Porsche DesignとAnanda Developmentによるポルシェデザインタワー
ポルシェデザインは過去にもアメリカはマイアミ、そしてドイツのシュトゥットガルトに高級不動産開発を行っていて、今回の物件がアジアでは初となる世界3番目のポルシェデザインによる不動産物件。
タイの大手不動産開発会社であるアナンダ・デベロップメントとコラボし『ポルシェデザインタワー・バンコク』を建設。
こちら、タイの首都で最も格式が高い住所の1つ(Sukhumvit 38)に建てられた高級マンションとのことです。
525~1,135平米の22棟のデュプレックスおよびクアッドプレックス『スカイヴィラ』を特徴とし、平均価格帯は1,500万ドル(約21.6億円)から最高4,000万ドル(約57.8億円)。
なかなかの高さ!
といっても世界にはこのくらいの価格帯のマンションは結構あるわけですが、それでもなんというかタイのバンコクにあることには驚きですが、何にしても凄いな~。
まだこちらの建設は始まっておらず、建設スタートは来年。そして完成予定は2028年末。
ポルシェいわく、東南アジアというのは今ポルシェにとってますます重要になってきている地域とのことで、そこの一部であるバンコクにこのような富裕層向けマンションを建てることが出来ることを楽しみにされているようです。
ポルシェがアジアに目を向けているという事実はは今年1月にシンガポールで新型EVマカンが世界初公開されたことでも納得です。
こちらの物件は「機能を最適化しながら妥協することなくフォルムを必要最低限に抑える」というF.A.ポルシェ氏の設計哲学に基づいているそう。
建築におけるハイライト、そしてユニークな特徴
ポルシェデザインタワーバンコクの特徴は『パッションスペースの統合』。
これは居住者が厳選した車コレクションを保管するための究極の高級ガレージを指しているようです。
個人の好みにあわせ完全にカスタマイズできる特別なスペースとのことで、これが居住者にプライベートな聖域を提供…高級なエリアの中心部にそびえたつプライベートガレージとなり、社交の場や特別なイベントのための場として機能するだけでなく、さまざまな趣味を楽しむ為の場所としても機能すると。
建物中央にある車用の螺旋状のアクセスランプである『The Loop (ザ・ループ』はパッションスペースに直接つながるもの。
高層ビルのファサードはスイッチ1つで空間を変換できるようにすることで最高の機能性を実現。ポルシェ911タルガのルーフメカニズムである『Kinetic Move』と、そのハイブリッドな使いやすさからインスピレーションを得たファザードは完全自動化テラス・ドアシステムを備え居住者に屋外と屋内の生活をシームレスに融合。
もう1つの特徴としては『Xフレーム』と呼ばれれる露出している台座構造。
この形状はポルシェのミッションRコンセプトカーとその外骨格構造のデザインからヒントを得ているとのこと。
高さ95メートル、21階建てのタワー最上部は『The Crown (ザ・クラウン)』で飾られていて、これはポルシェの象徴的な照明デザインにインスピレーションを得たライトシグネチャーで、バンコクのスカイラインのランドマークとなる…って。
内部においては高級素材と高級家具が極上の生活体験を高め、特別設計された技術にインスパイアされた豪華なキッチンにはハンズフリーで動く電動引き出しとキャビネットドア、カスタマイズ家電、最高級の耐久性ある木製キッチンファザードなどなど。
マンションには25メートルプール、フィットネスセンター、スパ、ソーシャルラウンジ、ビジネスラウンジも完備。
まだそこまで詳細は出ていませんが、ご興味ある方はこちらが物件の公式サイトとなっているようです:pdtowerbangkok.com.
出典:(公式)Porsche Design and Ananda Development debut Asia's first Porsche Design Tower in Bangkok