出してポルシェに心奪われて終わった篠島体験に^^

島滞在1時間ちょっとでトゥクトゥクを返却し、高速船乗り場へと戻りました。トゥクトゥクさんもありがとう!可愛かったです。
彼(?)のおかげで非常に効率よく、そして普段体験したことのないアトラクション的に楽しみながら篠島をまわることが出来ました。
帰りに乗った高速船は「はやぶさ」という船。こちらもあっという間に進んで、11:05に篠島を出て11:35に河和港に到着です。

船を降りて河和港の駐車場に向かい、待っていてくれたGT3の元へ。

このあとはこの日が三連休の最終日であったことから帰りの渋滞が怖かったので、とにかく早く帰路につくことにして早々に知多半島をあとにしたのでした。
やっぱり帰りは厚木、海老名あたりで少し渋滞があったものの、まだそこまでひどくなる前であったので余裕を持って17:30頃には自宅に着くことが出来ました。
朝から夕方の間に知多半島、そして篠島で楽しい時間をすごさせて頂けた最高の1日となりました。この日のGT3でのドライブは走行距離770キロ。
GT3でのドライブ旅行、ほんと好きなのです。楽しい。
このポルシェに出会えて本当に良かったと思う日々です。篠島にも訪れさせて頂きありがとうございました^^
参照サイト:
◆篠島お楽しみガイド
◆名鉄海上観光船ダイヤ
◆篠島DIEUX TERRACE(デューテラス)
関連記事:
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