キーを回すだけではなかった
オークションサイトのRMサザビーズ (RM Sotheby's) は2021年8月中旬出品されるとあるオークション商品についての映像を公開。
それが何かというと「ポルシェ917 Kのエンジンのかけ方」というもの。
そう、8月中旬にはこちらの917Kがオークションにかけられるのです^^
オークション内容についてはこちら:1970 ポルシェ917K (ガルフリバリー)がオークション出品へ
こちらのポルシェ917 Kは水平対向12気筒、1970年のル・マン24時間レースにエントリーされた3台のうちの1台となっています。
こちらのお車の詳細や沢山の写真たちについては、RMサザビーズのオークションサイトに掲載がありますのでご興味ある方は是非そちらをご覧下さい^^→ (RMサザビーズ公式) ポルシェ917Kオークションサイト
今回のこのお車、落札価格は約17億円を超えるのではないかともいわれているわけですが、もし万が一落札されたとしても、なかなか簡単にエンジンをかけて出かけられるようなものではないみたいです。
まあ、これで出かけないか^^
ポルシェ917 Kのエンジン始動においては、気温が暖かい時は大丈夫だそうなのですが、気温が低くて寒い時にはまずオイルヒーターを接続してオイルを温めることから始めなければいけないのだとか。
オイルヒーターでオイルを温め、エンジン始動するのに安全な温度までもっていくことが必要で、他にもエンジンオイルレベルのチェックも必須。
オイルが温まったら2つあるマスタースイッチをONにします。(この辺りからは下にある動画を見て頂かないと、何を言っているのかわからないかもです??)
ここからはジャンプバッテリーを利用するそうで、これはオンボードバッテリーが過度に消耗しないようにアシストするものとして利用する必要があるようです。
イグニッション回路と共に、さらに2つの燃料ポンプもONにする必要があります。
あと、そうそうエンジンの上のカバーとプロテクションを外しておくことも必要。
ここまで準備が出来たら、やっとのこと普通の車のようにキーをまわしてエンジン始動が出来るようになるとのことです。
コールドスタート時には、回転数を高くしすぎないことが重要で、エンジンオイルが適切な温度に達するまでは、スロットルリンケージを手でホールドして回転数を2,500rpmに維持。
ちなみにエンジンにはチョークがついているそうなのですが、使わない方が良いと言われていて、その代わりにインテークにブレーキクリーナーを吹き付けるのがより簡単なプロセスで良いとのこと。
揮発性の高い可燃性流体がファウリング問題を引き起こすことなくエンジン始動を可能とするようです…って、すみません。書いていながらもうこの辺りは私には理解不可能、よくわかっていません^^
とりあえず、価格だけでなく車そのものとしても一般人には手が出せるようなものではないということだけはよくわかりました(笑)。まあ、最初からわかっていたことではありますが。
こちらがポルシェ917 Kエンジン始動のやり方動画となります↓