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ポルシェが3つのターボを備えたW18エンジンの特許を出願

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ポルシェが新たに特許を出願しているということが海外メディアに掲載されていたので、いったいどういう内容のものかな?と思って見てみたらその内容は『W型シリンダー配置エンジンに関する特許』とのことで。

W型…?と読み進めてみると、その特許文書には「内燃エンジンは異なる数のシリンダーを持つ可能性もある」という推測の余地は残されてはいるものの、とりあえず特許出願された文章と画像から推測される最大気頭数はなんと18気筒。

まだ今後、気筒数は変更になる可能性はあるもののとりあず特許申請ではW18エンジンについてとなっているようなのです。

ベントレーのW12やブガッティのW16とは異なって、今回の設計では3つの独立したシリンダーバンクがそれぞれ60度の角度で配置されているとのこと。

各シリンダーヘッドには少なくとも1つの吸気ポートがあり、これはエアプレナム(吸気室)に接続され、また各シリンダーヘッドには独自の排気ガス排出装置も備えられていて、ポルシェによるとこのエンジンは各シリンダーバンクに1基ずつ排気ガスターボチャージャーを搭載できるとのこと。

つまりはこの特許は単なるW18エンジンの構想ではなくて「トリプルターボ仕様のW18エンジン」の可能性をも示しているとのことなのです。

このシリンダー配置を『3つの直列6気筒エンジン(1本のクランクシャフトを共有しているような構成)』と考えれば現実からそう遠くもないのでは、とも。

ポルシェはこの吸気設計にいくつかの利点があると述べていて、その1つは空気を「直線的に直接吸い込む」ことで吸気流の摩擦損失を最小限に抑えられるという点。

また、排気の位置が吸気系と明確に分離されているので吸気温度を低く保つことができるとも説明。

さらにポルシェによればこの構造によって排気量を変えずに内燃エンジンの出力を向上させることが出来るとのこと。

ただし特許文書内には排気量や馬力などの具体的な数値は記載されていないので、この点についてはポルシェの主張を信じるしかないところ。

もしこのエンジンが実現していくとしてもいわゆる918スパイダーの後継といった超限定された上位モデルに限られる話かと思われ、特許を出したからといってその内容で必ず製品化されるわけでもないので今後この特許内容がどのようにポルシェに影響を出していくのかはまったくわかりません。

とりあえず特許出願全文はこちらで確認することが可能です:1. DE102024110327 - Verbrennungskraftmaschine mit einer W-Zylinderanordnung (W型シリンダー配置を備えた内燃機関)

出典:
1. DE102024110327 - Verbrennungskraftmaschine mit einer W-Zylinderanordnung (W型シリンダー配置を備えた内燃機関)
Porsche Patents New W-18 Engine in a True 'W' Configuration with 3 Turbos
Porsche Just Patented This Wild Engine With 18 Cylinders

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