992型のポルシェ911 GT3はこれまでで最も速く、最もアグレッシブなものに
現在、ポルシェ911の開発を手がける責任者であるMr.911ことフランクさん(Frank-Steffen Walliser氏)、今はとにかく新しいポルシェ911 GT3に対してとても力を入れているようです。
今回、オーストラリアのメディアであるWhichCarが新型ポルシェ911 GT3の新情報として記事を掲載されていたので見てみました。
※ここに書いていることは、その記事に書かれていた内容であり、まだ確定情報ではないものも含まれている可能性もあります。
※この記事内に掲載している説明がない写真は後述するスワンネックの参考としてのポルシェ911 RSRの画像です。今まで何度か出てきた新型ポルシェ911 GT3のスパイショット、動画はツイッターにあげています。
ポルシェ992 GT3発表は第1四半期
もともとの予定では、992型である新型ポルシェ911 GT3は、2021年のジュネーブモーターショーにてアンヴェイルされる予定であったといいます。
しかしながら、現在のコロナウイルス感染予防の影響を受け、2021年のジュネーブモーターショーは中止に。うーん、見たかった!
それで、このジュネーブモーターショーのキャンセルにより、新GT3の発表は現時点では暫定的ではあるものの、第1四半期に発表日が予定されているとのことです。
新型ポルシェ911 GT3は軽量化に注力
ポルシェ社内関係者の話によると、新GT3は「少しだけ500馬力以上(368kW以上)になるかな」と言われているようで、それ以上に、新GT3ではとにかくその重量を減らすことに専念されているとのこと。
他にもサスペンションをさらにファームにし、車両のエアロダイナミクスを向上。おお。さらに街中で低速走行時にはガタガタしちゃうのかな(笑)。もう、でもなんでも好きだから大丈夫(誰に言ってる)。
NAエンジンで、トランスミッションはMTとPDK
それで、今までに色々と噂はあったものの、結局のところ新GT3はNAエンジンになるということは確定されており(confirmed) 、マニュアルトランスミッションとPDKの両方のトランスミッションでの開発が平行して行われていることの確認もとれているとのことです。
新型ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージでもMTとPDK
今回の992型GT3においても、羽なしのツーリングパッケージが出されるとされていて(すでにスパイショットも出回っていますね)、海外メディアによれば、ツーリングパッケージでもマニュアルだけではなく、PDKが提供されることになるのでは?と言われています。
リアウィングは吊り下げ式のスワンネック
様々なエアロダイナミクスを試してきているところを目撃(スパイショット)されている新GT3でしたが、最終的なリアウィングの形状についてもついに決まってきたようで、やはりそれは最後の最後に目撃されていた「スワンネック」ウィングになるようです。
ポルシェ911 RSRなどのレースカーに見られるスワンネック状のウィングは、通常の下側からマウントされているウィングとは違い、トップマウントされている、つまりは吊り下げ式という形状。
まだまだここはわからないことではあるようですが、この吊り下げ式のスワンネック・ウィングにすることによって、ポルシェ911 GT3は今まで以上に16%前後のダウンフォースメリットを実現できる可能性があるのではと言われています。
尚、新GT3にはガソリン・パーティキュレート・フィルターが装着されることにより、音についての疑問は残るようです。
スパイ動画ではめちゃめちゃ良い音していましたが^^、その個体にフィルターがついていたかどうかがわからないですよね…。うーむ。
ブレーキについては、新型ポルシェ911ターボSからの、420mmのカーボンローターを利用するのでは?と。
ポルシェにとって2020~2021年はまた忙しい年になりそうですね。ポルシェ911 GTS、パナメーラのフェイスリフト、タイカン・クロスツーリスモ、そしてGT3の発表!
色々と楽しみぃ~。そしてやっぱり、私にとっては…新型ポルシェ911 GT3の発表が最も楽しみです^^
出典:Next-gen 911 GT3 secrets revealed! Race car aero and more variants