ポルシェ911GT3RSの完璧なプロテクションフィルム施工の為に
アメリカはカリフォルニア州にあるPOSHさんというショップが、ポルシェ911 GT3 RSに対して「だいたいではなくて、細部にわたって全面に」プロテクション・フィルムを貼る為に、GT3RSをなかなか豪快に解体するという作業を公開していました。
ポルシェ911 GT3 RSが解体されるところなんて、そう見られるものではないので、見てみたいと思います^^
プロテクションフィルムを完璧に貼る為に、こちらのショップでは、ポルシェ911 GT3RSをここまでバラしてから作業をしたようです↓

エクステリア(外装)のいくつかのパーツをはずさない限り、プロテクションフィルムを貼る為にエッジなどにアクセスできないエリアがあるという理由からの解体。
それで、あえてこのようにいくつかのエクステリアパーツをとりはずし、プロテクションフィルムを「だいたい全部」ではなく「本当にボディ全体の全部に」施工されたようです。
まずはGT3RSのリアの大きなウィングの取り外しから。

固定されているT25スクリューをはずすことで、ウィングのエンドプレート(ウィングの左右にちょこんとついている黒い部分)をはずし、

そのあとプレートを分離、あとはウィング自体はT30スクリューで固定されているので、それをはずせばOKとのこと。


ウィングが取り外されたら、続いてはテールライト。
テールライトはT25のみで取り付けられているとのことで、本当に、たった2つのT25で取り付けられているだけでした。意外にシンプル。

これらを取り外したら、ライトにつながる配線を外し、テールライトの取り外しは完了。

続いて、エアインテーク部分を取り外します(これは特にネジで固定されていたりするわけではないので、手でひっぱり抜くことが出来てしまう…!)。

続いては、エンジンカバー上部にある黒い部分の取り外し。7つのT25で固定されています。

さらには、その下にある黒いあみあみの、さらに下の部分も。

ここは11個のT25で固定されています。

続いては、あみあみも取っちゃう。

フロントに行って、トランクの内側のフードトリム部分を取り外します。

トランク周りのサイドの黒い部分もとっちゃって(引っ張るだけで取れてる)

フロントの黒いところも取っちゃう。

フロントリップは16個のT27で固定されているので、それを取り外してリップもはずします。

ボルトを取り外したら、あとはガコンって引っ張りとっていました。
こういうの、わかっていないと怖くて引っ張れないですよね…(まあ、一般的には自分でやらないか^^)。

ウィンカーも引っ張ってとりはずし、ライトがつながっているコードを抜きます。

このフェンダールーバーも撤去するために、まずは…

タイヤが入るところの内側の部分を取り外します。

その内側部分をとりはずしたら、タイヤハウスの前部分につけられている黒い部分がとりはずせるようになるので、そこもT25をはずして取っちゃう。

ヘッドライトウォッシャーも取っちゃって…

最後には何やら細いツールを使ってから…

フロントバンパーを取り外しました。

続いては、ヘッドライトも取るのですが、ヘッドライトは手前にスライドさせるとぱかっと取れるとのこと。
ははぁ~、そうなのですね…って、これ、学んでも私には活用する場面はありませんけど(笑)。

最後には、さきほどタイヤハウスの内側を撤去したことによって、取れるようになったフロントのルーバーを下からはずして、解体終了。

これだけの解体をして、彼としては初めて「色々なところのエッジが出されたから、すべてに、綺麗にプロテクションフィルムを貼ることが出来る」となるようです。プロフェッショナル度、高い!
もちろん、解体するからには元通りにちゃんと直せる腕があるからなわけで、技術があって、かつ、ここまで細部にわたりこだわってくれるショップって凄いな~と思いました。
私は今回、何よりもとにかく、色々なGT3RSのパーツが、どう固定されていて、どうとれるのかを見ることが出来たのが、なんとも興味深かったです^^
でもやっぱり、自分の911がバラされている姿は見るに堪えないので、こういう構造には興味はあるのに、(特に自分の車では)やっぱりあまり見たくないという矛盾も(笑)。うーん。
ポルシェ911 GT3RS解体動画
こちらが一連の動画です↓
さらには、このあとこのGT3RSにプロテクションフィルムを貼る作業の動画もあるので、こちらもよろしければどうぞ~^^
出典:Porsche 911 GT3 RS Completely Disassembled for Detail Job
