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ポルシェエクスペリエンスセンター東京体験記 (PEC東京):展示車両

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ポルシェエクスペリエンスセンター東京に展示されている車たち

ポルシェエクスペリエンスセンター東京(以下、PEC東京)には、沢山の最新ポルシェモデルたちが用意されています。

これらの最新車両たちは、PEC東京でのドライビングプログラムにて使用される車たちで、ドライビングプログラムへ予約をすることで各モデルに乗ることが可能となっています。

それら車両とは別に、館内には展示用のポルシェも数台おかれていました。現在(2021年9月)PEC東京に展示されていたポルシェたちを見てみたいと思います^^

ポルシェ919 ハイブリッド

PEC東京に入って、正面にある受付のすぐ左側の方にまずはぱっと目をひくなんとも存在感のある車が。

それがこちら↓

どどーん。

そう、これはポルシェ919ハイブリッド!!すごーい。

ポルシェ919ハイブリッドに出会えるとは。

いや~すっごいな~、これ、つい先日ドイツで開催されたIAAモビリティの場にはポルシェ919ハイブリッドのストリートコンセプトも展示されていましたよね。

これです、これ↓。IAAで展示されていた919ストリートコンセプト。

でもね、あのIAAに展示されていた919ストリートコンセプトの車は、実はクレイモデルだったのですよね。つまりはモック。

そこにきて、このPEC東京に展示されているポルシェ919ハイブリッドといったら…

え?

ま、まさか?

まさかの。

うそー。

いやいや、びっくり。

なんとこのPEC東京に展示されているポルシェ919ハイブリッドも、モックだったのでした~^^ 見えないぃ~!モックのレベル高すぎる。

最初にこちらの車両を見た時に、運転席の中をのぞいてみようと思ったら窓が完全にブラックアウトされていて「あれ?」ってなったのでモックかな?とは思ったのですが、その後聞いてみたところやはりモックだったのでした。

でも「タイヤは本物ですよね?」という確認もさせて頂いたのですが、なんとタイヤも…ええええ。

こんなにも本物のタイヤしか見えないのに?まさかのモック??なの?

…ふふふ。

これは是非、これがホンモノのタイヤなのか、タイヤでさえもモックなのかはPEC東京に行って確認されてみて下さい。

なかなか衝撃的でした^^

ポルシェ906 TVカー

さて続いてはポルシェ919ハイブリッドの隣に展示されていたこちらの白いお車。

こちらのお車は、ここPEC東京にとってあるつながりがありました。

このお車はポルシェ906。

そして、PEC東京のどこにつながりがあるのかというと、それはPEC東京内のレストラン。

レストランの名前が「レストラン906」なのです。そう、その「906」はこちらのポルシェ906を記念してつけられている名前。

ポルシェ906についてまったく知識がなかった私はこの日、ポルシェの方から実車を前に色々と教えて頂きました^^

ご存知の方にはもう周知の事実なのでしょうが簡単に書いてしまうと、ポルシェ906は1967年に富士スピードウェイで行われた日本グランプリで優勝した伝説のレーシングカーとのこと。

1967年の日本グランプリの際に生沢徹さんという方が、ドイツからポルシェ906を借りてきてプライベートで出場して優勝してしまった…ということから、この時をキッカケに日本国内で「ポルシェって凄いのでは」と注目がされるようになったとのことでした。

ポルシェにとってみたら、日本でポルシェの名を一般的にも広めることになってくれたこちらのポルシェ906は大切な存在。

そんなポルシェ906を記念して今回のPEC東京のレストランの名前にも906をつけられたようです。

ただ、ここに展示されている906は実際に日本グランプリで優勝されたお車ではなく、別途ドイツのポルシェミュージアムから来られたものだそう(それも凄いけど)。

車のサイドには『T.V』の文字と、なんだかちょっとゆるキャラっぽいキャラクターが描かれています。

あ、リアの方にも大きくTVって書いてあった。

これはなぜかというと、この906は昔ニュルブルクリンク1,000kmの際に、ポール・フレールさんというドイツの自動車ジャーナリストの方がドライバーとなり助手席には大きなテレビカメラを搭載して走ったという「テレビカー」だったそうなのです。

フロントに書いてある「ZDF」というのがドイツのテレビ局名で、サイドにいるキャラクターたちはそのテレビのキャラクターだそう。『Mainzelmännchen』と呼ばれる人たちのようです。

こちらのポルシェ906には水平対向6気筒エンジンが逆向きにされてミッドに搭載されているとのことで、のぞいてみると確かに中央あたりに見ることが出来ます。

運転席の真後ろにあるので走っていたら熱そう…。

これらのお車たちはまだまだPEC東京に展示され続けるようですが、将来的にはまたドイツのミュージアムにこの906は戻され、その時にはまた違う車両が展示されることにもなるようです。

そういう「次は何が来るのかな」というのを楽しみにするのも、またPEC東京の1つの楽しみ方かなと思いました。

まずは是非、これらポルシェ919ハイブリッド(の精巧なモック)とポルシェ906を見に行かれてみてはいかがでしょうか~^^

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