ポルシェの自動運転
ポルシェにはまだ「自動運転」はないですよね。
ポルシェとしては、2018年に北米ポルシェのチーフエクゼクティブであるKlaus Zellmer氏が「人が運転することが出来ない、ステアリングとペダルがないような車はつくらない」と発言しているわけですが、その際に
「でも、顧客は(自動運転を)望んでいる」
とも付け加えて発言されています。
自動運転技術を手がける企業にポルシェが戦略的投資
さらには、今年2019年の8月にポルシェは、自動運転技術を手がけるイスラエルのTriEye社に戦略的投資を行うということを発表しています。
そして、ここにきて…ポルシェが特許取得し、2019年10月17日に公開となったものが…『新たなシートデザインについて』でした。
ポルシェが特許取得したシートデザイン
特許申請書には、3つのシートポジションの記載が。
ステアリング (steering) ポジション
1つ目が「ステアリング (steering)」ポジションとなっており、いわゆる一般的な車の座席位置。
作業 (working) ポジション
2つ目が「作業 (working)」ポジションとなっていて、シートが直立状態に保たれ、ハンドルとペダルの位置を変更して、読書などする際に利用できる作業スペースを確保しているように見える、とのこと。
リラクゼーション (relaxation) ポジション
3つ目が「リラクゼーション (relaxation)」ポジションで、これはいわゆる飛行機のビジネスクラス+のように、リクライニングしている状態のシートポジション。
この3つ目のポジションでは、ステアリングとペダルがダッシュボードに格納される形になっていて、フットレストになるものも設置されているようです。
自動運転技術を手がける企業への戦略的投資、そしてリラクゼーションモードがあるシートポジションの特許取得。
ポルシェは、近い将来に何をしようとしているのでしょうか…^^
特許内容詳細PDFダウンロードはこちらから:
出典:
◆ Porsche Patents Novel Seat Design For Autonomous Cars
◆ 1. (WO2019197007) SEAT FOR A MOTOR VEHICLE, AND MOTOR VEHICLE HAVING A SEAT OF THIS TYPE
◆ 1. (WO2019197008) SEAT FOR A MOTOR VEHICLE, AND MOTOR VEHICLE HAVING A SEAT OF THIS TYPE
◆ Porsche invests in Israeli start-up TriEye