月面着陸とタイカンの関係
1969年7月20日にアポロ11号で月面着陸した、ニール・アームストロング氏の非常に有名な言葉。
「One small step for a man, one giant leap for mankind」
(一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である)
そして今回、ポルシェが出した公式のプレスリリースのタイトルがこちら↓
「One small step for a woman, one giant leap for an electric car」
(一人の女性にとっては小さな一歩だが、電気自動車にとっては偉大な飛躍である)
…って、ポ~ル~シェ~さ~ん(笑)!もう。タイカン発表を明日に控えて、なんだかノリノリですね^^
そう、ついにポルシェの電気自動車「タイカン」のお披露目、ワールドプレミアがいよいよ明日にせまってきました。
タイカンのライブストリーミングでの発表は、日本時間の2019年9月4日(水)22時からとなっています。
ポルシェ・タイカンのワールドプレミアサイト
こちらの画面で、上記時間にライブストリーム視聴が可能です↓
さて、明日にワールドプレミアを控えたタイカン。
今回発表されたのは、タイカンが空母のデッキの上を、フルストップ状態からの加速で、時速145㎞(90.58マイル)を記録したというもの。
0-145㎞が10.17秒。走った距離は422フィート(約128.6メートル)。
場所はアメリカはカリフォルニア州Alamedaにて行われ、空母は「USS Hornet (USSホーネット)」。
27,500トンもある、869フィート(約265m)のフライトデッキを備えている空母だそうです。
こちらのUSSホーネット、アポロ11号(とアポロ12)のミッションから地球に帰還した宇宙飛行士たちを回収するために使用された船であったそう。
…ん?
んんん?
ああああ!
なるほど。そういうことか!それでアームストロングさんの有名な言葉をもじったのですね!!(って、今やっと気づく私(笑))。
ドライバーは、プロレーサーであるShea Holbrookさんという女性。
確かにレーシングスーツを着るまでもないのでしょうが、どうしてもヘルメットに、ノースリーブ姿ってなんだか、私にはちょっと違和感あるのですが^^
タイカンのローンチコントロールスタートの機能と、カーボンセラミックブレーキの性能を最大限にいかして、フライトデッキが終わる約30メートル手前のところまでフル加速での走行をされたそうです。
空母のフライトデッキは、一見、綺麗な直線の道に見えるようで、実際にはかなりデコボコなのだそう。
まあ、確かに常に戦闘機とかが離発着しているわけなので、つるつるの整備された道路であるとは思えません。
今回のパフォーマンスは、タイカンのベンチマークをするようなものではないと言われていますが、確かにデコボコの道でも、これだけの性能が出せるということは、タイカンの良いアピールになったようです。
でも、もう私からしたら
「One small step for a woman, one giant leap for an electric car」
(一人の女性にとっては小さな一歩だが、電気自動車にとっては偉大な飛躍である)
って言いたかったから、あえてこの言葉との関係性をもたせるために、わざわざこの空母の上でタイカンを走らせたのではないかと思っちゃいました(笑)。
そんなことないか~^^
空母USSホーネットを走るタイカン動画
以下が、空母のフライトデッキを走るタイカンの動画です。なかなかカッコイイです。音は未来的な「しゅいーん」、ですが…。
タイカンのワールドプレミアは3つの国からのライブストリーム
そうそう、あと9月4日のタイカンワールドプレミアですが、世界の3か所での同時開催となるようです。その3か所は:
- カナダ
- ドイツ
- 中国
の3国。
なぜこの3国なのか?
これ、もちろん電気自動車であるタイカンを販売するターゲットにしている市場ということもあるのですが、さらに良く考えられていて、この3国にはそれぞれに有名な「電気を作る発電所」があるのです。
さすがタイカン。電気つながり。
カナダ:水力発電
カナダには、アメリカNY州とカナダのオンタリオ州の国境にあるナイアガラの滝の水力発電所
ドイツ:太陽光発電
ドイツには、ベルリン近郊のノイハルデンベルク(Neuhardenberg)にある、太陽光発電所。
中国:風力発電
中国には福建省にある平潭島(Pingtan Island)の風力発電所。
この世界を代表するような3つの大きな電力発電所がある、それぞれの国からのグローバルなライブストリーミング中継となる予定で、その司会者は元F1ドライバー&現在ポルシェのブランド大使であるマーク・ウェバー氏。
ライブストリーミングは「英語、北京語、スペイン語、フランス語、ドイツ語」の5つの言語で放映される予定。日本語ないのさみしい…。
とにかく!カモフラージュなしのタイカンを、いよいよ見ることが出来るのかと思うと楽しみです。
走行時の「しゅい~ん」っていう音も、どこまでがフェイクサウンドだったのか???プロダクション版も、実際、音はあのままなのか??
色々楽しみです^^
出典:
◆ One small step for a woman, one giant leap for an electric car
◆ World premiere of the Porsche Taycan on NewsTV.porsche.com
◆ Power Technology
◆ CGN gains official nod for offshore wind power project
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