ポルシェの電気自動車タイカンのプロモーションの一環
2020年3月3日から始まったとあるプロモーション。
ポルシェがインターネットやメールを介して不特定多数の閲覧者に「スポーツカーは必要か」と、唐突に問い始めました。
それが『#スポーツカーは必要か』というプロジェクト。
今日の自動車を取り巻く環境は、どんどん変わってきています。特に環境問題による様々な規制など。
これからも車の存在価値、存在意義、そして、車そのもののあり方が変わっていくというだろうという現在の状況をふまえ、ポルシェは未来への答えの1つとしてフル電動スポーツカーの「タイカン (Taycan)」を発表。
70年以上にわたり、スポーツカーを作り続けているポルシェが、今現在の「これからは自動運転の時代」または「車そのものが否定されていくかもしれない時代」を見据え、自動車の存在意義を皆さんに問う…ということのようです。
もちろん、これでもし万が一、多くの人から「いや、もうスポーツカーなんていらないんじゃない?」と言われたとしても、「あ、じゃあ、もうやめるね!」とはならないとは思うのですが^^
…そして、だとしたら、そこにこのクエスチョンを問う意味はあるのかな?と個人的には思ってしまったりもしちゃいました。
ただ、ポルシェジャパン社長のミヒャエル・キルシュ氏のコメント(動画)によると「discussion matters」。
つまりは「議論すること自体が重要なこと」、と。
多くの人の、様々な意見、議論を聞き、今後のポルシェとしてのスポーツカーの在り方、存在意義などを再確認していきたいということなのかな…と思います。
うーん、タイカンに関しては本当になんだかこだわっているプロモーションが多い…。
「スポーツカーは必要か」ツイッターキャンペーン
本プロジェクトに関連して、2020年3月3日~3月31日の間に「#スポーツカーは必要か」のハッシュタグをつけて、この問いに対しての自分の意見をツイートすると、その中から抽選で10名の方にタイカングッズがプレゼントされるそうです。
ご興味ある方、または絶対に何かしらの意見を主張しておきたい方などは、ぜひ「#スポーツカーは必要か」のハッシュタグをつけて、ツイートを^^
プロジェクト内容、そしてツイッターでのキャンペーン詳細はこちらの公式サイトをご確認下さい。
ポルシェ公式サイト:スポーツカーは必要か
え。それで、私の意見はどうなのか?
うーん、ここでいきなり「いや、スポーツカーはもう必要ないと思います~」とか書いたら驚かれてしまいそうです…が、うん、やっぱりそんなことはありません(笑)。
私は「必要」と思います。
本当のところ「必要」という言葉が適切なのかどうかはわからないですが、正しく主張するのであれば、少なくとも「私には必要」です^^
そして、ポルシェのスポーツカーは、車のことをほとんどまだ何も知らない、こんなにも、その辺にいるただ1人の女性である私にでさえ
「自分には必要」
としか思えなくさせてしまう存在なわけですから、私以上にもっと、スポーツカーを必要としている方たちは沢山、沢山いらっしゃると思います。
そして、もっともっと様々な、深い、色々な想いがそれぞれにあるわけで、やはり、スポーツカーのないこれからなんて考えられません。
プロジェクトサイトにも掲載されていますが、フェリー・ポルシェ氏の言葉。
『The last car built on earth will surely be a sports car.』
(地球で最後となる車は、間違いなくスポーツカーである)
そして、今回のプロジェクトとはまた全然別件で、現在のポルシェCEOであるオリバー・ブルーメ氏が、今後のポルシェの電気自動車化について聞かれた時に、こう答えていました。
「2025年には、だいたいポルシェモデルの50%くらいが、電気自動車化またはハイブリッド化しているでしょう。けれど、ポルシェはずっとガソリンエンジン車も作り続けます、特に911においては。」
そう、時代に合わせて、ポルシェは今後もっと電気自動車(ハイブリッド)化が進むだろうということは認めつつも、環境・時代に合わせつつも、やはりガソリンエンジン車を作ることはやめないのです。
ポルシェ911は今の素晴らしいスポーツカーとしての存在のまま、存続し続けるはずなのです。
スポーツカーは必要か?
「スポーツカーは必要か?」
ポルシェがそんなことを聞いてくるなんて、本当に「どうしちゃったの?」ですが、こうして改めてスポーツカーの存在意義を、少しでも考えるきっかけになるということが、それだけでも意味のあることなのでしょうね^^
スポーツカー、そして、その中でも特に「ポルシェのスポーツカー」。
なくなってしまうことなんて…本当にまったく考えられません。
ポルシェ氏の言葉をちょこっと真似して言わせて頂くなら『My last car will surely be a sports car.』。
そう、私にとって最後となる車も、それは絶対にスポーツカーであるのです^^