ブラチスラバにあるフォルクスワーゲンのマルチブランド拠点での製造
2019年にポルシェのフルEVモデルとしてタイカンが発表されて以来、それに続いて今後フルEVマカン、フルEV718、そしてフルEVカイエンが登場することがすでにポルシェから正式に発表されています。
さらにまだモデル名や詳細の発表はされていないものの、ポルシェ社内で『K1』というコードネームで呼ばれているという、カイエンよりも上位に位置づくフルEVのSUVも出てくるということが発表されていて、このK1はライプツィヒのポルシェ工場にて生産されることも決定済み。
ここでいったん、カイエンについて振り返ってみたいと思います。
カイエンは20年以上にわたりポルシェのスポーティーなSUVモデルとしての地位を確立。ポルシェの中でも非常に成功しているモデルとなっています。
2022年には全世界で年間95,604台のカイエンがデリバリーされ、これはすべてのポルシェモデルラインナップの中でも最高の記録となるもの。
そんなカイエンは2002年に生産が開始されてから、スロバキアはブラチスラバにある工場と密接な関係があったとのこと。
最初のうちは塗装されたボディがブラチスラバ工場からライプツィヒ工場へと送られていたという生産の流れだったそうですが、それが第3世代カイエンになるとカイエンの生産自体がすべてブラチスラバへと移されたとのこと。
それが2017年のこと。
それ以来、カイエンは燃焼エンジンとプラグインハイブリッドの両方のモデル共にブラチスラバ工場での生産となっているとのことです。
よってその流れのまま、今後発表される予定の第4世代となるフルEVのカイエンもこのブラチスラバ工場における最初のフルSUVとして生産がされることになることが決定。
ブラチスラバ工場は現在、大幅にアップグレードされる予定の新型カイエンの量産開始に向けて準備をされているとのことです^^
出典:
◆(公式)Fourth generation of the Cayenne also to be built in Bratislava
◆(公式)Testing of the new Porsche Cayenne reaches the home straight
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◆2022年のポルシェまとめ:アニュアルレポート2023