私の愛する黒カレラ(991.2カレラ)が、筑波サーキットで定常円をやったあとに物凄く汚れてしまって、かつその汚れが通常の洗車ではまったく落ちなくなってしまったということを少し前に書きました。
あれから色々と人に聞いたり、調べたりしてみたのでそれらを書き留めておきたいと思います。
といっても、今回書く内容は昨年9~10月頃のお話です(ずっと書けていませんでした)。
というわけで、少し前の話になりますが、今回の内容はこちらの話の続きとなります:
① ポルシェクラブ宇都宮主催イベントでポルシェ911のドリフト練習
② 井戸水によって出来たと思われるイオンデポジットだらけになったポルシェ911をぴかぴかに戻す
この時、過去に何度も定常円や広場トレーニング等を行っている方たちや、ポルシェセンターの方たち、そして3件のコーティング業者さんたち、そして筑波サーキットのスタッフの方からお話を聞かせて頂きました。
お話を伺わせて頂いた皆さま、ありがとうございました。
黒カレラが汚くなって慌てすぎていて、この時は本当に切羽詰まって色々と聞いてしまって申し訳ありませんでした^^
多くの方にとても親切に助けて頂いて本当に感謝しています。
今回の汚れは何だったの
まず知りたかったのが、やっぱりこの時の「まったく落ちない汚れはなに?原因はなに?」ということでした。
結論として、たぶん今回車についた汚れはいわゆる『イオンデポジット』と呼ばれるものかと思われます。もちろん、これも推測でしかないのですが。
ただ、車の状態を見たりお話を聞いたりしていくうえで「たぶんイオンデポジットだね」と。
それでも、どのコーティング屋さんからも「こんなにひどいのは見たことがない」と言われたのは事実です。
もう、なんなのーこの汚れ!本当に普通に洗車するだけではまったく落ちずにこのキタナイ汚れの状態のままなのですから!!
イオンデポジットとは
イオンデポジットとは、水分が乾燥していく時点でその水滴(に混ざっている不純物等)がボディに残ってしまい白っぽいシミになってしまったもののこと。
色々と調べた結果、このイオンデポジットは特に「井戸水」を利用した時につきやすいということだったので、今回まずは私の車があびた水を確認することにしました。
今回私の黒カレラが浴びた水は筑波サーキットのジムカーナ場に散水車によって散水された水です。
筑波サーキットで散水される水は井戸水
ここで、驚きの事実が判明。
なんと。筑波サーキットで散水される水は井戸水だったのですよ~!ん?あまり驚きではないのかな(笑)。
散水車用に汲み上げている水が井戸水であり、また、他にジムカーナ場にある蛇口たちから出てくる水も、管理棟内とトイレの水以外はすべて井戸水とのこと(管理棟内とトイレの蛇口の水は浄水)。
しかしながら、またここでも疑問なのです。
だって、過去に何度か同じ筑波サーキットの水くみ場からくまれた水を散水した状態で(散水車も同じ黄色のくじら号)、同じ様に定常円をやっていたのに過去にはこんなにも汚れが取れなくなったことは1度もなかったのです。
今までは散水された水(井戸水)をさんざん浴びて数日たってからやっと洗車したという状況でも、水洗いだけでぴかぴかの状態に戻っていたのです。
晴れの日にも、暑い日にも同じ様にやっていましたが、今までは問題ありませんでした。
ではなぜ今回だけ?
この「なぜ今回だけ?」というのが本当に不思議で、これがもう最も疑問な点なわけなのですが、筑波サーキットの散水用井戸水は年間を通して同じ割合(での薬剤で)消毒をしているとのことで、今回だけ消毒が少なかったので塩素がいつもより多かったとか、そういうことも考えられませんでした。
ただ1点。
今回私が参加させて頂いたイベント時に散水車へ水を補充された方が「今回は水が汲み上がる速度がいつもよりすごく速かった」と言われていたのです。
おおお。そこに何か違いが?!
う、うーん、でも、いや、それって何が違うのかな(笑)。
うーん、いやいや、でもきっと井戸水…そう、地下の水脈に何かしらの変化が起きていたのかも(強引)!!
ここにきて筑波サーキットの地下水位変動説勃発です…私の中だけで(笑)。
地下水位が変動したことによる水質変化があったのでは?って。それでいつもと同じ割合での薬剤による消毒でも、水質に違いが出ていたのでは?って。
うん、あのまったく信ぴょう性ない内容で、ほぼ嘘100%なのでスルーして下さい(笑)。
結論は出ませんでしたが、筑波エリアの地下水脈、地下水についての論文とかまで読んじゃいましたけどね(笑)!
黒カレラの汚れが取れなくて、今後もまた毎回こうなってしまうようになったらどうしようとパニック状態になっていたこの時の私の脳内は、とにかく考えられそうなことすべてを疑ってしまっていました^^
他の車の状況はどうだったのか
あとはこの日一緒に参加された皆さまのお車たちはどうだったのか…そちらも色々とお話を聞いてみましたが、やはり同じ様に汚れが付着してしまっている方が多かったようです。
多かったようです…というのは、あの、もう皆さま定常円とかに慣れていらっしゃって、お車もそうやって使うもの…という「そもそも汚れても気にしないよ?」というプロな方々でしたので(笑)。
他の方たちも、そこまでではなくても「あ、汚れたら酸性クリーナーで落としています」「コーティングしていないので研磨剤入りので磨いています」と、もう手慣れている方ばかり^^
そういう皆さまからのご助言あって色々と助けられたわけなのですが、私みたいに「汚れが落ちないぃぃ~!」と死にそうになっていらっしゃる方はあまりいなくて(笑)。
そもそも「定常円といった広場トレーニングをするのに黒カレラを使っていて、でもその車には普段はぴかぴかでいて欲しい」と希望してしまうのが欲張りなのかな?
それでもやっぱり黒カレラには常にぴかぴかでいてほしいのです。そして定常円旋回とかの練習をするのも黒カレラでやりたいのです。
トレーニング中はもちろん汚れても全然かまわないのですが、洗えばぴかぴかに戻ってほしいのです。
あ!ここで思い出しました。
考えてみたらこの日、夫も同じ環境で参加させて頂いていたのでした。その時の車を確認すればいいじゃないの~。
で、確認。
夫はフェアレディZでの参加でした。Zはもう広場トレーニングやサーキット走行専用に使っている車となるため、トレーニング後にはいつもガソリンスタンドの自動洗車機にかけてささっと洗ってしまっています。
今回もトレーニング後にすぐ洗っていたので、きっとこちらは綺麗になっているはず。うん、綺麗そう↓
と、思いつつも「いやいや、でも」と近づいてじっくりと見てみたら、なんと!!
うわ。
汚れていました。こんなにも。黒カレラと同じ白いシミがびっちり。これ、まさにイオンデポジット的な。
我が家のZは色が黄色なので、適切な光加減でじっくりと見ないと汚れがわからないというだけで、これがもし黒い車だったら黒カレラと同じように真っ白状態だったのではないかと思います。
だって、Zも結局同じように酸性クリーナーをつかって拭いてみたら、これです、これ。わかるでしょうか?
右側がクリーナーで拭いたところで、左がまだのところ。実はいかに全体が真っ白に汚れていたのかがわかるかと思います↓
結局、Zも全体を綺麗にしてぴかぴかに戻りました^^
この日やはり夫や私と同じくらい水をあびた場合、真っ白になるほどの汚れがついてしまっていたようです。
※この日はたぶん、散水されたジムカーナ場を私達が最も長い時間走っていたと思われるので、私達の車が最も汚れたとも言えます。
結局のところ毎回、同じ筑波サーキットの井戸水を浴びているのに今回だけなぜこうなったのかは
- 散水した水に、路面にあった「泥、砂、タイヤカス、まれにオイル」が混ざることがあるので、何かが今回まざってしまっていた
- 浴びた水がちょうど良い温度、湿度、気候によりいつもより早く乾燥して、まるで長期間井戸水が車のボディについたままになってしまっていたかのごとく、こびりついてしまった
- 筑波の地下水の水質に変動があった(←まだ言ってる(笑))
などが考えられるとしか思えないという結論になりました。
イオンデポジットを残さないようにするには
これらが起きた時にも対処できる方法としては『すぐに流す』ということのみ…というのが今回の結論です。
水(井戸水)が乾く前に流してしまうことが重要で、流す/洗車の為に同じ井戸水を使ったとしても、すぐにタオルドライをする等して水分を取り除くだけでこのようなイオンデポジットがしつこくとれないほどにこびりつくということは回避できるようです。
もちろん、井戸水で洗った場合はその後またちゃんと井戸水ではない水で洗い直せばなお良いとは思いますが、とりあえず現地ですぐに出来ることとしては上記のような対応になるかと思います。
さて、最後に私のこの真っ白になってしまったポルシェ911をどうしたかというと、もう1回すべて磨きなおして頂いて、新たにコーティングして頂きました。
今はもうピッカピカです^^! (だからご機嫌に戻っている私。単純!)
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