ポルシェの様々なモデルと他メーカーの車をドラッグレースさせる動画は何度となく見てきましたが、今回の動画はポルシェ911のベースモデルカレラと、ポルシェ911 GT3をドラッグレースさせるというもの。
それって、見る前から結果はわかっているような。
ポルシェ911 GT3の992型。
そしてポルシェ911 カレラの方も992型。
同じ992型の最新型の911であり、やっぱりこの2台を比べるにしては違いすぎるし、これで万が一『カレラが圧勝!』とかなっちゃったらポルシェ的にもマズイのでは…という感じがします^^
だって、スペック的にGT3の方が圧倒的に良いわけで…
車重もGT3の方が軽いのです。
でももちろん、その分(?)お値段にも差があるので価格的には圧倒的にGT3の方が高額です。
GT3(992)は日本では本体車両価格:2,296万円。
素カレラ(992)は日本では本体車両価格:1,429万円。
つまり、オプションもなにもなく本体で比べただけでも867万円の価格差があります。
よって今回のドラッグレースでは「どちらが速い」とか「どちらが勝つ」というよりは、「こんなにも値段も違う、レベルが違うGT3とカレラを競わせてみて、いかにカレラが凄いか」が確認できるというもの。
結果を先に書いてしまうと、1/4マイルドラッグレースではすべてGT3の方が速い。
まあこれは何度も書いている通りわかっている結果。
GT3が11.4秒。
カレラが12.1秒。
続いては、時速50マイル(約80キロ)からのローリングスタートでも同じくドラッグレースをしてみますが、やはり結果はGT3の勝ち。
でも、動画を見て頂けたらわかる通り「うわ、めちゃめちゃ引き離されてる!!!」という感じでもないのです。
どちらかというと「結構、カレラ頑張ってる!」という感じ。
そして最も感動したのが、1番最後のブレーキングテスト。
GT3はPCCB。
※PCCBとは「ポルシェ セラミックコンポジット ブレーキ (Porsche Ceramic Composite Brake)」の略称で、宇宙一と言われるポルシェのブレーキの中でも最上級といわれるもので、採用されているセラミック製ブレーキディスクはめちゃくちゃ軽く軽量化されています(通常の鉄製ローターの約半分)。
https://911supercars.com/
それに対して、素カレラはいわゆるベースなノーマルブレーキ。
2台を同じように加速させ、同じライン上で一斉にフルブレーキをして車を「止める」性能を比べます。
結果として、これも「思ったより差がない!」という結果に。
もちろん、この少しの差が実際には大きいのでしょうし、スピードについてもただ400mを直線加速しただけで比較しただけで、それが車の性能差をすべて表しているかというと、そんなことはないことも理解しています。
ただそれでも車両本体の値段差とかを考えると、普段サーキットとかではなく通常使いするのであれば、素カレラでも十分すぎるほど十分なのじゃないの!と、その素カレラの性能を「凄い」と思わせてくれる動画であったかと思いました。
まあ私の場合は自分の愛するカレラが2台とも素カレラなので、より思い入れが強く「素カレラさん、やるじゃなーい^^!」って思って動画を見てしまっているだけかもしれませんが~(笑)。←たぶんこれ。
こちらが動画です(9:15)↓