イギリスにあるTopazDetailingさんが今回改造されたポルシェ911 GT2RSが凄かったので、少し長い動画(約23分:このページの最後にリンクがあります)でしたが思わず見てしまいました。
ポルシェ911 GT2 RSのボディカラーや内装といったデザイン的なところを変更するというプロジェクトなのですが、これがもうかなり本格的で凄いのです。
もともとのポルシェ911 GT2RSはGTシルバーに、ホイールもこのような感じの色合いのもの。
それを、完全にまずはポルシェを解体するかのごとくバラしていって、変えていきます。
これだけポルシェをバラバラにしてしまってペイント等するとは、本当に本格的すぎる…。
ちなみに、これだけ丁寧な作業でのポルシェ911 GT2 RS改造はお値段もびっくりの1千万越え。
一千万って…もともとのポルシェ911 GT2 RS代はもちろん別ですよ!そこに、新たにカスタムでボディカラーと内装を変更するだけでのお値段です。
まずはすべてが解体され、外部のパネルたちは新しいカラーにカラーリングされる為に綺麗にサンディングされます。
とっても丁寧に細かい箇所まですべてサンディング。
今回のリペイントはホイールもボディカラーと同色に塗られるので、ホイールにも処理が施されます。
うーん、むき出し状態。
なかなかこういう状態のポルシェ911 GT2 RSを見ることが出来る機会もないので新鮮といえば新鮮?
リアのガラス等もすべてとりはずされての作業。
いや、もうバラバラすぎてすでにポルシェ911かどうかもわからなくなってる~(笑)。
ボディカラーはVerde British green
今回、新たに塗装されるボディカラーはこの深い緑。これ、実はフェラーリのカラーだそうです。なるほど、だから最初からポルシェでは施工できなかったということなのね。
というのも、この車のオーナーさんはロールスロイス・カリナンとフェラーリ488ピスタを所有されているとのことで、それらがこのフェラーリのグリーンカラーなのだそうです。
今回、ポルシェ911 GT2 RSもそれとお揃いカラーにしたいという想いから、今回のカスタマイズに至ったということ。
完璧なフェラーリカラーが出来たら、塗装開始。
こちらのフェラーリカラーは『Verde British green』。
とにかく丁寧に細部にまでペイントをしていきます。
すべての塗装が終わったら、続いては…
クリアコートをかけていきます。
さらにサンディング。
いくつかの研磨段階を経て、とにかくどんどん磨かれていきます。
細かいところも、小さめのパーツを使って磨かれる。
そして今回はホイールもボディカラーと同色にペイントされたので、こちらもしっかり磨かれていきます。
続いては、マイクロファイバーで磨かれるポルシェ911 GT2 RS。
これもう、確実にぴかぴかコース。
ボディカラーはこのように解体された状態で細部まで綺麗にペイントされていたわけですが、その間にインテリア(内装)もかなりの変化を遂げていました。
インテリアについてはドイツにまでパーツが送られ、ポルシェクラシックのスペシャリストによってカスタマイズされれたのだとか。
凄すぎるこだわり…!
ドイツから仕上がってきたフルレザーのパーツをインストール。
この三角表示板を格納するところまでレザーで綺麗に作られていました。
ドアシルなども元に戻されます。
こちらの内装、ほとんど可能なところはすべてレザーとなっているそうです。
そしてこのレザーのカラーもフェラーリのものだそう。
ペイントされたホイールも戻されます。
ここまできたら、最後にはプロテクションフィルムの施工へ。
とにかく丁寧に、細部にわたって綺麗にプロテクションフィルムが貼られていきます。
ドアのスマイリー部分も綺麗に塗装され、つるんつるん。
車のサイドに何やらデカール?
おお。この深い緑色のボディカラーに、ほぼ目立たないように黒で描かれた「GT2RS PL」の文字。控えめなところが素敵。
そしてこの「PL」というのは、この車のオーナー様のイニシャル^^
ここまでの作業が終わり、ついに完成です。
完成されたポルシェ911 GT2 RSはとても美しいものでした。
内装は本当に可能なかぎりレザー仕様。
ここまでレザーになっているのはなかなかないと思います。
シートもこのようにグリーンのアクセント入り。
とにかくこだわりが凄いです。
驚きのロールケージまでもがレザー張り。
かつ、こちらのヘッドレストにある刺繍も特注。※通常はコースの絵が白ではなかったりする。
トランクの中を見てみても、凄い。
とにかくすべてがレザー。
ついでに言うと、車のキーまでもが同じレザーで張られています^^
さすがカスタマイズ1,000万円レベル…。
シリアル番号的な?「One of One」のエンボスも。これはそう、この個体が『唯一のもの』ということを表しています。
ホイールもフェラーリカラーにペイントされ、何気にこのキャリパーの色もフェラーリカラーなのだそう。
オーナー様はとにかく所有されているフェラーリ488ピスタのカラーとポルシェ911 GT2 RSのカラーをまったく同じにしたかったそうで、これはもう大満足の出来上がりでしょうね~^^
もともとはGTシルバーであった、こちらのGT2 RS。
最終的にはこのように綺麗にフェラーリカラーになりました。
カラーが変わるだけで、車そのものの印象もかなり変わります。
今回、ホイールまでもがボディカラーと同じなので、とてもまとまっている1つの塊のように見える。
タイヤはミシュランのパイロットスポーツカップ2R。
エンジンルームのフード裏側はフォージドカーボンみたいに見えるけど、どうなのかな?ここに関しては特に説明はありませんでした。
では、改めて見てみますが、最初はこのように完全にバラされた状態から始まったポルシェ911 GT2 RS。
それがペイントされ、プロテクションフィルムが貼られ…
完全に新しい車となって生まれ変わりました~。
GTシルバーのポルシェ911とはイメージが全く違いますね。
このあと、このお車はさらにマンタイレーシングに送られてチューニングされるそうです。すごい~。
とりあえず、オーナー様は他に所有されているフェラーリ488ピスタとまったく同じカラー仕様になったポルシェ911 GT2 RSに大満足なのではないかと思います。
カッコイイ!
こちらが動画となります↓