ポルシェ幹部は対象外、VW幹部のポルシェ社用車がなくなる
どうやら今まではフォルクスワーゲンの上級幹部の皆さまには社用車としてポルシェなどが与えられていたよう(トップマネージメントの皆さまには本人が希望する2台が社用車として届けられていた)なのですが、今後その「社用車ポルシェ」がグループ全体のコスト削減策の一環としてなくなるとのこと。
VW広報担当もこの事実をドイツの新聞ビルト紙(Bild)に対して認められたそうで『コスト最適化のため、ポルシェの社用車を注文することは出来なくなりました』との返答。
報道によると、今回のポルシェ社用車なしという決定はヴォルフスブルクのVWグループの上級従業員200名以上に影響を与えるとのことで、それによって節約できることになる金額は年間数百万ドルになる可能性。
ちなみに、ポルシェの役員(VWトップも兼任するオリバー・ブルーメ氏も含む)は、引き続きポルシェを社用車として利用する特権を保持するとのことです。
ポルシェの役員なのですから、自社の車を実際に体験して知ることも重要ですし、ポルシェのブランドを体感することは仕事の一環ともいえるかと思いますのでこれには納得。
社用車としてポルシェが支給されなくなるという通知を受け取った管理職の皆さまはこの決断に結構な不満を持たれたようで、ビルト紙によるとこのポルシェ禁止に対する訴訟がブラウンシュヴァイク(Braunschweig)労働裁判所に起こされているらしいとのこと。
VWとしては「本当にポルシェに乗りたいと考えているVWのトップ経営陣たちは個人的にポルシェを買う余裕もある」といわれているそうで…。
出典:
◆VW Takes Away Execs’ Porsche Company Cars To Cut Costs
◆Porsche-Verbot für VW-Manager