Q3だけを見るとサプライチェーン問題の影響を受け減少
2021年第3四半期の北米ポルシェの販売台数が発表されました。
Q3だけを見ると、ここのところ続いている自動車業界におけるサプライチェーン問題の影響を受け、Q3における北米ポルシェ全体での販売台数は『15,289台』となり、前年同期から1.7%ダウン。
しかしながら、それでも2021年全体としては1~9月(Q1~Q3)までの販売台数は前年同期と比較しても29.9%高く、コロナのパンデミック前の2019年の同期比よりも多い51,615台を記録。
北米ポルシェCEOのKjell Gruner氏いわく、現在の需要は今までに見たことがないほど非常に高いとのこと。やっぱり、需要は高いけれど売ることが出来る車が足りていないような状況なのかな?(生産が間に合っていないとかで)
第3四半期での成長は911モデルによって牽引されており、昨年同期比で3.4%増。
タイカンにおいては前年同期比でみると0.2%増ではあるものの、1月~9月までを前年同期と比較するとすでに昨年の2倍以上。
パナメーラとカイエンの販売台数もQ3の前年同期から少しだけ増えているという結果。
718モデルとマカンは前年同期よりも少し減少。
ポルシェ認定中古車販売台数も2021年Q3はちょっと減少
ポルシェ認定中古車の米国での販売台数は、第3四半期の前年同期比8%減の7,071台。1~9月(Q1~Q3)での前年同期比では7%増の合計21,648台となっています。
以下が北米ポルシェ販売台数(第3四半期と上半期、とそれぞれの前年分)。各モデルはそれぞれがすべてのバリアントを含んでいる台数となります:
モデル | 2020年7~9月 | 2021年7~9月 | 2020年1~9月 | 2021年1~9月 |
911 | 1,567 | 1.621 | 6,402 | 6,729 |
718 | 1.084 | 753 | 1,956 | 3,165 |
タイカン | 1,858 | 1,861 | 2,897 | 7,228 |
パナメーラ | 1,064 | 1,090 | 3,119 | 2,806 |
カイエン | 4,509 | 4,874 | 12,153 | 15,108 |
マカン | 5,466 | 5,090 | 13,207 | 16,579 |
合計 | 15,548 | 15,289 | 39,734 | 51,615 |
こちらが2021年第1四半期、第2四半期、第3四半期のそれぞれの販売台数の表となります(北米):
モデル | 2021年1~3月 | 2021年4~6月 | 2021年7~9月 |
911 | 2,782 | 2,326 | 1,621 |
718 | 1,506 | 906 | 753 |
タイカン | 2,008 | 3,359 | 1,861 |
パナメーラ | 451 | 1,265 | 1,090 |
カイエン | 4,230 | 6,004 | 4,874 |
マカン | 6,391 | 5,098 | 5,090 |
合計 | 17,368 | 18,958 | 15,289 |
だいたいいつもこの北米での数字が発表されたあとにポルシェ全体(ワールドワイド)の数字が発表となっていますので、そちらももうすぐ出されるかと思います^^
出典: Porsche reports Q3 2021 U.S. retail sales
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