ル・マンにインスパイアされたサーキットと19台のビンテージスロットカー
これは凄い。
ポルシェ917のレプリカらしきものがオークションに出されたという記事をちらっと横目で見た時には、精巧に作られたモックなのかなと思っていました。
でもよくよく見てみると、そんなものではありませんでした。
なーんとこのポルシェ917、ぱかっと開くのです。
ぱかっと開くと言われても「え?」ですよね(笑)。
私も「え?」でした。
でもこのポルシェ917はぱかっと開いちゃうし、中にはサーキットが仕込まれているのです。
サルト・サーキット/ル・マン24時間にインスパイアされたサーキットが車内に作られているのです。車内という言い方が正しいのかは微妙ですが(笑)。
中に設置されているサーキットは約3.9mx1.8mというサイズだそうで、その見た目はル・マンの再現っぽく作られているものの、実際の形状はS字カーブを描く鈴鹿サーキットのショートトラックに似ていると言われています。
サーキット表面はハンドペイントだそうで、非常に愛情をこめてディテールにこだわられている作品になっているとのこと。
サーキットにある色々なブランド看板も再現。
19台のスロットカーも含まれているそうで、実際にこのサーキットを走らせることが出来ます。
GT40、フェラーリ512コーダルンガ、Lola T70、ポルシェ917など。
このサーキットが収められているモックのポルシェ917本体は複合素材で作られたもので、リアにはエキゾーストパイプとミッションケース。
何気にちらっと見えている樹木たちが可愛い^^
ブレーキやヘッドライトも作動するそうです。
車体をぱかっと開けるためにはボタンを押すだけ。電動でボディが開くとのこと。それはなかなか凄いですね。
なんともステキな作品のこちら、オークションにかけられたものなのですがその落札価格は205,000ドル、日本円にして約2,700万円。
なかなかの金額ですが、でもこれは凄いなと思うので置き場所があるのであれば所有したいと思われる方がいるのも納得です^^
こちらが実際に917が電動で開いていく様子や、サーキットをスロットカーが走っているところなどを見ることが出来る動画となります(4:43)↓
出典:This Porsche 917 Isn’t What It Seems – It’s a Hidden Slot Car Racetrack Worth $205K
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