新たに後輪駆動のポルシェマカンが登場
2024年1月25日に発表されていたフル電気自動車であるEVマカンの
- EVマカン4
- EVマカンターボ
に続いて、2024年7月16日に新たに
- EVマカン
- EVマカン4S
がラインアップに追加されたことが発表されました^^
すでに日本でも2024年7月17日より予約受注が始まっています。
新型EVマカン国内価格
モデル | ハンドル | 本体価格(税込) |
---|---|---|
マカン | 右 | 998万円 |
マカン4 | 右 | 1,045万円 |
マカン4S | 右 | 1,196万円 |
マカンターボ | 右 | 1,525万円 |
今回追加されたベースモデルとなる新型EVマカンは後輪駆動で主に高効率と航続距離に重点を置き、新型マカン4Sはマカンのラインアップの上位パフォーマンスレンジに位置づけられ、マカン4とマカンターボの間のギャップを埋めるモデルとのことです。
発表されたエントリーモデルのEVマカンとEVマカン4Sについて発表された内容を見ていきたいと思います:
EVマカン:100kWhバッテリーと高効率パワーエレクトロニクス
- エントリーモデルであるEVマカンも100 kWhの高電圧バッテリーからエネルギーを得る
- 駆動力は、直径210mm、有効長200mm、出力250kW(340PS)のマカン4に使用されているリアアクスルモーターによってのみ提供される
- 電気モーターには、高効率半導体材料であるシリコンカーバイド(SiC)を使用して効率を高める480アンペアのパルスインバータ(PWR)があり、これによりPWRのスイッチング損失が大幅に削減、スイッチング周波数が向上
- ローンチコントロールと組み合わせると、マカンは最大265kW(360PS)のオーバーブーストパワーを生み出し、最大トルクは563Nm
- 0-100km/hは5.7秒
- 最高速度は220km/h
- 全輪駆動ではなくなったことで、マカンはマカン4よりも110kg軽量化
- 駆動に必要な電力も少なくなり、WLTP の総合航続距離は最大641 km(EU仕様)に
EVマカン4S:強力な電動モーターとPASMが標準装備
- マカン4とマカンターボと同様、マカン4Sには電子制御のポルシェトラクションマネジメント(ePTM)システムが搭載され、従来の全輪駆動システムよりも約5倍速く前輪と後輪の間で駆動力を分配
- マカン4Sには新しいリアアクスルモーターと強力な600アンペアのSiCパルスインバーターを搭載
- 電動モーターの直径は230mm、有効長は150mm
- マカン4および マカンターボにも使用されているフロントアクスルモーターと組み合わせると、システム出力は330kW(448PS)、短時間のパワーオーバーブーストで最大380kW(516PS)に
- ローンチコントロール使用で、最大トルクは820Nm
- ローンチコントロール使用で、マカン4Sの0-100km/hは4.1秒
- 最高速度は240km/h
- WLTPの総合航続距離は最大606km(EU仕様)
- マカン4Sには、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)が標準装備
- レベリングシステムと高さ調整機能を備えたアダプティブエアサスペンション、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)、およびリアアクスルステアリングによりシャーシをさらに最適化してパフォーマンスと快適性を高めることが可能に
- 2つの新しいモデルは、航続距離を最適化した空力特性(cw=0.25)を備えた進歩的で時代を超越したデザインなど、第2世代へと生まれ変わったマカンのすべての品質を備える
- プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)の800ボルトアーキテクチャにより最大270kWのDC充電容量が可能に
- 高電圧バッテリーは適切な急速充電ステーションで約21分内に10%から80%まで充電可能
新しいカラー、ホイール、オフロードデザインパッケージ
- 新しい外装色『スレートグレーネオ』がすべてのマカンモデルで利用可能になった
- 20インチのマカンSホイールがホイールポートフォリオに追加された
- すべてのモデルでオプションとして新しいオフロードデザインパッケージも用意され、マカンの日常的な使い勝手がさらに向上
- 荒れた未舗装道路や特に急な上り坂や下り坂もこれまでよりもさらに楽に乗りこなすことが出来る
- フロントバンパーの形状が変更されたことにより、モデルによってはアプローチアングルが最大17.4度まで増加(エアサスペンションが最も高いレベルにある場合)
- アダプティブエアサスペンションと組み合わせると、オフロードデザインパッケージの最低地上高は 標準設定より10mm高い195mm
- オフロードデザインパッケージでは以下の2色を提供:
- Vesuvius Grey:ベスビウスグレー
- 外装色
- オフロードデザインパッケージによって上記の色で塗装されるのは以下のパーツ:
- フロントバンパー
- サイドスカート
- ディフューザーパネル
- ルーフレール
- ベスビウスグレーの21インチオフロードデザインホイールも用意
- 車両の外装色でオフロードデザインパッケージを選択した場合はサイドブレードも同じ色で塗装される
- ルーフレールは以下の3色から選択可能:
- ブラック
- シルバー
- ターボナイト(ターボのみ)
- マカン、マカン4、マカン4S でベスビウスグレーのインレイを備えたオフロードフロントバンパー(別オプション)を装着した場合、オフロードデザインパッケージと同様にアプローチアングルが拡大する
新しいデザインと新機能を備えたポルシェ・ドライバーエクスペリエンス
- EV化に伴い、EVマカンには新しいディスプレイとコントロールシステムを導入
- ポルシェドライバーエクスペリエンスはデジタルとアナログの要素を組み合わせたもの
- これには以下が含まれる:
- 12.6インチの曲面ディスプレイを備えた計器クラスター
- 10.9インチの助手席ディスプレイ
- 拡張現実技術を備えたヘッドアップディスプレイ
- コミュニケーションライトを備えたアンビエント照明
- すべてのマカンモデルのスクリーンデザインを再び完全にアップグレード
- 感情的なウェルカムアニメーション、最新の外観、そしてディスプレイの背景色と周囲の照明を外装色に合わせて調整できる新しいテーマアプリが12色から選択可能になった
2024年1月25日に発表されたマカン4とマカンターボについてはこちらから:ポルシェのフル電動SUV:新型EVマカン発表
出典:
◆(公式)Porsche doubles the size of the model range for the all-electric Macan
◆(公式)新型マカンの予約受注を開始
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