先月、フォルクスワーゲンがドイツ国内の工場閉鎖を検討されているということを書いていました。
参照記事:フォルクスワーゲンがドイツ国内工場閉鎖を検討、ポルシェ718の生産工場も含まれる可能性
その時はまだ「Dresden(ドレスデン)かOsnabruck(オスナブリュック)」のどちらかの工場を検討しているらしいというニュースとなっていたのですが、今回改めて閉鎖というニュースではないもののポルシェがOsnabruck(オスナブリュック)の工場とは2026年以降は生産契約を結ばない決定をしたとの報道。
Osnabruckでは(ポルシェの場合)718ボクスターとケイマンの生産がされていたわけですが、それらの生産は今後ツッフェンハウゼンのメイン工場に移転する計画とのこと。
EVの需要が予想よりも鈍いこともありツッフェンハウゼン工場での生産だけで十分やっていけると考えられているようです。っていうかそもそもOsnabruckでEV718の生産って出来るのかな?出来ないならどちらにしても継続は無理なような。
Osnabruck工場はかつてはVWカルマンギアを生産していた歴史ある工場だそうなのですが、年間10万台の生産能力を持っているにもかかわらず昨年はたったの2.8万台しか生産していなかったとのことで、今後ポルシェの718の生産もなくなってしまうのは工場にとって死活問題。
718ボクスター/ケイマンのOsnabruckからの移転は2026年のイースター(4月)までにするとのことです。
出典:
◆Porsche Halts Cayman and Boxster Production at Osnabrück Plant
◆German VW plant may not have a model to produce from 2026
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