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Porsche: ポルシェ

クラシック・ポルシェでアップルカープレイやスポティファイを楽しむ

投稿日:2020年4月25日 更新日:

ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメント(Porsche Classic Communication Management/PCCM)

「ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメント」というものがポルシェより発表されました。

★追記(2021.9.9)★
日本国内でも日本仕様のPCCMとPCCMプラスが発売になりました。詳細や価格等はこちら→ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメントシステムが日本でも販売開始に

これは、クラシックポルシェ(いわゆる古い世代のポルシェ)でも、デジタルラジオ局の受信、アップルカープレイとの連携、SDカードやブルートゥースを介したメディア再生などを可能とさせるもの。

こんなことになっちゃっています^^↓

この「ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメント」(以下、PCCM)は、2つのバリエーションで開発され、もともとポルシェにビルトインで設置されているユニット(1-DINまたは2-DIN)とぴったりサイズなので、そのまま交換が可能とのこと。

どちらのバリエーションでも高解像度のタッチスクリーンと、DAB+やアップルカープレイ、オンボードナビゲーションなどの最新機能を備えているそうです。

では、詳細について見ていきたいと思います。2つのバリエーションである、PCCMとPCCM Plusのうち、まずはPCCMから詳細を見てみたいと思います。

99664259000 EU / 99664259100 US / 91164559000

PCCMとは

  • PCCMはクラシックポルシェ・スポーツカーにあるラジオナビゲーションシステムをさらに発展させたもの。よって、この新しいPCCMは長年に渡りポルシェのスポーツカーにおいて標準だった1-DINの規格(スロット)に完璧にマッチ。
  • PCCMは2つのダイヤル(ノブ)と、6つの統合されたボタン、そしてタッチセンサー式の3.5インチディスプレイを介して操作する。
  • 旧モデルと同様に『Point of Interest (POI)』(興味があるポイント)検索機能もついているカーナビ機能つき。
  • ルートガイダンスは2Dまたは3Dビュー表示で、シンプルな矢印にて行われる。
  • 対応する地図情報は、別途SDカードにより提供される(ポルシェクラシックオンライン、またはポルシェセンターを通じてオーダー可能)。

最先端のデジタル技術をクラシックポルシェに

  • PCCMはDAB+を使用してデジタルラジオ局も受信可能。

…この辺り、DAB+はアメリカや日本では採用されていないかと思われるので、ヨーロッパ以外の国に出される時には、どうなるのでしょうね?

  • さらにこのPCCMはアップルカープレイの利用が可能。バージョン5以上のiPhoneユーザーは、iPhoneのアプリを使って、メディアの再生やカーナビ、また運転中の電話通話も可能に。
  • メディア再生方法は、他にもSDカード、USB、AUX、そしてBluetooth経由からも対応。
  • PCCMのデザインは、黒の表面仕上げとノブの形状によりポルシェのクラシックカーのダッシュボードにとても合う。
  • 1960年代の最初のポルシェ911モデル~1990年代の空冷最後のポルシェ911モデル(993)世代に非常に合う「PORSCHE」ロゴ入り。

PCCM対応のクラシックポルシェモデル

  • 914  (1970-1976)
  • 911 F  (1965-1973)
  • 911 G  (1974-1989)
  • 964  (1989-1994)
  • 993  (1994-1998)
  • 959  (1987-1988)
  • 924  (1976-1988)
  • 944  (1982-1991)
  • 968  (1992-1995)
  • 928  (1978-1991)

PCCM Plusとは

  • PCCM Plusは、Porsche Classic Communication Management Plus (PCCM Plus):ポルシェクラシックコミュニケーションマネジメントプラスの略で、最初の世代のPCMの後継機種。
  • 1990年代に製造された996世代のポルシェ911と、986世代のボクスターは2-DIN形式のポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)をオプションで装備することが出来ているので、そのPCMをオプション装備している車両用に、7インチの高解像度タッチスクリーンを搭載した「PCCM Plus」が開発された。
  • PCCM Plusのデザインや触った感覚は、それが搭載されるすぐ隣にあるエアーベントやプッシュボタンスイッチなどに基づいて作られているので、非常に自然にシームレスにポルシェのクラシックスポーツカーに設置することが可能。
  • アンプ、スピーカー、アンテナなどの、すでに車に搭載されているコンポーネントは引き続きそのまま使用することが可能。クラスターに表示されるナビゲーション表示も引き続きサポートされる。
  • PCCM Plusの方に限り、グーグル・アンドロイドオート(GOOGLE® Android Auto)にも対応。

PCCM Plus対応のクラシックポルシェモデル

  • 986  (1997-2002)
  • 996  (1998-2005)

PCCMとPCCM Plus価格

現在、プレスリリースなどで発表されているPCCMとPCCM Plusのお値段は、まだユーロでの価格のみの発表となっています。

以下が税込み価格:

  • PCCM (マップ付き):1439.89ユーロ (約16.7万円)
  • PCCM Plus (マップ付き):1606.51ユーロ (約18.7万円)

現時点において、プレスリリースによると、この新しいPCCMシステムたちは、ポルシェクラシックのオンラインショップまたはポルシェセンターから注文できるとなっていますが、パーツナンバーの発表がされているのが、ヨーロッパ版とUS版のみとなっています。

よって、ヨーロッパとUSでは確実に対応されるとは思いますが、日本を含むアジアへの対応についての記載はまだありませんでした(2020年4月25日現在)。

★追記(2020.4.27)★
コメント頂いて、はっとしました。確かに『ナビはアップルカープレイ経由(またはPCCM Plusならアンドロイドオート経由)のみ&デジタルラジオには対応しません』というのでOKであれば、あえて日本仕様にする必要もないですよね??そう割り切って、それで利用するのもアリかと思いました^^

ちなみに、ポルシェパーツ販売で有名なSuncoastさんはさすがの対応の早さ!USでは2020年夏くらいからこちらのPCCM販売が可能となるようです↓

Porsche Classic – Better look twice

こちらのPCCMを紹介する動画も公開されていました。

とあるご家庭での、息子さん(孫)のお誕生日をお祝いしているシーンから始まります。このご家庭、家族そろってポルシェ好きなはず。

だって、パパかな?の車もちゃっかりポルシェ↓

そして、このお誕生日を迎えた息子さんの愛車もな~んとポルシェ!

しかもこちら、リボンがかかっていますが、このポルシェ自体が贈られたわけではなく、すでに車自体は息子さんのもの。

たぶんですが、前までパパが乗っていた996を、息子さんが譲り受け、パパはまた新しい911を買っていたのではないかと想像します^^

それで今回は、この息子さんへのお誕生日プレゼントとして「車をちょっとアップデートしてあげたよ」と。

どこがアップデートされたかわかる?と言われた息子さん、色々探すのですが全然見当違い。

クラシックポルシェでSiriを使う

そこで見かねた祖父(かな?)が、正解を教える為、ポルシェのドアを開けて、その中に向かって一言。

「Hey Siri、ハッピーバースデーソングをかけて」

おじいちゃん、渋すぎるでしょ!Hey Siriって^^

そんな指令をうけたSiriは、ポルシェ996からバースデーソングを流し、それを見た息子さんは超最先端になった自分のポルシェ996に感動して大喜び…というお話でした。

息子さんからしたら、このシステムは最高でしょうね。

これからは、996世代のポルシェ911であるというのに、その車内ではSiriが使えちゃったりするようになったわけですから。

クラシックカーはクラシックだからこそ、クラシック

この動画のように最先端の技術を、クラシカルなポルシェでも楽しめてしまうという便利さに喜ぶ方も多いかと思います。

とはいえ、実際のところ海外のメディアや色々な方が出されている意見を見てみると

『Old cars are fun because they’re old. Because you’re there to drive and appreciate the technology of a bygone time. 』

という意見なども。

つまりは「クラシカルな車は楽しい…なぜなら、それはその車がクラシックだから。その車の時代のテクノロジーを楽しんで運転するのが楽しいのだから」と。

これはもう、どちらが正しいというものではなく、ただ、クラシックポルシェを楽しまれる方の中でも意見や趣向が2つにわかれるところなのではないかな、と思いました。

クラシックポルシェに最先端の技術を搭載するのも良いでしょうし、クラシックポルシェはクラシカルなまま、その時代に作られたポルシェを堪能されるのも、素敵だと思います^^

続きポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネジメントシステムが日本でも販売開始に

出典:
(公式)In the style of the times: Porsche Classic Communication Management 
(公式)Porsche Classic Communication Management systems 

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