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2026年シーズンに向け992.2型ポルシェ911 GT3カップが開発中

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2025年夏にいよいよ最新の992.2型ポルシェ911 のワンメイクカップレースカーがデビューするということが発表されました^^

こちらのカップカーは現行911(992.2)世代をベースに、徹底的にレース用に最適化されたモデルとのことでもうすでに開発フェーズもほぼ完了しているとのこと。

今夏(つまりもうすぐ!)発表されるこの新しいカップカーは2026年シーズンの開幕からポルシェ・モービル1・スーパーカップと一部のカレラカップシリーズで使用されることになるそうです。

現在では日本はもちろんのこと世界12か国以上でこの911カップカーを使用するワンメイクレースが開催されているとのことで、さらにポルシェ公認のスプリントおよび耐久チャレンジとトロフィーが23あって、そこでもこのGT3カップカーが使われているのだとか。

そういうこともあって、現在までに5,381台が作られた911ベースのワンメイクカップカーは世界で最も多く生産されているレーシングカーの1つとなっているそうです。

ちなみにこちらのGT3カップカー、どこで作られるのかというと通常の911シリーズと同じくシュトゥットガルトの工場にて生産されるそうで、2021年シーズンからデビューした現行モデルだけでもすでに1,130台が生産済み。

しかもビックリしたのが、組立ということだとは思いますがこの992.1世代の911 GT3カップの生産はなんとわずか8時間弱だそうなのです。

確かに自分が911をオーダーした時にその車の生産状況を追跡していると本当に数日で出来ちゃっているので「想像以上に早いな、凄いな」と思っていたわけですが、カップカーはさすがレースカーで『速い』だけあってか(笑)?生産時間もさらに早くて8時間弱!

ダイナミックな開発フェーズ

新しいGT3カップの開発は2024年1月にヴァイザッハのポルシェ・モータースポーツで開始。

ここでカップカーは先代モデルと同様、量産技術とハイレベルなモータースポーツ特性を融合させこれまで以上に純血種のレーシングカーへと変貌を遂げるそう。

開発では特にドライバビリティにプラスの影響を与えるフロントエンドの空力特性の改善に重点が置かれたとのこと。

さらに安全性、エレクトロニクス、ブレーキ、パワートランスミッション、水平対向6気筒エンジン、そしてハンドリングなど数多くの改良も。

タイヤパートナーは今回もまたミシュラン。

そして新型911カップの開発において、今までよりもさらにまた最先端な感じであるのが、今回のすべてのテストベンチ走行を含め、新しい911 GT3カップにはポルシェモービル1スーパーカップ(PMSC)が使用するeFuelブレンドを独占的に使用されたそうなのです。

実際のテスト走行はモンツァのイタリアグランプリサーキット、ブランデンブルクのラウジッツリンク(Lausitzring)、そしてヴァイザッハ開発センターの車内サーキットで実施。

開発の際の運転はポルシェの元ジュニアドライバーの2名であるBastian BuusさんとKlaus Bachlerさんが担当。

Bastian Buus氏
Klaus Bachler氏

他にもレーサーのLaurin Heinrichさん、Marco Seefriedさんなども。

Laurin Heinrich氏

スーパーカップのeFuelブレンドを使用したテストプログラム

2025年のポルシェ・モービル1・スーパーカップで使用されるeFuelブレンドは技術的には国際自動車連盟(Fédération Internationale de l'Automobile/FIA)の再生可能(“Advanced Sustainable”)燃料に関する新しいAppendix J要件を満たしていて、すべての複合CO₂削減対策(※)により化石燃料相当と比較して総CO₂換算で66%の削減に相当するもの。

この、パフォーマンスに特化したレーシング燃料ブレンドにおける再生可能成分の割合は体積比で79.7%。

成分の大部分はMtG(メタノール合成ガソリン)として知られる再生可能合成原料ガソリンで、そのほかのブレンド成分には再生可能、廃棄物ベース、または残留物ベースのエタノールがあり、燃料中の酸素含有量やオクタン価などを高めるために使用されるとのことです。

オクタン価は100.5RON(Research Octane Number)。これを聞いても私にはわからないわけですが、これはだいたい日本のハイオク燃料よりももう少し高い数値らしい。

このレーシング燃料ブレンドはモーターレースで使用されるボクサーエンジン用に特別に開発され、高性能と可能な限り最高の再生可能ブレンド成分の割合を兼ね備えているとのこと。

…と、新たに開発されていてこの夏にも発表されるという992.2型のカップカーですが、これら現時点で提供された情報だけを見ると、次のカップカーってこのポルシェがテストに使われていた合成燃料のブレンドしか使えないということ??

発表された文からすると、レーシング燃料ブレンドで開発テストをされているようですし「いや、ハイオクでもOKよ」という感じがしないのですが、どうなのでしょう?

もしブレンド燃料しか使えないとなると、日本でのカレラカップとかで走る時もその燃料から(通常プロセス以外に)用意しなければならなくなるし、それって結構色々とハードル上がるのでは??と心配してしまったりしました。

とりあえず正式な発表を待ちたいと思います^^

(※)HIF, the manufacturer of the raw fuel used for the racing fuel blend, is taking several measures at its Haru Oni pilot plant in Chile to keep CO₂ emissions from production as low as possible. Among other things, the electricity required for grid connection and control room stabilisation is sourced exclusively from renewable wind energy. At the same time, CO₂ emissions from transport are offset by CO₂ certificates from South American renewable energy plants for the provision of biogenic CO₂ for eFuel synthesis. This means that, as far as possible, all elements in the supply chain can demonstrate a reduction in CO₂ emissions. HIF has set itself the goal of obtaining the CO₂ required for the synthesis process from a direct air capturing (DAC) plant in the future. Development is being driven forward in collaboration with partners. To minimise the need for grid stabilisation, HIF is also integrating a dynamic battery storage system to act as an energy buffer. This will enable HIF to transfer important findings from the pilot plant to potential series production plants.

出典:
(公式)Porsche develops 911 Cup race car for launch in the 2026 season
(公式)Porsche develops 911 Cup race car for 2026 season launch

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