ついに日本でもフロント&リアガラス不具合でのリコール
2024年6月13日にいくつかの(いや、かなりの)ポルシェに対して、ポルシェジャパンよりリコールが出されたことが発表されました。
そう、このリコール、皆様ご存知の通り2024年3月にアメリカで出されたリコールとまったく同じもので「やっと日本でも出た!」なモノ。
リコール届出の内容は:
不具合の部位(部品名):車体装置 (前面及び後面ガラス)
前面及び後面ガラスにおいて、ガラス製造時の洗浄工程が不適切なため、ガラスの接着が不十分なものがある。そのため、ガラス接着面からの水侵入や走行中の風切り音が発生し、最悪の場合、車両衝突時にエアバッグの衝撃で前面ガラスが外れ、エアバッグによる乗員保護性能を担保することが出来ない。
というもの。
改善措置は、全車両、前面及び後面ガラスを点検し、異常がある場合は該当するガラスを良品と交換。
アメリカで出されたリコールの際もそうでしたが、現時点でまだ実際に不具合が出た件数は0。
対象となるポルシェは以下の通りと発表されています(※車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる):
確認してみたところ、ガラス曇り問題が出ていた私のカレラTもばっちりリコール対象の車台番号内に入っていました。
今回の問題の原因は『ガラス製造時の洗浄工程が不適切であったから』ということから考えても、明らかにガラスが曇る問題がある車は対象となるのではと思っています。
とか言っていて、いざ点検してもらったら「あなたの車は点検の結果、今回のリコールに関連する問題ありませんでしたので大丈夫です!」って言われたらどうしよう(笑)。
それにしても、このリコール対象となる型式(モデル)とその台数を見てみるとGT3が789台とか、GT3 RSが186台とか、思っていた以上にいっぱい入っているんだなということに驚き。
そんなにいっぱいいるとは思えないほど、都内中心街とかでも遭遇することってほとんどないのですが。
逆にカレラTの型式のところを見ると「令和4年11月25日~令和6年4月4日」という約1年5か月くらいの期間に「カレラS、GTS、T」の3モデル合計で197台しか入ってなかったのですね。
…と思ったのですが、今までの皆様から頂いた色々な情報からすると、今回のリコールってたぶん軽量ガラスの車が対象になっているかと思われますので、GT3とかGT3RSは標準でみんな軽量ガラスがついているけれど、GTSとかだとオプションで軽量ガラスに変更している人のみとかが対象になるので少ないとかなのだろうな。
カレラSってオプションで軽量ガラスに出来ましたっけ?
とにかく、対象となるお車をお持ちの方には近日中にお知らせがくることになるかと思います。
これでやっとカレラTのガラスが曇る問題が根本的に解決し、この悩みから解放されるかもしれないと思うと嬉しい限りなのですが、でも私、後面ガラスにフィルム貼っているんですよね…これってやっぱり自費でのやりなおしになる??
えええ。
うーん…。
とりあえず通知がくるのを待ちたいと思います^^
出典:国土交通省
関連記事:
◆米国でポルシェ911(MY20~24)の軽量ガラスにリコール、もしかすると992のガラス曇り問題にも関係?
◆992型ポルシェの軽量ガラスが曇る件対策
◆992型カレラTの軽量ガラス
◆992型ポルシェ911のフロントガラスのテープ跡対策は…無理
◆ポルシェ911の992型のフロントガラスにテープ跡が残る件