内燃機関搭載の718ケイマン・ボクスターの生産終了についてポルシェ役員が回答
ポルシェのケイマンとボクスターは今後すべてフル電気自動車になると言われていて、現在販売されているガソリンエンジンのケイマンとボクスターたちがいったいいつまで存続するのかが色々と話されてきていました。
ここまでの時点ではICEの718ケイマン・ボクスターは『2025年10月』に生産終了と言われていたわけですが、それがここにきてポルシェの取締役が発言したので確定したという感じ。
今回の情報はドイツのメディア「Automobilwoche」に掲載されたポルシェ取締役のAlbrecht Reimold氏のインタビューからのものとなります。
ICE 718ケイマン・718ボクスターは2025年中に生産終了
彼いわく、ICEの718ケイマンと718ボクスターは『2025年中に終了し、EVモデルも2025年中の同時期かその前後に発表される予定』とのこと。
今回『sometime in 2025 (2025年のいつか)』と言われていることから、前回ディーラー内部情報としてリークされていた「2025年10月」がそのまま正しいのかもしれませんし、もう少し前後した「2025年のうちいつか」なのかはわからず。
Albrecht Reimold氏は同じインタビュー内で「高級車メーカーである私たちにとって、販売台数だけがベンチマークではない」と言われているとも。
確かにポルシェの場合、色々な意味を持って出される車たちもいっぱいあるわけで、それぞれの販売台数だけにこだわらないというのはわかりますが、ケイマン/ボクスターというモデルにおいてはやっぱり少しは販売台数も気にしそうなものですが、どうなのでしょう^^
ICEマカンは2026年末に生産終了
あとはICEマカンについてはプラットフォームはそのサイクルの終わりに達したとのことで、2026年末に生産終了となる見込みとのこと。
EV需要全体が落ち込んでいるといわれているわけですが、ポルシェとしてはサステナビリティの計画を推進するためにマカンのフル電気自動車バージョンに注力するそう。
そしてここでもAlbrecht Reimold氏は「EVマカンの成功を1つの数字で定義するつもりはない」と言われたそうで、う、うん、色々な定義で成功ははかれますよね、もちろん。
ちなみに欧州市場向けの718とマカンのICEバージョンの生産はすでに生産が停まっている状況です(サイバーセキュリティ規制の理由による)。
ガソリン車の718ケイマン、718ボクスターが欲しい方は、現時点で何が購入可能なのかわかりませんが今後生産終了までの間にまだ買えるものが出てくるのであれば今のうちに購入された方が良いかもしれません^^
まだ少し時間はありますが、ICEマカンも!
出典:
◆Porsche confirms EV timeline and the end of combustion Macan and 718 lines
◆Porsche Confirms the End of Gas-Powered Boxster, Cayman
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