ニュルブルクリンクのトラックに書いてある落書き
先日、ポルシェの電気自動車であるタイカンが、ドイツのかの有名なニュルブルクリンク北コースで、4ドア電気自動車としては最速の7:42というラップタイムを出したということを書きました。
そのプレスリリースで公開されていた写真の1つが、以下の写真でした。
ここで私が気になったのは、トラック(サーキット)に描かれている様々な文字たち。
ん?この道路に描かれている色々な文字たちは何?って。
最初はポルシェタイカンに関することが書かれているのかな?マーケティングの一環なのかな?なんて思ったりしたのですが、調べてみたら全然違った!!
ニュルブルクリンクのコースに、こうして描かれるものたちは、れっきとした「落書き」として有名だったのですね。全然知りませんでした~。
もちろん、原則としては、こうやってトラック上に落書きをするのはダメなことなわけですが、こうした行為についてニュルブルクリンクの警備の方々も黙認されているのだとか。
過去に1度、サーキット上に大きく男性性器が描かれるという行為があり、その時はさすがにコースを閉鎖して落書きを消されたそうですが、そういう、あまりに問題があるもの以外は、かなり黙認されているらしいです。
どういったことが描かれているのかというと、元々はニュルブルクリンクのコースで事故を起こし、亡くなった方へのメッセージだったりしたようです。
例えばこちら↓
R.I.P.とは「Rest In Peace」の略で「安らかに眠れ」の意味。
この黄色文字↑は、JSE 7/7/02 RIPと書かれおり、それはJoerund Seimさんという方がこの場で事故を起こし亡くなったので、その場に「安らかに」ということを描かれた文字。
こうして、ニュルで亡くなった方へのメッセージが、その亡くなられた場所に描かれることがあったり、また他には、全然そういうことは関係なく車メーカーがメッセージやロゴを描いたり、一般人が入り込んで適当にメッセージを描いたり。
こんな感じに、コースにメッセージが描かれていることも↓
これドイツ語で「↑Fur Weicheier」と描かれていて、その意味は「↑For Wimps」。つまり「↑弱虫向け」。そう、弱虫はこっちのラインを走れば!っていう感じ^^
それにしても、今までポルシェの新しいモデルのスパイショット動画などで、このニュルブルクリンクを走っているところなども何度も見ているような気がするのですが、全然気づいていませんでした、この落書きたちに。
1度気づくと、これからはどんどん見ちゃいそうです^^
出典:
◆Nürburgring graffiti
◆Whats with all the graffiti at the Nurburgring?
◆The Nordschleife