ランボルギーニ・ザ・ラウンジ・トウキョウ(The Lounge Tokyo)
2020年10月末にオープンしたと発表された、ランボルギーニのラウンジである「THE LOUNGE TOKYO (ランボルギーニ・ラウンジ東京)」。
今回、初めてこちらのラウンジに行かせて頂いてきました。
遠くに何か人が立っているな…。あれがそうかな?
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あ!やっぱりそうでした。ここ、ここ。
この建物がザ・ラウンジ・トウキョウ。ランボルギーニの方が建物の前に立って待っていて下さいました。
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ちなみにこちらの施設、駐車場がないことからここに車で行く場合には、東京ミッドタウンの駐車場を利用するのが1番便利なようです。
我が家も今回は東京ミッドタウンにとめて歩きました。ミッドタウンからだいたい徒歩約5分くらいでつけるかな。
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ランボルギーニの施設であるのに、ロゴなども「THE LOUNGE TOKYO」と書いてあるだけで、特にランボルギーニの名前は入れていないのですね~。
そうか、この「L」とう文字を見るだけで、わかる人にはLamborghiniとわかっちゃうように出来ているのか!(違う^^?)
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さて、この建物はB1から3Fまであるとのことでしたが、今回まずは受付をするために2階にあがりました。どきどき。
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Lamborghini Huracán STO 実車
検温、手指の消毒をしたあと、受付に向かいます。
そう、今回はここランボルギーニのラウンジにて「ウラカンSTO」の実車に会わせて頂くために行ってきました~^^
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受付では、こちらの首からさげておくためのパスと共に、フェイスガードも配布され、全員がマスク+フェイスガード装着必須となっていました。
また、最後には同じくこちらの受付にてお土産も。
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ランボルギーニのラウンジそのものについては、また別途ご紹介できたらと思っていますが、まず今回はHuracan STOの実車発表についてを書きたいと思います。
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ウラカンSTOがアンヴェイルされる為のお部屋は、なんともカラフルなイスがそろっている思っていたより小さめのスペース。
こちらのイスたち、サーキットのイスをイメージしていて、カラーたちもランボルギーニのカラーたちにインスパイアされているとのこと。
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そして、その目の前に隠された状態で存在感をはなっていたのが、ウラカンSTO。
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こちらのお部屋のライトが、このようにランボルギーニっぽいライトのデザインとなっているので、なんともランボさんっぽくて一体感がありました。
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そして、車がアンヴェイルされたあとには、このバーとなっているライトが車にうつりこんだりして、なんともまた幾何学模様的に見える時があって、よりランボルギーニっぽくて、これまた良かったな~。
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全体感はこのような感じ。
実は車のすぐ目の前は外へのアクセスが出来るようになっています。コロナ対策の為と思われる少人数制です。↓
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時間になったので、プレゼンテーションがスタート。
本来であれば、ランボルギーニジャパンのカントリーマネージャーがこの場にいらっしゃってご挨拶となるわけだったのですが、現在、このコロナウイルスの影響でまだ来日できていないのだそう。
よって、今回はビデオメッセージとなりました。
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その後は、ランボルギーニジャパンのセールスディレクターの方からウラカンSTOについての説明のプレゼンテーション。
お2人からのプレゼンテーションの内容については、このあと写真たちを挟みながら書いていきたいと思います。
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プレゼンテーション時には、このように大きな画面と、少し小さめの画面に内容がディスプレイされました。
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ウラカンSTOアンヴェイル
そして、プレゼンテーションの途中でおもむろに女性2人が入られてきて…。
ウラカンSTOの横に立ったかと思ったら、いきなり!!
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するするする~っとアンヴェイル。
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あ、え?
なんだか「さあ!今からいよいよアンヴェイルです!」みたいになるのかと思っていたら、「まったくもう、なにやってんのよ、さっさとそれ取りなさいよ」っていう感じで、女性2名がニコリともせずに、すーっとアンヴェイルです(笑)。
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おお。あっさり出てきたウラカンSTO、なんとも、うーん、すごい!
まずはそのカラーリングが、モノトーンな感じではなく、水色ベースにオレンジとかのレーシングカーな感じ。
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こちらのカラーも、事前にネットニュースの写真で拝見していたので「おお」と思ったくらいですんでいたのかもしれませんが(私)、もしこの場でこのカラーを初めて見たのであれば結構、衝撃的だったかも^^
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さて、こうして無事(?)ウラカンSTOはアンヴェイルされたのでした。
こちらのウラカンSTO、2020年11月18日に世界に向けて発表されたばかりなのに、もうこうして11月22日には実車が日本にて公開されるだなんて(プレス向けはさらにもっと早かった)、凄いことです。
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今回のウラカンSTO実車お披露目に呼んで頂いた時も「え?もう実車がいるのですか??」って言ってしまったくらい。
それもそのはず、世界中のなかで今回、日本がこのウラカンSTOの実車を1番最初に披露する国であったとのこと。
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これは、いかにランボルギーニが日本を愛し、また世界で最も重要なマーケットの1つとして優先しているからとのことでした。
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うーん、そんな風に日本が大事にされてると思うと嬉しくなりますね^^
さて、このウラカンSTOですがこのお車は、モータースポーツのパフォーマンスをロードカーに注ぎ込んだというモデル。
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以下の3人がメインとなって開発がされてきたモデルだそうです。
- Andrea Caldarelli (ドライバーの観点から)
- Giorgio Sanna (レースにおける経験の観点から)
- Maurizio Reggiani (レースのエンジニアの観点から)
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コンセプトはBased on the True Story
ウラカンSTOのコンセプトは「Based on the True Story」、つまりは「実話に基づいている」というもの。
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その実話=実際の話というがなにかというと、それがつまりはランボルギーニの今までのモータースポーツにおいてのSquadra Corse(レーシングチーム)が得てきた技術たちのこと。
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ランボルギーニは、2018年・2019年・2020年と3年連続でデイトナ24時間耐久レースのGT3カテゴリーにて優勝。
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そういった「実際に結果を出している車両性能の技術」などが注ぎ込まれているからこその「Based on the True Story」、それがウラカンSTO。
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ボディの75%がカーボンファイバー
とにかくもう、豊富にカーボンファイバーを使用している車両で、なんとそのボディの75%がカーボンファイバー製。75%って!!
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ちなみにカーボンファイバーのところは:
- フロントボンネット&フェンダー (Cofango)
- エンジンボンネット
- リアフェンダーとバンパー
- リアウィング
など。
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他にも軽量化のために
- ウィンドスクリーン
- レーシングインテリア(内装)
- マグネシウムホイール
などで、徹底的に軽量化。その結果、ウラカンペルフォルマンテよりも43kgの軽量化を実現されたとのこと。
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徹底的に考え抜かれたエアロダイナミクス
レース仕様のエアロダイナミクスも徹底的に考え抜かれています。
このリアボンネット上にあるオレンジの吸い込み口みたいのが、エアスクープとよばれる空気の取り込み口となっていて、エンジンをクーリング。
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リアフェンダーには、NACAダクトとよばれるエアー取り込み口も。
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リアウィングはダブルプロファイル・リアウィングとなっていて、3つのポジションに調整可能。
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レース経験から適用された様々なエアロダイナミクスのアプローチをすることで、ウラカンSTOのダウンフォースは時速280キロ時で、420kg。
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ウラカンペルフォルマンテと比較しても、なんとその空力効率は37%もアップ。調整可能なエアロバランスもさらに13%アップしたそうです。
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ブレーキのシステム(CCMRブレーキシステム)もすごくなっていて、特殊なブレーキ冷却システムを採用し、その熱伝導率は4倍になり、CCBに比べてストレス耐性が60%アップ。
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…って、ハイ、すみません。いつもの通り私はこの辺りはあまり理解していません(笑)。でもとにかく、スゴイらしい。
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そうそう、ちなみにブレーキ温度監視システムがあるので、車内からブレーキの温度、タイヤの温度などもすべて目視(数値)で確認できるようになっていました。
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とにかく、ブレーキングとパワートレインのそれぞれを効率よくクーリング出来るように設計されているとのことで、もう空気が取り込まれるところが沢山。
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タイヤはピレリからブリジストンに
そうそう、タイヤも今まではピレリだったのが、今回のウラカンSTOからブリジストンに変更となったそうです。
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ぱっと見た感じ「Potenza Sport」と書いてあったかな。
タイヤは2種類あるようで(たぶん):
- フロント:245/35ZR19 & 245/30ZR20
- リア:305/35ZR19 & 305/30ZR20
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ウラカンSTOにトランクはあるのか
さて、ではここでとっても、とっても気になっていたことの1つを確認したいと思います。
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それが、この部分に関すること。
この、カーボンファイバー製の、フロントボンネットが一体となってぱかっと開いてしまう部分。これは、ランボルギーニ・ミウラにインスパイアされているそうです。
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うわ、なんだかもう私が開けたら壊しちゃいそうで怖い…。
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ウラカンSTOフロントフードの開け方
ちなみにどうやって開けるのかというと、サイドの方にこのようなロックされている部分があるので、ここに付属のパーツをさしてアンロック(左右にあるので左右ともをアンロック)して、あとはぱかっと開けるそうです^^
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ついでに書いておくと、リアフードも同じようなロックが左右についているので、同じようにロックを解除してから取り外すそうです。
…が、リアフードはぱかっと開くのではなく、「取り外す」タイプだそうなので、まあ普通にその辺で開けるものではないですね。
いや、ぱかっというタイプでも開けないか^^
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さてさて、そして私が気になっていたのは、このぱかっと全体が開くフロントボンネットの中身…というか、中の部分。
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こうなっていました。
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じゃん!
そう!
気になっていたのは「ウラカンSTOにトランクはあるのか」だったのですが、ありました!!
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あ、ありました?
…っていいのかな(笑)。いや、ありますから。一応。
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これです、これです。ウラカンSTOにトランクはある!!
わかります?真ん中で、底辺が×になって見えている部分。ここが「トランク」です。
左右のスペースはエアーの取り込み口で穴かあいているので、何も置けません(置いちゃダメ)。
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このトランク、ヘルメットがなんとか1つ入るそうです。ヘルメットが入ればサーキット行けるし、十分…なの(笑)?まあ、いいか。
ウラカンSTO 内装
最後に少しですが内装写真を。
ちなみに今回のお車は、欧州仕様車なので4点式シートベルトだということです。
ドライビングモードは3種類
運転モードは以下の3種類:
- STO (ストリートモード)
- Trofeo (レースモード)
- Pioggia (レインモード)
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モード変更はステアリング下部にあるボタン1つで操作可能。
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リア部分にはロールケージ、あと消火器などもありました。
あ、もう1つ気になります?そうそう、いつものやつ。
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って、相変わらず私しか気にしていないのでしょうけれど、ドアに存在するスマイリーちゃんについて。
ウラカンSTOもさっそくチェックしてきました!
いたいた。今までのウラカンと変わらない感じかな。まあ、やっぱりちょっと3枚目な感じ^^
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ウラカンSTOスペック
あれ、何気にスペックとか全然書いていませんでした。スペックは以下の通り。
- 最大馬力:640cv
- 最大トルク:565Nm
- 乾燥重量:1,339kg
- パワーウェイトレシオ:2.09kg/cv (ウラカン ST EVOと同じ)
- 0-100キロ:3.0秒
- 0-200キロ:9.0秒
- 最大時速:310km
- 時速100kmからフルストップ:30m
- 時速200kmからフルストップ:110m
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ちなみに、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでのタイムは:
- ウラカン GT3 EVO (スリックタイヤ)→1:46.40
- ウラカンSTO (ロードタイヤ)→ 1:48.86
- ウラカンペルフォルマンテ(ロードタイヤ)→1:51.80
となっているそうで、スリックタイヤでのGT3 EVOに続いているそうです。ロードタイヤで。凄い。
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こちらのウラカンSTO、ボディカラーの選択やロゴの選択をすることなどでもオプション価格が色々と変わってくるわけで、ちょろっとお値段聞きましたが、うーん、やっぱり車両本体価格の3,750万円ではぜーったいに収まりそうにありません^^
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とにかく、ウラカンSTOに会えてとっても嬉しかったです。
ランボルギーニジャパン様、コーンズ青山様、ありがとうざいました^^