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ポルシェが3Dプリント技術でバケットシートを作る

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3Dプリント・ボディフォーム・フルバケットシート : 3D-printed bodyform full-bucket seat)

まだ「コンセプト」段階とのことではありますが、ポルシェが新しい技術を発表。

それが、3Dプリントでバケットシートをカスタマイズして作ってしまう、というもの。

今回発表された3Dプリントで作られるというバケットシートは、シートの中央部分…つまりは、シートと背もたれのクッションの一部が3Dプリンターで作られているとのことです。

ポルシェのフルバケットシートの硬さは3種類

将来的に顧客はこのバケットシートを作成する時に「ハード、ミディアム、ソフト」という3つの硬さから好きなものを選択することが出来るように。

それぞれのドライバーに合わせてカスタマイズ(パーソナライズ)されるこのスポーツシートは、プロのモータースポーツにおけるシート・フィッティングと同じように製作されるようです。

確かに、前にブランパンGTアジア@FSWを観戦しに行った時、そのポルシェ(GT3R)のドライバーシートは、ドライバーの方にあわせてカスタマイズされていると言われていました。

ポルシェのリサーチ&開発チーフのMichael Steiner氏いわく「シートというのは、人と車をつなぐインターフェースとなっている重要な存在。だからこそ、レースカーにはドライバー用にカスタマイズされたバケットシートが使われているのです」。

ポルシェが今までにモータースポーツで築き上げてきた技術を、この新しい3Dプリント・フルバケットシートにより、(プロドライバーだけではなく)顧客の皆さんに提供出来るようになる、ということだそう。

さらには、このシートはモータースポーツからつちかってきた人間工学に基づくフィット感だけではなく、ユニークなデザイン、軽量化、快適性の向上、そして空調制御も提供。

ベースはポルシェのライトウェイトのフルバケ

この3Dボディフォーム・フルバケットシートは、ポルシェのライトウェイトのフルバケットシートをベースとしていて、その構造は「サンドイッチ構造」。

発砲ポリプロピレン(EPP)で作られたベースサポートは、3Dプリンターで作られたポリウレタン素材の空気を通す快適なレイヤーに取りつけられる。

そして、シート自体の外側の素材はレーステックス(Racetex)で作られていて、空調管理のための独特なパターンで、穴が開けられています。

Race-Tex (レーステックス)とは?

レーステックスは、完全なレザーフリーであり、高品質なマイクロファイバー材料が使用され、その一部はリサイクルされたポリエステル繊維で出来ているそう。生産時に従来の材料よりCO2が80%低減。アルカンターラっぽいと表現されているところもあります。

レーステックスのメッシュとなっているサーフェスにより、ほぼその下にあるレイヤー部分は見えないわけですが、ほんの少しだけ下のレイヤーが見えるようになっているようです。

それが「ウインドウパネル」と呼ばれる部分。

そこから3Dプリントされた赤いクッションレイヤーが見えるようになっています↓

そしてまた、その赤のアクセントがフルバケットシートの素敵なデザインになっているとのこと。

まずはポルシェ911と718シリーズから提供開始

この正式名称『3Dプリント・ボディフォーム・フルバケットシート (3D-printed bodyform full-bucket seat)』は、まずはポルシェ911とポルシェ718シリーズのみが対象となり、早くて2020年5月くらいからテクイプメントとして提供開始。

といっても、最初はヨーロッパ向けに、サーキットで使用する為の911または718の40台だけにプロトタイプとして、6点式シートベルトと組み合わせたシートの製作からスタート。

それら40台のプロトタイプとなった車のオーナーたちからフィードバックを受け、その後の開発に役立てていくそうです。

プロトタイプからのフィードバックを受け、改良などがされたあとになるのかな?、だいたい2021年半ばくらいから、Porsche Exclusive Manufakturを通じて、この3Dプリントボディフォームのフルバケシートは、3つの硬さといくつかの色(赤い部分がたぶん変更できることになる)にて提供可能となるのだとか。

これは、3Dプリントされたコンフォート・レイヤー部分を赤く着色しているところ↓

今後の顧客たちからの関心度合いによっては、もっともっとそれぞれのドライバーに完全にパーソナライズされたソリューションも開発、提供していく考えのようです(上記の通り、色のバリエーションの他、ドライバーの体型に合わせたシート開発なども含まれる等)。

ただ、どこかにも書かれていましたが、そうなってくると確かに今度はその自分用にフィットするようカスタマイズされたバケットシートが搭載されている車を「売る」時がちょっと大変そう?

現行のオーナーさんにぴったりのバケットシートなので、次のオーナーにとっては、よほど体形が同じ人でなければフィット感は悪く、また硬さチョイスの違いもあるわけで…。

とはいえ、基本はサーキット利用向けのフルバケットシートなので、次に購入される方は自分用にまたカスタマイズされたシートを購入するから、それでいいのかな^^

メディアでは、サーキット走行がメインとなる方には、必須となるオプションになってくるのでは、とも言われています。

出典:(公式)Porsche presents innovative 3D-printing technology for bucket seats 

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