2025年4月にアメリカは南カリフォルニア(コスタメサ)にて第3回目となる『Air|Water』というイベントが開催されました。
1,000台以上の車が参加されたというMobile1主催の大きなイベント。
Air|Waterというイベント名からもわかる通り、空冷|水冷…つまりはポルシェにまつわるフェスティバルで、イベントの目的はポルシェの世界に興味があるすべての人にポルシェをより深く知る機会を提供することだそう。
今回このイベントにも展示されていた、とあるポルシェ911が気になったので今回はそのお車のことを。
それがこちら。いわゆるリアルな車をマンガ調にしてしまうというアートです↓

こちらはカリフォルニア育ちの小さいころから車が好きだったというアーティストのジョシュア・バイデス(Joshua Vides)氏の作品です。
※ここからは彼の作品が出来上がる工程の写真を挟んでいきたいと思います^^


彼の人生を変え視野を広げることとなったキッカケは映画『ワイルドスピード』であったそうで、12歳の時に初めてこの映画を見た彼は「OMG、自分の車の下にライトをつけられたりするの??」と思ったのだとか。

たったその「車の下にライトをつける」というだけでも、今まで「車とはこういうものだ」と普通に見ていた彼にとっては発想の視野がバッと広がった瞬間だったのかと思います。

彼の現在のこのマンガ調のアートは本当に頭(脳)を混乱させます。
実車とわかっているのにリアリティがなく感じられるし、これが動き始めるとさらに混乱しちゃう。

彼はこの技法を「現実からアイデアへ (Reality to Idea/ RTI)」と呼ばれているそうで、彼が何年もかけて作り上げてきたスタイルの集大成。「すべてを元のスケッチに戻すのです」と。

こうして出来上がった作品は、もともとは実車なわけですから窓とライト部分のラッピングを切り取ってはがせば普通に普段の生活で運転することも可能だそう。
アート作品として展示されている車を見るだけでも頭が混乱してしまうというのに、実際にこのポルシェが走ってきたらそれこそもうビックリすぎちゃうだろうな。

こちらが実際に車を動かしているところですが、やっぱり見ていて変な感じすぎる^^!
出典:
◆Artist Joshua Vides's Wraps Turn Real Cars into Comic Strips
◆(公式)Air|Water puts down Californian roots