発売は2027年?PPEプラットフォームで作られる最も大きなポルシェ電気SUV
ポルシェが現在準備している電気SUVについての情報が出ていましたので見てみました。
このSUVは2022年7月にポルシェが公式に『新しいラグジュアリーなフル電気自動車のSUVをラインアップに追加する』と発表されているもの。
この電気自動車SUVは、ポルシェ社内で現在『K1』と呼ばれているそうで、その全長は5メートルを超えセダンであるような、クロスオーバーであるような…でもとにかく『ポルシェ』であるスポーティーなもので7人乗りSUVになるとのこと。
このK1はフォルクスワーゲン・グループのPPE(Premium Platform Electric)アーキテクチャ上に構築される2024 EVマカンと同じ生産ライン(ライプツィヒ工場)を共有することから、同じくPPE搭載予定と見られています。
このPPEアーキテクチャはアウディA6 eトロン、Q6 eトロン、ポルシェのボクスター&カイエン、EVカイエンのベースにもなるもの。
これら他のモデルたちがすでに販売されているだろう2026年以降となる2027年くらいにこの7人乗りのEVポルシェSUVがポルシェのモデルリストに追加される予定とのことです。
え?この情報の出典?
それはポルシェ・ツッフェンハウゼン本社のインサイダー。だから誰なの(笑)。
このポルシェの情報筋の方の話によると、K1にはポルシェ最新のバッテリー、電気モーター、そして充電テクノロジーが搭載されるとのことで、その価格は18万ドル(約2,373万円)以上になるだろうとのこと。
かなり高価なポルシェとなるようですが、もしかするとタイカンのように「ターボS」という名前がつけられる最上位モデルになる可能性も高いのだとか。
ポルシェ 7人乗り電気自動車SUV K1とは
もちろん、ポルシェとしては公式にまだ詳細を何も明らかにしていないわけですが、それでもウワサされている情報によると、K1は以下のようになるのではと言われています:
- 短いボンネット
- 傾斜が急なフロントガラス
- よりスポーティなリフトバックスタイルのルーフ
- アダプティブエアサスペンション装備
- 車高をあげることでオフロード能力を発揮できるように
- バッテリーは100kW超え
- 航続距離は400マイル(約643キロ)以上になる可能性
リフトバックスタイルってハッチバックということ?
なんとなくアウディ・スポーツバックスタイルの外観っぽくなるけれど、さらにその大きさが大きいというものになる…という感じなようです。
まだ特定のバッテリー技術や電気モーターについての言及もなし。
それでもK1には最新バージョンのPPEプラットフォーム搭載となると考えられていて、この最新PPEは2021年のミュンヘンモーターショーで「ミッションRエンジニアリングコンセプト」として紹介された開発が組み込まれた最新のものになるのでは、とのお話。
最新PPEはさらなる急速充電が可能な、油冷で電気モーターを冷却、そして920ボルトの電気システム提供が可能となっている現時点での業界最高のもの。
他のシャシー技術としては、後輪に最大5度の回転角度を提供する電子制御の4輪ステアリングが含まれ、街中での低速時の操作性が向上、そして高速時には俊敏性が向上すると言われています。
この技術は後輪間にトルクベクタリング効果を提供する電子ディファレンシャルと組み合わせて機能するとのこと。
…と、情報が少しずつリークされて(?)きましたが、発表もまだまだ少し先の話なので、楽しみに待ちたいと思います。
今は社内的にK1と呼ばれているこのモデルが、発表される時には何というモデル名になるのかにも興味津々!
ちなみにポルシェCEOのオリバー・ブルーメさんはこの新たなSUVのことを『a very sporting interpretation of an SUV (SUVのとてもスポーティーな解釈)』と表現されています。
7人乗りだと5人家族の我が家でも余裕をもって使えていいなと思いつつも、電気自動車(=重たい)で、かつさらにサイズも大きいとなると都内だと機械式に入れるのも無理でしょうから、駐車場問題が大変そうだな~って今からすでに悩ましい^^
出典:
◆Big Porsche Electric SUV Is Coming With Off-Road Suspension, 400+ Mile Range: Report
◆New Porsche K1 is rapid seven-seat luxury EV for 2027
◆(公式)High-voltage batteries on the test bench