「Stay Home」「Keep your Distance」
現在のコロナウィルスの問題、日本国内はもちろんのこと、世界各国において大変なことになってきています。
このような状況の中、各車メーカーたちも、それぞれが世界に向けてメッセージを発信してくれているので、見てみたいと思います。
本来であれば、車メーカーさんたちは「自分たちの車を買ってね」というのが、ビジネスとしては当たり前の、1番の目的であるはずなのですが、今は、各社とも「車になんて乗らなくていいから、とにかく家にいようね」というのがメッセージ。
「今、少しの間は、楽しく、そして気軽に(娯楽として)車に乗ることが出来ない」けれども「今、みんながしばらくの間だけでも我慢すれば、きっと近い将来、またみんなで楽しく車に乗ることが出来る日が来る」を目指している、その各メーカーの気持ちが伝わります。
現在、私自身も毎日当たり前のように乗っていたポルシェ911に、本当に必要な用事がない限りは乗ることをやめていて、その悲しさといったらありません。
いつでも、好きなように大好きなポルシェに会いに行くことが出来て、どこに行くにも、何をするにもとりあえずポルシェで出かけちゃう!…なんていうことを自由に出来ていたことが、どれだけ幸せで、贅沢なことであったかということを痛感。
本当に「何気ない日々」がとても幸せなものであるということを、再認識しています。
一般人の私であれば、ポルシェに乗ることが出来ない日があったとしても、ただ私が我慢すればよいだけで済みますが、車を販売しているメーカーさんにとってみたら、そんなに簡単な話ではないと思います。
沢山の従業員をかかえ、ビジネスとして成り立っている事業なわけですから。
でも、そういうメーカーさんたちが、あえて先陣を切って「車に乗らなくていいから、可能な限り、家にいようね」と言ってくれています。
その大変な思いをきちんと受け止めて、出来る限りのことをしていくのが、今、車が好きな人たち個々に求められていることなのだろう、と。
※あくまでも娯楽のみの目的であったり、不要な外出の際の話であり、必要な時・緊急時に車に乗ることを否定したりしているわけではありません。私も必要に応じてですが、まったく車を利用しないわけではありません。
では、各社が出されているメッセージを見てみたいと思います^^
ボルボ:Volvoからのメッセージ
「今、安全な場所はボルボの中ではない」、と。
まさに、そのメッセージは「Stay Home」。
アディ:Audiからのメッセージ
短い動画ですが、アウディのロゴである4つのリング。
この4つのリングをあえてバラバラに離して「(人との)距離を取りましょう」。そして、またリングをもとに戻して「Stay Together」。
メルセデス:Mercedesからのメッセージ
車を家の前に停めっぱなしにして「Stay Home」を呼びかけています。
そして、現在の状況下で戦ってくれている方々への感謝を伝えています。
ジャガー:Jaguarからのメッセージ
「これからジャガーに乗って出かけるよ~!」という動画を逆再生して「いやいや、出かけないよ」と。
メッセージは「Keep it Parked」=車は停めたままにしておこう。
ジープ:Jeepからのメッセージ
ジープからのメッセージは「Stay off the road」=走らないでおこう、そして「Explore the great indoors」=室内で楽しもう。
その、室内で楽しもうね、というメッセージに対して読書を思わせる本が並んでいる動画をあげられているのですが、この本たちと、その隣にあるライトから、JEEPが見えるわけです。
これ、すっごく可愛い^^
フォルクスワーゲン:Volkswagenからのメッセージ
VWは「We」という言葉を強調して「みんなで協力しあってがんばろう」というメッセージ。
そして「みんなでこの状況を打破する為には、お互いの距離を取ることが重要」と呼びかけ、最後にVWのロゴの「VとW」の距離を離しています。
ポルシェ:Porscheからのメッセージ
そして最後はこちら、ポルシェからのメッセージ。
ポルシェは「ポルシェ・ブランドアンバサダー」と呼ばれる、ポルシェブランドを世の中に広めていくことを目的とされているポルシェ大使の皆さんからのメッセージを集めたものを公開。
ポルシェアンバサダーの7名からのメッセージ
ポルシェアンバサダーとして動画に登場されているのは以下の7名:
- マリア・シャラポワ (Maria Sharapova):テニス選手
- マーク・ウェバー (Mark Webber):元F1ドライバー
- アンゲリク・ケルバー (Angelique Kerber):テニス選手
- サミ・ケディラ (Sami Khedira):サッカー選手
- ユリア・ゲルゲス (Julia Görges):テニス選手
- アクセルルント・スビンダル (Aksel Lund Svindal):アルペンスキー選手
- パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey):俳優/ドライバー
順番に「じゃあ、次xxさん!」と呼びかけて、各アンバサダーへと会話をつなげていっています。
新しい技術を使って、家族や友人とつながっておきましょう(=出歩いて実際に会うのではなく)、そして家にこもっている間にもエクササイズできるといいよね、と。
クランチ、プランク、プッシュアップとか、なんでもいいから楽しめることをやった方がいいね!と。
余談ですが、私は最近ブルガリアン・スクワットによる筋肉痛で立ち上がれなくなっています(あ、余談すぎる^^)。
話を戻すと、そう、それで、今この状況において生き急ぐのではなく、いったんゆっくりとすごすことがいいよねと話し、最後には現在、この状況で人々の為に働いてくれている皆さんへの感謝の言葉をのべられています。
Be Safe
車番組で有名な、ジェレミー・クラークソン氏が「車が最も安全」「車内にいればコロナ感染しない」等の発言をし「いやいや、ドライバーが乗り込む際にコロナウィルスを持ち込んでしまっていれば、車内は安全ではない」「車で移動することにより、そういった(付着したりしている)コロナウィルスを拡散、移動させることになる」と反論されていたりもするようです。
さてさて、こんな風にコロナ関係のことを色々と書いていると、なんだか私自身「自粛しなければ」「ポルシェに乗れない」と、悲しみのどん底にいて、暗くなっている…ように思えちゃうかもしれませんが、実はそんなことはありません^^
現在の状況を深刻にとらえ、自分が人の迷惑にならないよう十分な注意はもちろんするつもりです。
でも、だからといって暗くなったりはしませんよ~^^
今の状況のなかで、楽しめることを楽しんでいます。今まで子供たちに内緒にしていた、我が家にあるゲーム機たちの存在を教えてしまったりして、子供たちとゲームしたり(笑)。子供たちにお料理させて、ごはんを作ってもらったり (え?私が楽してる?)。
もう早い時間から飲み始めて、家のなかで出来ることしたり…って、色々と現在の生活を書きはじめてしまうと、あまりに堕落した私の廃人生活が見えてしまいそうなので、やめておきます^^
みなさま、とにかく安全・健康で!
今できることをして、今できることを楽しみながら、前向きにすごしたいと思います。
出典:
◆ 各企業のツイッター、Facebook
◆ Brand ambassadors show their spirit of togetherness