日本テイストが取り入れられたポルシェの施設
今回は先日、プレオープニングで遊びに行かせて頂いたポルシェエクスペリエンスセンター東京(以下、PEC東京)の施設についてです。
こちららが前回の記事:ポルシェエクスペリエンスセンター東京体験記 (PEC東京):ドライビングプロブラム
世界で9番目に出来た『ポルシェエクスペリエンスセンター』であるPEC東京は、もちろんそもそもはドイツに本社を置くポルシェのブランド体験施設。
でも、そんなドイツの会社であるポルシェでも今回のこの日本に出来たPEC東京においては、その施設に「日本テイスト」を盛り込まれて、PEC東京が日本のポルシェの施設であることを象徴しています。
例えば、このPEC東京の外壁にもあるナナメの線たちは、江戸切子の矢来紋(やらいもん)からのイメージとなっていて、施設内もこの矢来紋などの江戸切子っぽいイメージでデザインされたところが沢山ありました。
PEC東京はペック東京か、ピーイーシー東京か
そうそう、あと忘れる前に名称について1つ。
こちらのポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、その名称を略して「PEC東京」と呼ばれることがあります。
これ、私は家の中で勝手に「ペック」と呼んでしまっていましたが、実際に正しくは「ピーイーシー」だそうですよ~^^ あれ、みなさんそう呼んでいました?さすが。
と、言いつつたぶんポルシェの皆さまも内部ではペックと呼んでいるに違いない…と思ったりもしているのですが(勝手に疑ってすみません(笑))、一応、ピーイーシー東京だそうなので、今後私も外ではピーイーシーでいきたいと思います。
たぶんペックって言ってるけど(笑)。
ではでは、さっそく建物に入る前にPEC東京の施設周りから見てみたいと思います。
PEC東京の駐車場
こちらが建物目の前にあるゲスト用パーキング。もちろん、駐車料金は無料です。
結構な台数が停められますので、よほどのことがない限りは停められないということはないのではと思います。
建物目の前から、もう少し遠いところにも(たぶん基本的にはスタッフさん用だと思わますが)駐車場がありました。
ちなみにこの日のドライビングプログラム1枠の時間帯にいらっしゃっていたゲストたち+αくらいだと、このくらいの駐車場の埋まり具合↓
PEC東京駐車場には電気自動車用充電設備も
駐車場には充電器の設置もばっちりされています。
建物前の駐車場にはチャデモ急速充電器が1台と…
通常の充電器が8台。
電気自動車でPEC東京に遊びに行かれた方も、PEC東京で遊んでいる間に駐車場で車の充電をしておけるので便利なのではないでしょうか。ドライビングプログラムに参加して、かつお食事したりとすごしていたら軽く数時間は滞在することになるので。
さて、施設の奥の方にまわってみます。
※最初、建物についた時には普通に入れるようになっていたのでお散歩がてらまわらせて頂きましたが、帰る頃にはコーンがおかれて奥には入れなくなっていたので、特に表記はありませんでしたがもしかしたら通常は入ってはいけないのかもしれません??
さて、施設裏の方にはガソリンスタンドがありました。凄い。ここで使用される車たちのガソリン給油が行われる場所となるそう。
一般の人は利用できません、念の為。
あとはトラック内にあるチャデモ急速充電器(現在2台あり、今後もう1台設置予定の計3台)用のABB社のパワーキャビネットもこちらに設置されていました。
ちなみに全国にあるポルシェのチャデモたちと同じく、ここPEC東京のチャデモも近いうちに今の90kWから150kWになる予定とのこと。
PEC東京 1階
では、続いてPEC東京の建物内に入ってみたいと思います。
入口に入って、受付をすぎると右奥にあるのが整備場。
ここはPEC東京で使用する車両たちの日々のメンテナンス、タイヤの交換、アライメント調整など「走るための整備」が行われる場だそうです。
万が一、それ以上の修理が何か必要となった場合にはここでは修理されないとのこと。
こちらの整備場の中と外にはそれぞれ4台分の車を洗うことが出来る洗車場も設置。実際、朝から洗車もされていました。
思わず「私も洗っていいですか?」と自分の車を持ち込みそうになったのをぐっと我慢^^
考えてみたら、PEC東京で使用される車両たちは、プログラムの1枠を走るごとに常に水が出されているドリフトサークルなどで毎回びちょびちょになったりして戻ってくるので、少なくとも流すだけでも毎回の洗車が必要そう。
この整備場の中にはPEC東京で使われる車両たちのキーを一括で管理しているキーボックスも設置されています。
この一見簡単に開けられてしまいそうなキーボックスですが、実はすっごくしっかりとしたセキュリティで守られていますので、そう簡単には開きません↓
もし悪いことを計画されている方がいるとしたら、盗む計画は立てない方が良さそうです^^
セキュリティといえば、この館内からトラックの方へ出る出入口もきちんとキーで管理されているので、来客者(参加者)は勝手にトラック側の外に出ることは出来ません。これは安全管理の為。
カフェからトラック側の外に出ることは可能です(柵があるのでその中のみ)。
さて、では今度は入口の受付をすぎてから左奥にある部分を見てみたいと思います。
ポルシェのオフィシャルグッズストアが入っていて、アパレルからキーホルダーなどまで色々なものがラインアップされています。
なかなかコアなファン向けの商品たちも。
さらにその奥にはカフェがあるのですが、カフェについてはまた別途記載したいと思います。
カフェの手前を曲がって裏側の方に入っていく?と、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーと書かれた部屋が存在。
こちらのお部屋も今後色々な用途で利用されるようになっていくようですので、楽しみにしたいと思います^^
PEC東京 2階
PEC東京の建物は2階建てなので、続いては2階にあがってみます。
エレベーター(または階段)をあがると、目の前には江戸切子柄の壁に「日本庭園を連想させる和のテイスト」の場が設けられています。
反対側の壁には「DREAM」の文字。
この和のテイストな壁を抜けると、2階部分のひらけた場所に出ます。
ここにはソファなどが設置されており、来客が自由にくつろぐことが出来るように。
今回、ポルシェマガジンのクリストフォーラスたちが置かれて自由に閲覧できるようになっていましたが、今後はもっと色々なポルシェにまつわる本なども設置されていかれるようです。
PEC東京で使われているのは日本のメーカーの家具たち
ここで気になったのが、このPEC東京に置かれている家具たちです。「やっぱりここはドイツ製なのだろうな」と思っていたのですが、実は違いました。
なんと家具にも相当なこだわりが実はあって、PEC東京に設置されている家具たちは日本のメーカーさんたちのもの。
カリモクを中心に、Time & Style、マルニ木工さんなどの家具で揃えられていました。そうだったのね~!
なんだかそういうこだわりってとっても素敵だと思います。
PEC東京ではサプライズな出会いも
そうそう、この日ですがドライビングプログラムに参加するべく1Fの集合場所に行こうとした時、PEC入口の外から、壁越しに中の様子をちらちら伺っている男性がいたのですよ。「外から」ですよ、のぞいているの!
壁から顔だけ出すようにして、中をこっそりのぞいているのです。中に入ることもなく。
怪しい。
そして、ちょっとその方に手を振ってみたら振り返してくれるのですが、それでも中には入ってきません。でも気になって、またふと見ると今度は壁から隠れながらこちらに向かってピースとかしてこられる男性。
うーん、怪しすぎる…。
そんな怪しすぎる方ですが、やっぱり不審すぎたのでしょう、その後PECの2階まで連行されてきていたところに遭遇しました。写真中央にうつっている男性がその方です↓
なんだか見たことあるお顔。もしかして世界的に有名な不審者さんなの…?
と、このようにPEC東京ではなぜか唐突に壁からそっと顔だけ出して外から中の様子をのぞき込んでいる世界の荒さんに会えることもあるようです。あ、いつものぞいているわけじゃないか^^
もうびっくりですよ。登場の仕方が本当に不審者そのものでしたから(笑)。
この日の荒さんは(お仕事として今回のプレオープンイベントに立ち会うわけではなく)ふらりと立ち寄られただけだったようで、このような感じでPEC東京ではいきなり偶然にして「え?」っていう方との出会いがある…かもしれません。
荒さん、不審者扱いしてごめんなさい…いやでも、やっぱりかなりの不審者でしたから~(笑)!
さらには今回、以前までポルシェでモータースポーツ部門を見てこられていたポルシェジャパンの方(写真右)からも色々とPEC東京にまつわるお話を聞かせて頂き、これまたとってもとっても楽しい時間をすごさせて頂きました。ありがとうございました^^
さて、写真撮影をした場所はこちらのRACEと書かれた部屋の前。
こちらの部屋の中にはシミュレーターが設置されており、アメリカはLAにあるPECのシミュレーターと同じものの最新版だそう。
シミュレーター体験価格
こちらのシミュレーター体験をするには完全予約制となっていて、有料です。
お値段は(2021年9月現在)で:
- 30分/1名 4,500円
- 30分/1名 (VR付き) 5,500円 ※現在コロナの為利用停止中
- 60分/1名 8,000円
詳細については公式サイトにてご確認下さい。
30分単位での予約ですので、PEC滞在時の隙間時間をうまく使って遊ぶことも可能だと思いますし、お好きな方にはたまらない施設かと^^
さらに2階の奥の方にはポルシェの名前が付けられたミーティングルームなどがありました。
そのミーティングルームの名前たちも、918とか959とかポルシェにまつわるものたち。
意外なことといえば、どこにも「911」が使われていないのが不思議。どうして?何かここにもきっとこだわりがあるのでしょうね^^
他にも研修センターになりうるのではないかと思えるような広さの部屋も用意されているようでしたので、今後、B to B向けの施設としても色々な利用用途が考えられそうです。
施設についての最後になりますが、このPEC東京で「可愛い!」と思ったのがこちらのお手洗いへの案内表示。
男性も女性もヘルメット着用で、車椅子の方なんてなんだかもうパラリンピアン並みに速そう^^!
こちらのデザインはPEC東京にしかない独自のものだそうなのですが、デザインされたのはドイツのデザイナーさんとのこと。お洒落~。可愛い。
ざっとPEC東京の施設をまわらせて頂きました。
続いてはPEC東京内に入っているカフェとレストランについてご紹介させて頂きたいと思います。
続く→ ポルシェエクスペリエンスセンター東京体験記 (PEC東京):レストラン906と956カフェ
- 名称:ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
- 住所:木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
- 電話:(ポルシェコンタクト) 0120-718-911/ 受付時間:9:00-18:00 (土日祝除く)
- 敷地面積:43ha
- 事業区域:13ha
- トラック:全長2.1km
- ウェブサイトURL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/
- ドライビングプログラム予約URL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/login (予約には会員登録が必要)
- モーニングミッション予約URL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/pages/86
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