ポルシェ928のリバイバルとしてまだ検討中
先日、第2世代目のフェイスリフト版が発表されたばかりのポルシェ・パナメーラ。
こちらのパナメーラ、2009年4月にこのパナメーラにまつわる、とある「うわさ」が流れ、そのうわさは10年以上たった今でもまだインターネット上などで話題になることがあると言います。
その「うわさ」というのが『2ドアのパナメーラクーペが出るのでは?』というもの。10年以上、噂のままというのも凄い^^
そしてこの噂はそのまま消えることなく、最初に噂話が出てから約10年たった2020年になってまたちょっと、少しだけ現実味をおびたものになってきたようです。
パナメーラがリアのドアをなくすことで実用性を少し犠牲にして、もっと流線型の車にしてしまおうというアイデアを、ポルシェはまだ捨てきってはいないようだとのこと。
先日の新パナメーラ発表の際の、ポルシェとのバーチャルカンファレンスの場で、オーストラリアのジャーナリストがパナメーラのプロダクトライン・チーフであるThomas Friemuth氏に「2ドアのパナメーラ、またはパナメーラ・カブリオレは作らないの?」と聞いたところ、そのトーマス氏からの返答が:
「他の競合他社にも2ドアモデルがあることから、私達も(2ドアパナメーラについて)どうするかの最終決定はしていなくて、まだ数年ずっと話し合ってるよ」
だったとのこと。
競合とは、いわゆるBMWの8シリーズや、次世代のメルセデスSLを指しているようで、パナメーラが2ドアになると、これらの競合モデルたちと戦えるようになるようです。
さらに続けて:
「まだ(パナメーラクーペについて)どうするかの決定をする準備が出来ていないんだよね。ポルシェにはとりあえず911っていう、なかなか良い2ドアカーがあるからね~」
と。
あ、私の勝手な日本語訳でこんな軽い感じにしていますが、どういう口調で言われたのかはわかりません、すみません(笑)。そして、トーマスさんはさらに続けて、
「(でも)私達は新しい市場と、より多くの顧客を得る為の機会を常に探しています。だから今はまだだけど、まあ、また何か決まったら言いますね!いっぱい色々なアイデアがあるからね~」
とのこと。
確かにポルシェの2ドアであれば、すでに911などがあるわけですが、もしパナメーラに2ドアモデルが出来たなら、それは911よりももっと荷物を載せることができ、車内でも、もっとゆったりと座ることが可能となり、911を運転するよりはもう少し快適さを優先させる車となるだろう、と海外メディア。
出てくるとしても3年以上先の話
まだまだパナメーラの2ドアモデルが出されるかどうかのアイデアが、ポルシェの中で完全になくなったわけではないという結論にはなったものの、先日すでに第2世代のフェイスリフト版パナメーラが発表されてしまっているため、万が一、今後2ドアパナメーラの生産がGOになったとしても、それは「次世代のパナメーラ」からになるだろうと言われています。
つまり、もしパナメーラクーペやパナメーラカブリオレが出てくるにしても、それは最低でもあと向こう3年は出てこないだろうという話みたい。
パナメーラクーペはポルシェ929に?
さらには、万が一この2ドアパナメーラ&パナメーラのオープンカーが出てくることになったとしても、それが「パナメーラ」というモデル名を名乗るかどうかもわからないと言われています。
まったく違うモデル名で出される可能性も、と。
3年前くらいに出されたレンダリングでは、1977~1995年に作られていたポルシェ928のフォローアップのモデル名として、2ドアパナメーラの新しい名前に「ポルシェ929」が提案されていたようです。
なるほど~^^
まあ、まだまだどうなるのかわからない話ですが、今回の新パナメーラ発表のバーチャルカンファレンスで出てきた会話の1つということで^^
出典:
◆Porsche Panamera Coupe Still Under Consideration As 928 Revival
◆Porsche Panamera two-door still under study