私のポルシェ911 GT3 991.2についての、ある告白です…
え~。ここで。いきなりの衝撃告白です。なんというか。その、「I have something to confess」…そう、言わなけばいけないことがある…というか…。
ずっと書かないと…と思いつつ、最新のポルシェ911の発表があったり、他に色々書きたいことがありすぎて、なんだかんだで未だに書けていませんでした。
というわけで、やっとのこと、書きます。私のポルシェ911 GT3の991後期型にほどこした、ちょっとした「ありえない加工」についてです^^
ポルシェGT3オーナー様たち、または他のポルシェ911オーナー様たちには「はぁ?!」と言われてしまうかもしれません。が。そうなのです。タイトルの通り、私のGT3は「ディフューザーを外しています」!!!
へ?
え?
と、思われた方、多数…?でもないでしょうか(笑)。そうでもない?いや、でもポルシェGT3のディフューザーを外している人って、そんなにいないのではないかと思っています。
ポルシェGT3 991.2のディフューザーは下に向けて4か所、突起している
ちなみに、ポルシェ911 GT3 (991.2)のディフューザーはこんな感じです↓ ちょっと暗くて見えづらいかもですが、結構、低い位置まで下に向かって4本のラインが飛び出ているわけです。
黄色枠で囲ってあるところ↓に、突起しているの部分がわかるでしょうか。
車の下から見るとこんな感じです↓(左側にマフラーが見えるかと思いますので、位置関係もなんとなくおわかり頂けるでしょうか)
ポルシェGT3 991後期型ディフューザー地上高は約8㎝
このポルシェGT3の991後期型のディフューザー。下に向かって突起している部分のところを実際に計測してみると、だいたい地面から8㎝くらいなのです。つまりこの部分だけで考えると、地上高8㎝。8㎝ですよ!
かつ。私の自宅の駐車場はこうしてバックで停めるのですが…↓
最後に停める時、ブルーに見えている「輪止め」みたいのがあり、そこに当たると確実にディフューザーがぶつかるという状況だったのです。この一番右側の部分が当たってしまう感じです。
よって、駐車場の左側ぎりぎりに寄せて、なんとかこの2㎝くらいの猶予でディフューザーがあたらない状態になる、と。
でも、この2㎝くらいの猶予を作る為には、車の左側が「もうホイルこすっちゃうんじゃないの」というくらい、駐車場枠ギリギリに停めないといけないので、そちらにもリスクがあり…。
ポルシェGT3は991後期型からディフューザーをぶつける人続出
話に聞くところによると、GT3の991後期型からとにかくディフューザーをぶつけるオーナーさんが激増しているようで(後述しますが、こういうディフューザーがついたのが991後期型からというのが理由です)、皆さんがそういう状況なら、私が日々使う自宅駐車場でこの状態なのは危険極まりないな、と。
もちろん、外でも怖すぎます。この低さからすると、私では本当にすぐに(しかも何度も)ディフューザーをダメにしてしまいそう…。そうすると、そのたびに15万コース?とかになります…。ううう。
ポルシェGT3のディフューザー取り外し
というわけで。実にGT3が納車された数日後には「ディフューザー取っちゃって下さい!」と、ポルシェGT3オーナーの風上にもおけないような発言をきっぱり(笑)。
こちらのディフューザーを…
あああ、これで見納めです。さようなら、私のポルシェGT3のディフューザーさん。外すのはポルシェセンターでやって頂きました。
おおお。取り外されました↓取り外されたディフューザーだけを見ると「何これ?」と何かわからないですね(笑)。
じゃん!!こちらがディフューザーが取り外された状態のポルシェGT3です↓
色々なものがちょっと丸出しになってしまう感じですが、丸出しになった辺りをぶつけるには、相当ひどいことをしない限りは大丈夫と思われるので、私としてはやはりディフューザーをなくしてしまった方が、色々なリスク回避につながると判断しました。
ディフューザーを取って頂いたあとは、自宅駐車場に駐車する時も、ちゃんと駐車場のど真ん中に停めてもディフューザーがぶつかることがなくなったので、とにかくもう安心して停められます↓
わかりますか?青い部分にぶつかる突起(ディフューザー)がなくなっています。なんてすっきり!もう、これ最高です。この安心感といったら。
ポルシェGT3 991後期型のディフューザー、取り外しても実はぱっと見の外見からはわからない!
そして。大きなポイントとしては、このディフューザーは「外してしまっても、ぱっと見の外見ではわからない」のです。
ディフューザーが外からばっちり見えているタイプのデザインだと、取り外してしまうと性能の違いだけではなく、デザイン性にも問題が出てくるわけですが、ポルシェGT3の場合は、車を下からちゃんとのぞかない限り、「ぱっと見」ではディフューザーがあるのか、ないのか、わからないのです。
実際のところ、納車されてから約2か月がたちましたが、この2か月の間に車を見て下さった方で「あれ、ディフューザーなくないですか?」と気づかれた方は0人です。私でさえも、ディフューザーを取ってしまっていることを普段は忘れてしまっているくらい、自然に見た目は普通に「ポルシェGT3」そのままなのです。
こちら、取り外したあとのGT3↓
確かに、ポルシェがいかにGT3の走行性能を上げようかと研究し、努力し、やっとのこと991後期型からつけられたこのディフューザー、『ポルシェの努力の賜物であるディフューザー』を取り外してしまうということには、もちろん抵抗がありました。
しかしながら、やはり私がいくら高速道路を速く運転したとしても、このディフューザーがあるかないかで性能の違いが出るほどの走りが出来るわけではないですし、サーキット走行をするわけでもありません。
だとしたら、自宅や街中の駐車場、または道などで何度もディフューザーをダメにするリスクがあるならば、そちらのリスクを回避した方が良いという結論に達し、思い切って取り外しました。
ポルシェGT3 991前期型のディフューザーは?
なぜ、GT3の991後期型から、ディフューザーをぶつけるオーナーさんが増えたのかというと。そうなのです。こちらのディフューザー、991後期型から登場したもので、なんとGT3の991前期型にはこういったディフューザーがないのです!!
こちらがGT3 991.1のディフューザーがあるあたりの位置の写真です↓ こんな感じでカバーのみ。これならぶつけようがありません。
ポルシェGT3RS 991前期型のディフューザーは?
さらに。先日、ポルシェGT3RSの991.1さんに遭遇することがあり、こちらのディフューザーも気になってのぞかせて頂いたのですが…。
GT3RSなのだから、きっとすごいディフューザーがついているに違いない…。
ん?ええ?ない?カバーのみ?え?!この方も取り外しているの???
…と、疑問に思い、後日確認させて頂いたところ、なんとGT3RSも991.1ではこのようにカバーのみで、GT3 991.2のディフューザーのようなものはなかったのです!!
なるほど、GT3RSもGT3も991前期型までは、991後期型GT3のような突起したディフューザーがなかったので、ぶつける方がいらっしゃらなかったわけですね。めちゃめちゃ納得です。
ディフューザーをはずしてしまった私のGT3さん。見た前は変わらず、性能も私が走るくらいでは何も変わらず、また駐車場には停めやすくなった…ということで、良いことばかりです。
「ディフューザー取っちゃうなんて!」と思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、私としてはもう大満足。この加工があってこそ、私が普通にGT3を楽しく街中でも乗らせてもらっていると思っています。
都内で白のポルシェGT3 991後期型を見かけたら、是非、下からのぞいてみて下さい。ディフューザーがなければ、それはきっと私の車です(笑)^^