フルEV80%には「何年もかかる」かも、と
2024年7月22日にポルシェAGが「電気自動車への移行は予想よりも時間がかかると予測している」と語られたという報道。
ポルシェは2030年までに新車販売の80%をフル電気自動車にするということを目標にされているというのが現状であり、それは今も変わっていません。
しかしながら現在のポルシェはこの目標に対し、目標達成については「顧客の需要と電気自動車部門の発展による」としており、これらに問題なければ80%の目標を達成できる可能性があると述べるだけにとどめ始められたようです。
ポルシェAGいわく「電気自動車への移行は5年前に考えていたよりも時間がかかっている」と。
メルセデスやルノーなどの自動車メーカー幹部も今後10年間のフル電気自動車の販売目標を設定していたもののその目標はあまりにも野心的すぎると警告しているとあるし、ポルシェとしても実際にここ最近のEV車販売が低迷中。
現時点でポルシェが言われたのは『私達のダブル・ストラテジーは今まで以上に重要になっている』と。
ダブル・ストラテジーとは何か…といえば、それはもう内燃機関モデルとフル電気自動車の両方における戦略(ストラテジー)。
2030年までに80%をフル電気自動車、718を完全EV化、マカンもEV化、新たに出すSUVもフル電気(K1)…とか色々ありますが、この今まで以上に重要になってきているダブル・ストラテジーにポルシェが目を向け色々と変更していかざるをえない日は近いのかもしれません。
内燃機関モデルの継続が続くのであれば、それはただ単に私にとっては嬉しいことなのでウェルカムですが~^^
出典:
◆Porsche waters down EV ambitions, says transition will take 'years'
◆Porsche Is Rolling Back Its EV Sales Goal
◆Porsche scales back 80% EV goal by 2030 amid falling sales, shifting market
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