売上高利益率を17%から15%に下方修正
ポルシェは今年の売上高利益率を17%から15%に引き下げると予測。さらには中国での需要低迷にも苦しんでいるポルシェは売上高と電気自動車販売比率の予測も引き下げることに。
この業績見通しの下方修正の1番の理由としてはアルミ部品の不足によって、一部モデルの生産停止を余儀なくされる可能性があるからとのこと。
2024年7月23日にポルシェが発表したこのアルミ部品の供給不足というものは、ヨーロッパの主要サプライヤーの生産施設の浸水によるものとのことですが、そのサプライヤーがどこかまでの発表はされず。
ポルシェの生産も数週間に渡り停止する可能性
浸水によって供給不足となるアルミ部品は、ポルシェの全車両に使用されているアルミニウム部品に影響を及ぼすそうで、生産は数週間に渡り影響を受ける可能性もあるとのこと。
今、ちょうどこれからお車が生産に入るかどうかという方々は悶々としちゃいますね…って、私もばっちり対象になるか(笑)。
この下方修正発表を受け、ポルシェの株価はフランクフルトで一時7.7%下落、これは2022年9月の取引開始以来最大の日中取引での下落とのこと。
ポルシェいわく、今回の問題で下半期に少なくとも1万台の生産が出来なくなるだろうとのことです。
また今回の件についてポルシェのサプライヤーは『force majeure/フォース・マジュール (不可抗力による契約責任の免除)』を宣言されたとのこと。
そもそもの浸水の原因がここ数週間でヨーロッパのいくつかの国が大規模な洪水に見舞われていること(自然災害)からだと思われます。
ポルシェは2024年7月24日(ドイツ時間)に2024年半期決算を発表する予定。
出典:Porsche Warns on Profit as Supply Chain Hit Slows Production
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