Nico Hulkenberg氏の愛車:マンタイレーシングチューニングのポルシェ911 GT2RS
動画自体は少し前に公開されているものですが、F1ドライバーであり、またルマンのチャンピオンになったこともあるレーシングドライバーのNico Hulkenberg氏がプライベートに所有されている車の紹介がありました。
今回、このちょっと前の動画にまた少し注目がされていました。それがなぜなのかというと…。
2020年10月に開催されたアイフェルGP(Eifel Grand Prix 2020)にて、当日体調不良となってしまったランス・ストロール氏に代わって、急遽そのドライバーの代役を務めたのがニコ・ヒュルケンベルグ氏。
そしてこの時、彼は「突然(代役の為)呼び出された」ことに対応する為に、自分のポルシェ911を飛ばしてサーキットにかけつけたことから、『ニコ=ポルシェ』が再注目されたということのようです。
そんな彼の愛車として動画で紹介されていたのが、ポルシェ911 GT2 RS MR。
モデル名の最後についている「MR」はマンタイレーシング(Manthey Racing)の略となっていて、こちらのポルシェはチューニングメーカーのマンタイレーシングによってチューニングされたGT2 RSであるということになります。
マンタイレーシングに興味を持ったきっかけはクリスハリス氏のYou Tube
動画の中で彼が話していた「なぜマンタイレーシングのチューニングにしたのか」に対する「いや~You Tubeを見ていて、クリスハリスさんが紹介していて、いいなって思ったんだよね」みたいなノリだったのが新鮮でした。
こんな凄いレーシングドライバーさんでも、You Tubeのレビューを見て影響受けるのね、って。ある意味、とっても素直な方なんだろうなと思えて、可愛い人だな~って思っちゃいました^^
まあもちろん、クリスハリスさんといえばトップギアの司会者でもある方なので、一般人のYou Tuberの方とはまた少し影響力は違うのかとは思いますが、でもなんだか素敵。クリスハリスさんも嬉しいだろうな。
こちらがクリスハリスさんのポルシェ911 GT2 RS MRについての動画です↓
さて、そんなニコさんですが、こちらのポルシェ911 GT2 RSに103,000ドル(約1,080万円)をかけて、マンタイレーシングに以下のような変更を行ってもらったそう。
- KW 3ウェイダンパー
- ミシュランカップ2Rタイヤ
- 新しいブレーキパッド
- より軽量なホイールへ変更
- TUV準拠のカナード
- 再設計されたアンダーボディフロア
- ホイールアーチのエアロカーテン
- エンジンリッドのgurney flap
- 異なるウィングエンドプレート
- より急な角度でより大めのウィング
- 背の高いウィングのサポート
- より大きなリアディフューザー
そして、ただでさえ凄い車すぎて、一般人が扱うには危険すぎると思われてしまうくらいの、未亡人メーカーと呼ばれてしまうこちらのポルシェ911 GT2 RS。
それをさらにチューニングされたものだなんて、まさにプロ・レーシングドライバーのニコさんだからこそ扱えるものなのだと思います。
ポルシェ911 GT2 RS MRを限界にもっていった時に知ることが出来る
今回私が最も感動したのが、こちらのニコさんのお言葉。
「マンタイレーシングのポルシェ911 GT2 RSにしたことは、あなたにとって何が良かった?」みたいな質問に対して:
『When you drive and the car is really at its limits, then you smile and then you know why (you purchased it)』
そう、彼が語ったのは
「この車を運転して、車がそのリミット(限界)に達している時、あなたは微笑んで、なぜこの車を買ったのかを知るんだよ」
って!!!
ああもう、カッコ良すぎではないですか~??ヤラれました。これ本当に。
だって、ポルシェ911 GT2 RS MRですよ、それを「この車が限界に達している時、なぜこの車じゃなきゃダメなのかを知る」ですよ。
彼にしか言えない言葉かと。
ポルシェ911のベースモデルカレラでさえ、その限界になんて絶対に持っていけない私からすると(あ、私と比べる必要はまったくないのか(笑))、いやもう、カッコ良すぎちゃって。
すみません、今回、この彼の言葉が素敵すぎて、これをご紹介したいがためだけにこのブログを書いちゃったようなものです^^
限界を知らなくても、ポルシェ911カレラのことがやっぱり好き
「なぜこの車なのかを知る」…私にとっての黒カレラ(ポルシェ911)は「なぜここまで好きなのがこの車であるのか」は、実はいまだに明確な理由はわかりません。
でも、自分のポルシェを限界にまで持っていけなくても、ただ純粋に好きでいることが出来て、この車でなければダメって苦しいほどに思えるのは、やっぱり幸せなことです。
…だから、最後のこの〆の話はなんなの。
あまりにニコさんの言葉がカッコ良すぎて、なんだか自分のポルシェへの愛も改めて語りたくなっちゃいました。相変わらず自分でも意味不明(笑)。
出典:WHY DOES F1 ACE AND LE MANS CHAMP NICO HULKENBERG DRIVE A PORSCHE GT2 RS MR?