2023年7月25日に火災が発生した3,783台の車を輸送していた船フリーマントル・ハイウェイ(Fremantle Highway)ですが、なんとか沈没することなく鎮火され今はオランダの港に到着することが出来ているとのこと。
船に積まれていた3,783台の車のうち「4ケタ台前半の数」がBMWとその子会社によって製造されたものだと報じられています。
これにはBMW、Mini、そしてロールスロイスが含まれている可能性があるとのこと。
そして以前にも報じられた通り、メルセデスが350台ほど。
ドイツの新聞Bildによると、船に載せられていたうち約800台の車がまだ無傷のままであるとのことで、そうだとしたらそれだけでも本当に良かったです。
もちろん、亡くなっている方もいらっしゃるわけですし、燃えてしまったお車もいっぱいあるわけですが、それでも船が沈没してしまわずに鎮火され800台でも残されたお車があったことはなによりだと思います。
この船に載せられていた電気自動車は498台だったそうで、まだ火災の原因は不明ではあるものの、音声記録には電気自動車のバッテリーから発火、電気自動車が爆発もしたようだという内容が録音されていたとのこと(ただし、その内容もその発言をした人の憶測である可能性もある為まだ真相は定かではない)。
船が沈没せずに残されたことで火災の原因もわかるかもしれないので、そういうことから今後の対策にもつながっていくことを願います。
火災は上甲板から発生し、救助の専門家たちによると船体の甲板のうち4甲板は比較的損傷がなかったものの、8甲板の一部が火災により崩壊したとのこと。
また、船をオランダの港に到着させることが出来たことにより、ワッデン海とワッデン諸島が汚染に見舞われないことが保証されるとのことです。
出典:
◆Cargo Ship That Caught Fire Is Carrying Some Rolls-Royces
◆Fremantle Highway: Disaster averted as burnt car carrier reaches port
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