そもそも電動化を目的として作られていない
フェラーリにも近い将来にはもっともっと電動化する未来が見えてきていると言われているわけで、言ってみれば現在のさまざまな環境・状況において、ハイブリッド&電気自動車化は避けることが出来ないことなのではないかと思います(すでにSF90 Stradaleなどのハイブリッド車も発表されていますね)。
そのような中、イギリスのメディア『Autocar』によると、エントリーレベルのポルトフィーノ、またはローマにおいては、少なくとも現在の世代モデルにおいて電動化はありえないとのことが書かれていました。
Autocarはその理由の出典情報をフェラーリ本体からとして引用していて、フェラーリ・ローマのプレス発表時にフェラーリ関係者が
「フロントエンジンのリアドライブクーペは絶対(never)に電動化しない」
と言われたと書かれています。
既存の内燃エンジンの構造に電気モーターとバッテリーパックを追加するというのは簡単なことではなく、やはりそう考えるとフェラーリポルトフィーノを開発する段階から、ポルトフィーノをハイブリッドする気はなかったと考えられているようです。
また、このポルトフィーノがベースとなっているローマについても、同じくガソリンエンジン車としてしか考えられていなかったとのこと。
今まで、ポルトフィーノやローマを電動化するなんていうことさえも、世間では特に考えられてもいなかったことのようですが、フェラーリが今後5年間(というか2023年までの間)に、新しく(または現行の代替で)15のモデルを発表すると公言されたことから「ハイブリッド車が出てくるのでは」との見解が広まり、そこから「いや、でもポルトフィーノとローマのハイブリッド化はないよ」という話になった模様。
ちなみにAutocarによると、新たに発表される15台の新モデルのうち、半分くらいはハイブリッドモデルになるとフェラーリが認めているそうです。
F8 Tributoの後継車もハイブリッド化するとのこと。
フェラーリローマのオープンカー?
そういえば、ちょっと前に「フェラーリ・ローマがオープンカーになったらどんな感じ?」というレンダリング(フォトショップなどで加工された画像)が出ていました^^
ローマはコンバーチブルでないからこそ、あの美しいリアへかけてのラインが実現出来ているものだと思うわけですが、これをオープンカーにしてみたものを見てみると…。
それが、こちらなのですが、なんとこれ。
ただローマをコンバーチブルにしただけでなく、その屋根が開く部分の形状は、なんとポルシェのスピードスターからもってきているのです~↓
うーん、美しいフェラーリローマに、美しいポルシェ911スピードスターコンバーチブル&リアの融合。これ、何気にちょっと最高。
もちろん、現実にあるわけではないのですが^^
他にも、フェラーリローマを、F8とSF90にインスパイアされたというバージョンも作られていました↓
皆さま、色々とよく考えられる…^^
出典:
◆Ferrari Rules Out Hybrid Versions Of Portofino, Roma
◆Autocar confidential: No hybrid for Roma, Porsche's N/A future and more
◆Ferrari Roma “Speedster” Borrows Porsche 911 Styling for Open-Top Cruising
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