タルガに貼られていた数々のステッカーは何
先日、ポルシェがホリデーグリーティングの動画を公開され、さらにそれには8つの隠された何かとその奥にあるストーリーがあると言われていました。
その8つが何かな?この動画の中に何が隠されているのかなということをこの動画が公開された時に私は楽しく見ていたわけす。
そして発見したいくつかのことを書かせて頂いたのがこちらのブログ→『ポルシェからのホリデーグリーティング動画に隠された秘密』(動画もこちらで確認できます)。
この動画の中に登場するポルシェ911 タルガのリアサイドに数枚のステッカーが貼られているシーンが映し出されるところがあるのです。
そのステッカーの数は最終的には8枚になるのですが、その見せ方が「最初は1枚のステッカーから始まって、それがどんどん増えていく」という感じなので、明らかに「このタルガはオーナーとの歴史を刻む中で様々なイベントやポルシェ関連の出来事を体験し積み重ねていったのだな」ということがわかる演出だと思っていました。
ただ、その「歴史を刻み始めただろうことを意味する最初の1枚」がバーンと映し出されるにも関わらず検索しても私には理解できなくて「このステッカーにはいったい何の意味があるのだろう?」と思っていたのです。
それがこちら↓
そうしたら!!
ポルシェクラブ宇都宮の会長様からご連絡を頂きまして、一言:
「このステッカーは、フェリーポルシェ時代に356の試作車でテストしていたGrossglockner passではないでしょうか」
と。
えええええ、な、なんていう、なに、すごい有益情報!!まさにそうかも!
Grossglockner Hochalpenstrasseのステッカーでは
さっそく調べてみました。
オーストリア・アルプスにある高山道路、正式名称は グロースグロックナー高山道路(Grossglockner Hochalpenstrasse)について。
そこで発見したロゴがこちらでした↓

形こそは少し違うものの(でも他のデザインで過去に動画と同じ形のもあったようです)、ロゴ全体を囲む枠が「G」になっていて、その中に文字があるスタイルも同じ。
さらには中に描かれた山々もアルプスのものたちでは。
でもこれだけでは確信を持ち切れなかったので「まさかね」と思いつつもやってみました。
なにを?

はい、数を数えること。
動画内では画質の荒さもあって文字までの判別がつきませんでしたが「文字数」はなんとかわかる状態。
これをカウントしてみたわけです。
結果、上の方の文字数は13文字。そして下の方にある文字数は16文字。

この高山道路の正式名称は
Grossglockner → 13文字
Hochalpenstrasse → 16文字
はい、来たぁぁぁぁ。これ確定じゃないですか^^?

そもそも、このステッカーを見て「Grossglockner Hochalpenstrasseでは」とすぐに理解されたポルシェクラブ宇都宮の会長様はやっぱり凄すぎるし、さらにはこの動画内のこのステッカーでちゃんと文字数をきっちりあわせて描写されているアーティスト様にも感動しちゃいました。
ポルシェの原点:356 (No.1)のテスト場所
ちなみにこのGrossglockner Hochalpenstrasseという場所は、フェリーポルシェ氏が最初のポルシェ(356 No. 1)をこの道でテスト/開発したということが公式にも色々と書かれている場所であり、まさにここが今回の動画においても「もう1つのポルシェの原点の描写」だったわけですね。
この道で開発したというお話の出典:
◆(公式)PORSCHE Christophorus 「Großglockner」
◆(公式)Porsche showcases Cayenne Electric Prototype on legendary Großglockner High Alpine Road
1番疑問であった始まりのステッカーの疑問が解け、ホントすっきりしました、ありがとうございます!
他にも何か気づかれた方がいらっしゃいましたら教えて頂けたら幸いです^^

