Porsche Top 5 Series: Interior Highlights of the new 911
色々と動画を見ていらっしゃる方はご存知のことかと思いますが、ポルシェは色々な「TOP5」シリーズの動画を作成するのが好きなようで、過去にも色々なトップ5の動画を公開しています。
2019年元旦には、8世代目となるポルシェ911(992型)についてのエクステリアにおけるTop5動画が公開されましたが( ページ下部にリンクあります)、それに引き続き、今度は992のインテリア(内装)についてのTop5動画が公開されました。
「Porsche Top 5 Series: Interior Highlights of the new 911」です。新型911におけるインテリアのハイライトが紹介されています。
今まで、992の内装については語られることが少なかったような気がするので、今回こちらのインテリアTop5の動画についてちょっと見てみたいと思います。
今回の動画で語ってくれているのはDirector or Interior Designのイヴォ・ファン・フルテン(Ivo Van Hulten)氏。2014年にポルシェ入社以来、インテリアを担当されている方。
今回の動画は、こちらの彼の思う「992インテリアにおけるハイライト・トップ5」の紹介となっています。
…と、いいつつも、実際のところこの動画内では、彼はそんなに多くのことを語られていません。なので、ここでは彼が他記事で語っていた内容などもちょっとあわせて、ご紹介したいと思います。
※よって、以下内容の画像は今回の動画からのものですが、書いている文章は動画内の内容+αとなっているので、直訳ではありません。
では、見てみたいと思います~^^
5位:Operating Concept オペレーティングコンセプト
「新しいコントロールのコンセプト」が5位。過去のポルシェたちにインスパイアされている。センターには10.9インチのタッチスクリーンディスプレイ。
様々な機能をここに集結することで、以前より、より素早く的確に色々と操作できるようになっている。
そして、この新しく開発された、計器たちとダイレクトに通信することが出来る新しい世代のステアリング。このステアリングの操作応答性も格段に良くなっている。
中心にアナログのタコメーターが配置され、知りたい情報は簡単に、目の前ですぐわかるように設計されている。
4位:Offset Center Console オフセットセンターコンソール
過去の911モデルのインテリアを見ていて、それぞれのインテリアには「時代」があることに気付いた。最初の時代は「Horizontal」=水平なレイアウト。
1980年の終わりから1990年代の始まりには技術的な要素が重要視されはじめ、より「Vertical」=垂直なレイアウトになっていた。
今回の992は、新しい素材のテクスチャーを強調しながらも、より最初の時代のものである「水平」なレイアウトにするようにした。↓これはその「水平レイアウト」時代の911のインテリア。
今回、コンソールがダッシュボードの下に埋め込まれているのがわかる。このデザインによって、ダッシュボード上部のトリム部分あたりがより強調されるようになった。このトリム部分がインテリアハイライトの第3位につながる…
3位:3D Decor Concept 3D装飾コンセプト
第3位はこの水平なトリム。ここ↓(手で触っているところ)の3Dなデザイン部分をカスタマイズすることで、皆さんがご自身の車を好きな仕様にすることが可能。このトリムをマホガニーにしてもいいし、カーボンやアルミニウムにしても良いでしょう。
そして、さらにこの3Dデザインのトリムはドアにもある。
2位:New Instrument Cluster 新しい計器たち
2位はこの計器たち。アナログのレブカウンター(タコメーター)が中心にあり、なんといっても新しい911モデルでは5連のメーターが、それぞれ5つの完全なる円となって並んでいることが特徴的。
5つの計器が完全なる円形をなしている為、メーター部分がかなりワイドになっている。昔の911は重要なデザインエレメントが一直線に水平になるようデザインされ、ステアリングよりもメーターたちがもっと幅広いもので、美しかった↓。
1位:Analogue meets Digital アナログとデジタルの絶妙なバランス
992のインテリアにおける本当のハイライトは、完璧な「アナログとデジタル」のバランス。
今の時代、すべてをデジタルにしてデザインすることも可能であるが、私たちはそうはしたくなかった。アナログな、日々楽しませてくれる、触覚がある「スポーツカー」にしたかった。
スポーツカーの本質とは何か、またその本質を構成するファクトはなにかという自問を繰り返し、日々インテリアデザインに取り組んだ。最終的な目標は911特有のデザインをさらに911らしく磨き上げること。
アナログなタコメーターや、この5つのボタン↑、センターコンソールにあるPDKの小さなギア。これらがすべてデジタルと一体化されていて、このすべてが「スポーツカー」としてのパーフェクトなインテリアを構成していると思う。
センターコンソールそのものはコンパクトな設計を心掛け、感情的かつ感覚的な体験を前面に出した。
911は常に「日常使いが出来ること」と「物凄く速いスポーツカー」として両立するバランスを追及している。
運転席に深く座り、この計器からダッシュボードにかけての力強いワイドさからスポーツカーのフィーリングを得たり、デジタルの表示たちから、日々のドライブをサポートしてもらったりすることが出来る。
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と、いうのが今回のトップ5のインテリアハイライトでした!
今回の動画はこちらです↓。【Porsche Top 5 Series: Interior Highlights of the new 911】
2019年元旦に公開されたポルシェ992のエクステリアにおけるハイライトTOP5の動画はこちら↓。【Porsche Top 5 Series: Exterior Hightlights of the new 911】
その他出典:Christophorus 05/2018